2019年01月16日

シドニーで映画三昧(9)『メリー・ポピンズ・リターンズ』Dendyシネマにて

朝晩ワンちゃん🐕の散歩に行く。毎日2回通っている道に3メートルほどの高さの大きな壁があって、いつも下ばかり見ていた。壁の下方には今流行りの落書きがしてあった。

なんとなく天候の様子を見るために、フッと見上げたら「オリンピックの表彰台の3人の男」の写真が大きく壁にプリントされていた。ひとりは白人で、後のふたりは黒人だった。

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どこかで見たような写真だ。早速、家に帰って調べてみた。

壁に写されているのはメキシコオリンピックの時に銀メダル(金メダルはアメリカのトミー・スミス、銅メダルもアメリカのジョン・カーロス)に輝いたオーストラリアの短距離走・ピーター・ノーマン選手。だが表彰台で彼がとった行動で、メキシコオリンピック後、彼は銀メダリストの輝かしさはなく浮かばれない生涯を送った。その真実をかれの甥であるマット・ノーマンが映画『サリュート』を作り日本でもテレビ放映された。

2006年10月。ピーター・ノーマンは心臓発作で亡くなったが、葬儀にはトミー・スミスとジョン・カーロスがアメリカから駆けつけて列席した。

⭐️オーストラリア議会は彼がオーストラリアで受けた扱いと表彰台で行った勇気ある行動が評価されなかったことを謝罪した。
⭐️娘婿からノーマン氏はこの壁を生前に見にこの地にお出でになったと教えてくれた。


🎬『メリー・ポピンズ・リターンズ』ロブ・マーシャル監督/アメリカ/131分/dendeyシネマにて

大恐慌のロンドンで、バンクス家の長男マイケル(ベン・ウィショー)は、祖父や父親の勤めていたとある銀行に勤めている。生活は妻を亡くしてからというものは寂しいマイケル家だった。

そこにもう一つ難題が起こった。借りていたお金の返済期限が切れて、家を失いかねない状況になってしまう。そんな時に、ひょんなことがきっかけで、昔、バンクス家にいた魔法使いのメリー・ポピンズ(エミリー・ブラント)が、昔と変わらない姿で空から舞い降りて来て……。


1965年に公開されたディズニーの名作ミュージカル映画『メリー・ポピンズ』の続編。

『メリー・ポピンズ』は1964年アメリカ映画。問題を抱える家族の元に、ある日不思議な乳母メリー・ポピンズがやって来て、歌と魔法で大切なことを子どもたちに教え一家を幸せにするお話。メリー・ポピンズをジュリー・アンドリュースがやっていた。

出てくる俳優さんや子どもたち3人も歌が言葉をしゃべるように自然にするすると歌っていて、ミュージカル、お芝居、アニメ部分も文句無し。さすが舞台演出家・振付師であるロブ・マーシャル監督さんだ。

⭐️悪役のコリン・ファースさんの歌声が聴けなくてとっても残念だった。
⭐️2月1日に日本公開だが日本版声優には、メリ―・ポピンズに平原綾香さん、マイケル・バンクス役に谷原章介さん。


posted by ミッキー at 07:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月15日

シドニーで映画三昧(8)『Uri: The Surgical Strike』『The Accidental Prime Minister』

🚌バスで5つ目、ホイッツという商業施設内4階の映画館。3時から『Uri: The Surgical Strike』は8ドル、6時からのは『THE ACCIDENTAL PRIME MINISTER』は19ドルとぐんと高くなるが、日本のインド映画の週間も一律1800円だから仕方ない。

いつもの如く半分以上「意味不明ちんぷんかんぷん」だが、毎年年末に出店するコミケ仲間で、濃厚インド映画ファン出店もあるので話が少しでもできたらと頑張った。


🎬『Uri: The Surgical Strike』アーディティア・ダル監督/インド/138分/ホイッツ映画館にて

インドとパキスタンはカシミール地方の領土権を巡って長い間揉めにもめて紛争も耳にしている。この映画は2016年の出来事で、根深い問題がずっと続いていることがわかった。

調べてみたら

インド特殊部隊は9月29日、パキスタンと領有権を争っているカシミール地方の実効支配線付近でインド特殊部隊が実効支配線から数キロパキスタン側に入った場所で「局部攻撃」を実施したと認めた。パキスタン側は強く非難した。一方パキスタン側は、自軍の兵士2人が死亡し、9人が負傷したと発表。

