地球温暖化が一層深刻になった2014年7月1日。その日、気温を適切に保つために世界中で人工冷却物質を散布した。これが失敗、雪と氷が地球を覆ってしまい、氷河期へ突入した。
永久不滅のエンジンを搭載し、1年かけて地球1周する列車「スノーピアサー」に
すべてが凍る前に乗り込んでいた者以外は死に絶えてしまった。
それから17年後の2031年。
人間唯一の生存場所であるスノーピアサーは、最後尾の車両に貧困層の人々が押し込められ、食料も満足に得ることができず飢えにあえいでいた。
その一方で富裕層の人々がいる前方の車両では至れり尽くせりの贅沢さで、氷河期になる前と変わらない素晴らしい暮らしが続いていた。
そして、スノーピアサーを開発したウィルフォード産業のウィルフォード(エド・ハリス)が絶対的権力を握っていた。最後尾車両にいるカーティス(クリス・エヴァンス)はエドガー(ジェイミー・ベル)は、仲間たちと悲惨な現状を変えるために、一致団結してウィルフォードのいる先頭の車両を目指すのだった。
お金がかかっている作品ではベストテンに入るだろう。
あまりにも現実とかけ離れているからなかなか映画に入り込めなかった。
原因の発端が2014年だったら今。
超現実味がないというより、今すっごく寒いから、考えるのも恐いってワケだ。
見どころとして、17年後の2131年の列車内の快適さ
これを観ただけで「今の日本、いや世界の二分化」が手に取るようにわかる。
丸金と極貧しかないのだ。ミッキーおばぁみたいな中流の下はない!暗い気持ちになるが、列車の外に目を向けると一変する。
すべて白銀の世界!その広大過ぎるまわりを列車がゆったり走っているのではない、かなりのスピードで走っているのだ。
はるか遠〜くの方に、同じ列車の先頭が見えたり、最後尾が見えたり・・・脱線しないように出来ているそうだが・・・深く考えると「もう勘弁!」と言いたいくらい恐い。
空想好きな私ですらお手上げ!
多分最後尾じゃないにしても、どこか工場みたいなところで労働する年寄りグループに入れられると想像するから、余計に恐いのだ。きっと体力がなくなると雪氷の世界にポイだろう。
主演のクリス・エヴァンスや笑いが弾けないソン・ガンホさんより、付け歯?のティルダ・スウィントンが見もの。(始めのうちは彼女とは分からなかった!)
そして、驚いたことに『氷の国のノイ』(アイスランド映画/2003年)のトーマス・レマルキスが出ていた。
彼は『氷の国のノイ』以外にほとんど出ていない方。でもこれに出るべき人!なにせ氷の国の人だから!
たった2場面しか出ていなかったがパンフレットの最後に名前が載っていた。
銃を持って反乱する者を威嚇している兵士だった。ポン・ジュノ監督に「よくぞ、彼を使ってくれた」と感謝したい。

