パリ郊外の介護施設「自由の庭」の施設長マリー=ルー・フォンテーヌ(ビルジニー・エフィラ)は、入居者を人間らしくケアすることを理想としているが、人手不足やスタッフの無理解に日々悩まされていた。
そんなある日、日本人の舞台演出家・森崎真理と偶然に出会った彼女は、真里からの招待で舞台を見に行く。がん闘病中の彼女が描く演劇に勇気をもらう。
すぐに同じ名前の響きを持つ偶然に導かれて交流を始める真理とマリー=ルーだったが、あるとき真理は急に具合が悪くなる。
真理の病の進行とともに2人の関係は深まり、互いの魂を通わせ合うようになっていく。
『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督が、パリを舞台に同じ名前の響きを持つ女性2人の魂の邂逅を描いたドラマ。
原作は、がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者・宮野真生子と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者・磯野真穂が交わした20通の往復書簡「急に具合が悪くなる」。
舞台の出演俳優・清宮吾朗役で「敵」で東京国際映画祭で主演男優賞を獲得した長塚京三。吾朗の孫・窪寺智樹役の黒崎煌代が共演。
★2026年・第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ビルジニー・エフィラと岡本多緒がそろって女優賞を受賞。岡本は日本人で初のカンヌ国際映画祭女優賞受賞。