この時の戦闘が描かれているのと思う。非常に激しくて手当たり次第に撃ちまくり、どっちの国も容赦しない戦いぶりだった。

映画として力強く見応えはあったが、この紛争を機にパキスタンではインド映画の上映は禁止された。

⭐️出てくる中で男優さんはともかく、すごい美人さんがいた。
⭐️そう長くないのに休憩時間があってインド映画らしかった。お客さんはやはりインド系の人が20人ほど。

🎬『The Accidental Prime Minister』ヴィジャイ・ラトナカル・グッテー監督/インド/121分/ホイッツ映画館にて

2004年のインド総選挙でソニア・ガンディーが首相になると思っていたところ、ソニアは自分のかわりに元々経済学者だったマンモハン・シンを指名したことから第17代の首相になった。在位は2004年からの2014年。

しかし、首相になりたての頃の様子を見ていると、こんな頼りない方だが……と、失礼なことを思ってしまったが、初心表明のスピーチでは「こんなにわかりやすく説明してくれる首相はいなかった」と好意的に受け止められていたようだ。

政治的な相談者の人がいつもそばについていて、初めこそ小馬鹿にした表情やこんなことも知らないのか、とか棒読みでもどかしい演説を何回も練習させたりしていたが、しまいには首相の清廉潔白な精神の崇高さに打たれていた。

⭐️わからないなりに「とても誠実に作られた」インド映画だとわかった。
posted by ミッキー at 08:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月14日

シドニーで映画三昧(7)『グリーンブック』

日曜の午前中に「お茶とケーキと映画」の会に行った。Dendyシネマが企画したもので、映画は公開前の『グリーンブック』(シドニーでは1月24日、日本は3月1日)。

娘と2人で70ドル。「どんなのが出るかね、きっとしょぼいと思うよ。映画は期待できても食べ物は期待しない方がいいね」などと言い合っていたが、どっこい思いの外豪華だった。お茶は10種類の紅茶中心で、サンドイッチ3種類、スコーン、クラッカーにサワークリームやレバーペースト、マカロン、イチゴのチョコレートがけ、プチケーキなど盛りたくさんだった。

日頃入ったことのないゆったり椅子に座って新作を観賞。食べ過ぎて数分トロっと眠ったが映画は面白かった。日本に帰ったら字幕付き試写があるので楽しみだ。


🎬『グリーンブック』ピーター・ファレリー監督/アメリカ/130分/Dendyシネマにて

アメリカ、1962年。ニューヨークのナイトクラブで用心棒をしているイタリア系のトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、乱暴者だが家族には恵まれていた。ある時、店のお客に過剰に暴力をふるい2ヶ月謹慎になって(と、思うが、違うかもしれない)2ヶ月無収入になって形見の時計を質屋に入れて補ったが、そんな時、あるジャズピアニストの運転手兼用心棒の仕事にありついた。

早速豪華なアパートに行くと天才黒人ピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)が豪奢で上品な姿で現れて驚く。初めこそ横柄な態度で接していたが、2人は差別の大きいアメリカ南部を、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を片手にドライブの旅を始めた。


ちょっとびっくり。ボビー&ピーター・ファレリー兄弟監督さんなら『帰ってきたMr.ダマーバカMAX!』の方だ。

20年もの間、精神病院に入院して病気のふりをしていたロイド(ジム・キャリー)は、ハリー(ジェフ・ダニエルズ)から、自分が腎臓病で移植しないと助からない身体と告白された。ハリーの腎臓病を治すために血の繋がりがある提供者を探す旅に出る2人……という話で、おバカ度もここまでくればお見事!としか言いようのない作品だったからよく覚えている。だが、おかしなことはほとんど言葉であって映像でないのがちょっと残念だった。

が、このピーター・ファレリー監督単独作品は違う。言葉でも、映像でも1シーンの無駄もなく魅了させてくれた。言葉はトニーが汚く、黒人のピアニストが上品。ピアノもクラシックを基礎的に習った人の吹き替えでストーリーとも合致していた。

⭐️詳しくは日本公開前にアップする。

posted by ミッキー at 02:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする