1870年代のフランス。ロザリー(ナディア・テレスキウィッツ)は、生まれた時からの多毛症で悩まされていた。家族もそのことを周囲に隠し続けてきた。そして大人になったロザリー。
顔の髭を剃って、田舎町でカフェを営むアベル(ブノワ・マジメル)と密やかに結婚するが、体中に生えている体毛に驚かれて、即座に「出ていけ」と言われる。実家の事情で帰るに帰れない彼女は物置小屋に隠れる。
村人は、無骨な男の新妻みたさに店に来た時、客を上手く接待しているロザリーを仕方なく同居させるアベル。
多額の借金がある店を立て直すには、ヒゲをのばした姿を見せることで客が集まるかもしれないとロザリーが思いつく。
アベルはそんな彼女の行動に嫌悪感をあらわにするが、背に腹は変えられず……。
実はもミッキーも毛深い女だった。夏など電車の吊り革につかまっていたら、友人が「ウデの毛がたなびいている」と言われたことがある。「剃っても剃っても生えてくるもん」と気にもせずにいた。年寄りになった今はどこにいったのか全然ない。
でもこの映画のロザリーさんは口髭(柔らかいものだったらしい)だから困っただろう。しかし、ここがイタリア女!これをネタに店を流行らせて借金を返す。「この髭を触ると幸運がくるわよ」と女たちも店に入れている。
でも肝心の夫婦間は……おっと書けるのはここまで。
無骨で古いタイプの夫を、ダンディなブノワ・マジメルさんが田舎男をうまく演じている。

