1941(昭和16)年4月、真珠湾攻撃の8カ月前。官僚・軍・民間から選りすぐられた若きエリートたちが、内閣総理大臣の直轄機関「総力戦研究所」に招集された。
彼らに与えられた任務は、「模擬内閣」を結成して日米が開戦した場合の戦局を予測してそ結果を内閣に報告すること。
総理大臣に指名された宇治田(池松壮亮)を始めとするメンバーたちは、国家機密レベルのデータを駆使した激烈な議論の末、「日本必敗」という衝撃的な結論にたどり着くが……。
原案は猪瀬直樹による「昭和16年夏の敗戦」を『舟を編む』の石井裕也監督が映画化。
これは2025年8月に放送されたNHKスペシャル「シミュレーション〜昭和16年夏の敗戦〜」(前後編計98分)に約40分のシーンを加えた作品。
138分、宇治田の変化する人生、私生活をバックに、戦前直前の激動する日本がわかりやすく描かれていた。
現代社会においても本心は「NO」でも、「YES」と言わないとおさまらない場面が多くあるとおもう。
特にこの作品の時代は、自分の気持ちを正直に言うものなら、命に関わるし、身内を激戦地に派兵される現実もある。
その時代にどれだけの人が……と思うと改めて「戦争」のことを考えさせられた。
今こそ 優秀な若者たちが集まって「今の状況」を論議して総理に提言をしてもらいたいと思った。

