🎬『喜劇・女の泣きどころ』瀬川昌治監督/92分/1975年
女旅役者で女剣戟の座長格の駒太夫(太地喜和子)と座員の竜子(中川梨絵)は、同じ日に自殺未遂を起こした。
消防士の藤井(湯原昌幸)が救急車で駆けつけた時には、役者仲間の弥生(潤ますみ)の適切な処置で二人とも一命をとりとめていた。
二人の自殺未遂の原因は一座の浪曲師の天光軒満月(坂上二郎)に捨てられたのだった。
一年後、駒太夫とモンローこと竜子は、レスビアンコンビの売れっ子ストリッパーになっていた。
一方、藤井は夢をふくらませて消防の退職金を懐に大阪へ向かった。ところがひょんな事から、公然ワイセツ物陳列罪で警察に留置されている駒太夫とモンローの身元引受人にされてしまい、その上、保釈金も支払わされてしまった。
腹の虫がおさまらない藤井は、二人に、お座敷ストリップからヌードモデルまであらゆる仕事を強制したが、駒太夫が昔の男・村上の後を追って消えてしまったので、ご破算となった。
しかし、藤井の商売上手は着実にモンローとの生活を安定させ、二人でアパート暮しもできるまでになったが……。

春の陽気に誘われて岐阜へ。
お目当ては太地喜和子とミヤコ蝶々さんだったが、竜子役を演じた中川梨絵さんに釘付けになった。
奔放で大酒呑みの大地とは正反対の純情で素直な女をやっていたが、黒々とした大きな瞳の潤んだ様子が良かった。
名前も知らない女優さんで調べてみたら69歳で亡くなられていた。ご存命ならミッキーより二つ上の方。ポルノで活躍なさっていたと知った。
映画もよかったけど、この女優さんに出会えて嬉しくなった。