1979年におきた三菱銀行人質事件の犯人・梅川昭美をモデルにしている。この事件は解決までずっとテレビ中継されたのを覚えている。梅川を演じる宇崎竜童の「オレはヤクザなんぞとは違う」と何回も言うが、組織に属さない一匹オオカミと言いたかったのだろう。チンピラが板につきすぎて梅川=宇崎になってしまう。
凶暴な反面、母親思い(最期まで頭から母親が離れたことがないようだった)で律儀、人扱いがうまい、読書好きなど・・・学歴はなくとも、彼は相当なところまで生ける可能性があった。
事件の顛末は省かれているが、彼がどういう生き方で「事件」を起こすことになったかをリアルに描かれていた。
その中で15歳の時、殺人を犯していながら少年院送りになっただけになるが、それでもライフルが所持できたのかと疑問に思ったし、田岡組長をやった鳴海某が、彼が付き合っていた女の男だったのは事実なのか?と思った。事実ならすごいめぐり合わせだ。
この作品をご覧になっていない皆様、是非ともDVDで見ていただきたい。

