渋谷の映画館ユーロスペースに行った。男性スタッフの方がお二人いらっしゃり、スタッフ同士でも映画のお話をしていた。映画が好きでここにお勤めになったのだろう。この劇場はおすましの女性スタッフが主流で、近寄りがたく感じていたが、なかなかいい感じの男性スタッフだった。
タイのルベール王国のアリエル王子さま(チャーノン・リクンスラガーン)は、付き人のクリス(セリーナ・ウィスマン/上品で美しい方
父親(王様)の古い友人が総支配人を務めるホテルにお泊りになるが、一人で気ままに出歩きたい王子のために、日本人女性リサ(井澤恵美子)に「監視人=デート相手」を頼んだが…。
題名が気になって観たが、王子さまの姿や立ち居振る舞いがとてもよかった。
常に笑顔、常に手袋。そんな彼はリサ(王子は自分で街行くリサに声かけたつもり)と出会い、熊本を見学、リサの実家まで行ってしまう。
リサ「どうして、いつも笑っているの」
王子「え、いつも笑ってる?」
リサ「どうしていつも手袋しているの?」
王子「……家のしきたりなんです」(リサには王家のことは隠したつもりだ)
自らの手は神聖なため直接さわることができなくて「手袋」をしている王子が一度だけ取る時があった……
熊本のクマモンもお城も市電も加藤清正の銅像も、みんな暑苦しくなく、ちょうどいい感じで出てくるのもよかった。
終わってからスタッフお兄さんに感想を伝えたら、「ありがとうございます。熊本版ローマの休日ですね」と言ってくれた!そう、そう、それだ! 男女逆バージョンだが、全くそのとおりの楽しい映画だった。
アルプスの麓の小さな村で暮らす孤児のセバスチャン(フェリックス・ボシュエ)は山中で一匹の野犬を見つけた。名前をベルと名付けるセバスチャン。家畜や人も襲う野犬として、村人たちから銃で狙われる中、ベルを一生懸命守るセバスチャンだった。
犬と少年の映画『シーヴァス〜』を観たばかり。一般受けするのは今日観た『ベル&セバスチャン』だが、なぜか心に突き刺さらない。歌もまじえて音楽全般に違和感をもった。子供向けとしては、ナチスドイツのことも描かれているので難しいと思うし、大人向けにしては物足りなさを感じる作品だった。

