2021年04月05日

アカデミー賞ノミネート・Netflix作品より(1)美術・作曲・撮影・音響賞『この茫漠たる荒野で』

Netflix『この茫漠たる荒野で』ポール・グリーングラス監督、脚本/アメリカ/119分

南北戦争が終結してから5年。退役軍人のジェファソン・カイル・キッド(トム・ハンクス)は、各地を転々としながら世界のさまざまなニュースを読み伝える仕事をしていた。

その旅の途中、森の中でキッドはジョハンナ(ヘレナ・ゼングル)という少女と出会う。6年前にネイティブアメリカンに連れ去られ、そこで育てられたジョハンナは、英語もわからず、多田ひとり壊れた馬車の中に潜んでいた。

見かねたキッドは、彼女を親族のもとへ送り届ける役目を渋々引き受けるが……。

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原作は、全米図書賞の最終候補に選出されたポーレット・ジャイルスのベストセラー小説。アカデミー脚色賞にノミネートされたルーク・デイビス。

南北戦争は1861年から1865年。それから5年後が舞台。キッドはテキサス州を転々として、そこで暮らす人たちに新聞を読んで解説したり、世界各地のニュースを時には冗談を交えたりして聞かせている。小さな会場だが満員で、きっと文字も読めない人もいただろうから、そんな仕事も人々にとって楽しみにしている様子が伝わってきた。

新聞を読み解く知性と喋りのうまさ、比喩の仕方などトム・ハンクスならではの役。そして少女役がトム・ハンクスと対等に演じている新星❗️常々、アカデミー賞・キッズ賞をプラスして欲しいと願っているミッキーだが、あるとしてこの少女に差し上げたい。

南北戦争後の目を覆いたくなるほどの不穏な社会と、心が固く結ばれていく2人のロードムービーをご覧いただきたい。
posted by ミッキー at 09:20| Comment(0) | DVD Netflix | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月04日

消されてたまるか❗️4月16日公開『AVA/エヴァ』

🎬『AVA/エヴァ』テイト・テイラー監督/アメリカ/97分/4月16日より新宿バルト9、名古屋ミッドランドスクエアシネマ他にて全国ロードショー公開

美しい容姿と知性、そして圧倒的な戦闘能力を持った暗殺者エヴァ(ジェシカ・チャステイン)。組織に命じられるまま任務を遂行しながらも、「なぜ標的は殺されるのだろう」と自問自答していた。

そんなある日、エヴァは全組織員が注目する極秘ミッションに臨むが、組織から与えられた情報に間違いがあって、そのことでエヴァの正体に気づいた敵と銃撃戦になってしまう。やっとのことで生き抜いたエヴァは、組織の中に自分を陥れようとしている存在を直感して、不信感を募らせていく。

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監督さんはアクションもの初めて、だがすごい。ストーリー展開も分かりやすいし起承転結が見事。

元恋人が実妹と家庭をもってたり、自分を可愛がってくれた老暗殺者(ジョン・マルコヴィッチ)との信頼関係もあったりと、殺伐となるストーリーに救いも盛り込んである。

反対に、組織の長であるコリン・ファレルは見た目100%ずる賢そうで始めから「こいつ、何か企んでいる」ことが丸わかりでちょっと不満。
posted by ミッキー at 11:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月03日

4月2日公開映画(2)『僕が跳びはねる理由』

🎬『僕が跳びはねる理由』ジェリー・ロスウェル監督/イギリス/82分

会話のできない自閉症という障害を抱える作家・東田直樹が13歳の時に書いて、世界30カ国以上で出版されたエッセイ「自閉症の僕が跳びはねる理由」をもとにしたドキュメンタリー。

世界各地の5人の自閉症の人たちの姿やその家族の証言を通して、自閉症と呼ばれる世界が「普通」と言われる人とどう違うのかを明らかにしていく。

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映画題名は忘れたが随分前に日本映画で自閉症の男の子を治療研究している医師が「私たちが何でもなく飛び越えている小さな溝もこの子には目の前に川があるように見えているかもしれない、だからいつもそこから動けなくなって大声で助けを求めるように叫ぶと思ってほしい」のようなことを言ったいた。

その時、非常に納得したことだけは忘れてない。

13歳で書いたエッセイにもさっき起きたことも5年前に起きたことも「時間」の観念が「今と過去が一本の帯」のようになっていることや、「安心」する言葉、行動、物、人に執着するなど分かりやすく教えてくれた。

「映像の力」を感じたドキュメンタリーだった。
posted by ミッキー at 07:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする