成功物語だがきれいごとではなく、彼自身いろんなヤバイことに関わっていくサスペンス要素もふんだんにあって一気に見てしまった。
🎬『ミナリ』リー・アイザック・チョン監督、脚本/アメリカ/115分
アメリカに住む韓国人(推定170万人)の韓国食材野菜を育てようと家族を連れてアーカンソー州の高原に移住して来た韓国系移民ジェイコブ(スティーブン・ユァン)。荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを目にした妻モニカ(ハン・イェリ)は不安になる。
でも賢い長女アンと心臓の持病がある好奇心旺盛な弟デビッドは、ことのほかこの地が気に入って大はしゃぎ。
初めからうまく行くはずもなく夫婦喧嘩が絶えないことから、妻の母親スンジャ(ユン・ヨジュン)を韓国から来てもらうことになった。妻の機嫌が少しは晴れるし、子らはずっとあっていないおばぁちゃんに会えると大喜び。
農業の方は水との戦いで思いどおりにはいかず徐々に追い詰められていって……。
1980年代のアメリカ南部を舞台に、韓国出身の移民一家がいろいろな出来事に翻弄されながらも健気に生きる姿を描いた家族映画。2020年・第36回サンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した。
オーストラリアのシドニーに住む娘から是非日本で公開されたら観て❗️とラインしてきたので試写を楽しみにしていた。オンライン試写ではなくて試写室で見られたのも幸運だった。
てっきり韓国映画と思っていたがアメリカ映画だった。最初のシーンがただっ広い野原に細長い大きな箱のような飾り気のない家で、妻は「これが私たちの家?」と、見ただけでがっくりさが伝わってきた。そこから始まる四苦八苦の田舎生活。おばあちゃんが来てくれなかったらどうなっていたか。
スンジャおばぁちゃんは山の中に流れる小さな清流に韓国から持ってきたミナリ(香味野菜のセリ)の種を蒔くのだ。セリはキムチに入れることが多く韓国食材野菜には欠かせないもの。この蒔くだけでどんどん成長する頼もしいセリが……あ、これ以上書けないので是非劇場で。

