2021年04月08日

アカデミー賞ノミネート・Netflix作品より(4)短編ドキュメンタリー賞『ラターシャに捧ぐ〜記憶で綴る15年の生涯〜』

昨日は青春切符残り一枚で岐阜ロイヤル劇場と豊橋駅の野菜売り場、刈谷の食堂など2千円以上使って元をとった。4時ごろに名古屋駅の切符売り場で現金で切符を買おうとしている高校生に青春切符をあげて帰って来た。

さてロイヤル劇場で観たのは東千代之助、美空ひばりの『鞍馬天狗』 出来から言えば嵐寛寿郎と美空ひばりの『鞍馬天狗 角兵衛獅子』(1951)を観ているのでちょっと物足りなかったが、丘さとみさんが歌う場面で美しい声にびっくり。癖のない素直なお声だった。調べてみたらミッキーより約十歳年上でご健在。昔はお姫様なら丘さとみさんだったけど、お声の美しさには気がつかなかった。

Netflix『ラターシャに捧ぐ〜記憶で綴る15年の生涯〜』ソフィア・ナーリ・アリソンの監督/アメリカ/19分

1991年3月16日にロサンゼルスで起きた、韓国系アメリカ人経営の個人商店主による黒人少女射殺事件。犠牲となったラターシャ・ハーリンズの15年間の人生と衝撃的な事件の顛末を、彼女の従妹シャイニー・ハーリンズと親友タイビー・オバードの証言を通して振り返る。


この暴動は世界発信されたのでよく覚えている。射殺されたラターシャは成績はオールAで親切な女の子で、親友のタイビーが集団の男の子にいじめられていた時に助けてくれたのが縁で仲良くなった間柄で、事件を振り返っている間も涙が止めどもなく流れていた。

この事件は2018年に公開されたハル・ベリー主演の『マイ・サンシャイン』でも描かれている。

★ラターシャ・ハーリンズ事件の加害者は保護観察処分と500ドルの罰金で収監はなしの判決が下った。

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2021年04月07日

アカデミー賞ノミネート・Netflix作品より(3)主演男優賞、主演女優賞、美術賞、メイクアップ賞、衣装デザイン賞、『マ・レイニーのブラックボトム』

Netflix『マ・レイニーのブラックボトム』ジョージ・C・ウルフ監督/アメリカ/94分

1920年代のシカゴ。ある暑い日の午後、ブルースの母と呼ばれている歌手マ・レイニー (ヴィオラ・デイヴィス)のレコーディングが行われる予定だった。

時間になってもマ・レイニーは来ず、待ちくたびれたバンドのメンバーたちは皮肉を交えたバカ話をしていた。

その中でも一番若いトランペット奏者のレヴィー(チャドウィック・ボーズマン)は給金以上する靴を買って自慢げに見せびらかしていて、自分の解釈でレコーディングすることになったと鼻高々に演奏し始める。

マネージャーがヤキモキする中、マ・レイニーがやってきて「そんな話は聞いていない」とピシャリと言い放つ。

彼女は自分のやりたいようにやると言い張り、白人のプロデューサーと楽曲制作の主導権をめぐって対立して……。

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この作品で主演男優賞にノミネートされているチャドウィッグ・ボーズマンさんは去年2020年8月にお亡くなりになった。自分の才能に自信があり夢を追い続けているトランペット弾きのお兄ちゃんという、ちょっと突っ張った若者を演じていた。

一方のマ・レイニー演じるヴィオラ・デイヴィスさんは主演女優賞にノミネートされている。どんな小さなことでも頑として譲らない強い女、声は太いが高音低音の響きが統一されていて体全体が「楽器」になっていた。

★メイキング映像もNetflixにあってそれも併せて見ていただきたい。

posted by ミッキー at 21:53| Comment(0) | DVD Netflix | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月06日

アカデミー賞ノミネート・Netflix作品より(2)主演女優賞ヴァネッサ・カービー『私というパズル』

散々迷った末に1900円の『ホルンクルス』に行って来た。「どうして1900円なの?」と聞いてみたら「上映館が少ないからです」と教えてくれた。本当かな……。入り口で小さなクリアファイルの特典記念品がもらえた。

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さて映画は始まり30分は設定内容も面白く、スピード感もあったが、中盤は頭が混乱、最後は「なんだこれが原因で?」とわかる。

終わってからトイレ手洗い場で「原作越えはしていないね」「原作が気持ち悪かったから映画でどうなるかと思ったけど、けっこうあっさりしてたね」と、女の子同士がおしゃべりしていた。その気持ち悪い映像にはぞっとしたミッキー、原作漫画本がどんな描かれ方しているのか見たくなった。

お客はけっこうはいっていて女性が半分以上。綾野と成田ファンと思っていたが原作ファンもいたようだ。

まあクリアファイル付きでも1900円は高いと思うが……。

Netflix『私というパズル』コルネル・ムンドルッツォ監督/カナダらハンガリー、アメリカ/126分

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出産を間近に控えているマーサ(ヴァネッサ・カービー)と夫のショーン(シャイア・ラブーフ)は自宅出産希望で準備を整えていた。陣痛の感覚が狭まってきたので信頼していた助産師は急病人から手が離せなくなって、代わりの助産師(モリー・パーカー)が来てくれた。

女の赤ちゃんがようやく産まれて産声もあげたが、不運にも低体温になって死産となってしまう。マーサは喪失感から心を閉ざし、夫ショーンとの間にも溝が広がっていく。

ミッキーの主演女優賞予想は8割がたフランシス・マクドーマンド『ノマドランド』だと思っているが、ひょっとしたらヴァネッサさんが……と思えたこの作品。マクドーマンドさん同様出ずっぱりだ。

内容は待望の赤ちゃんを死なせてしまった女性を演じている。マーサは強い母親(エレン・バースティン)の反対を押し切って肉体労働の男と結婚、病院で産みなさいという母親の忠告も聞かずに家で出産と、母親の意見を聞かないことをやると裏目裏目となって彼女を不幸へと突き進んでいくのだ。

母親から自立しようともがく彼女が痛々しいが、世間ではこういう母娘は珍しい存在ではないと思う。そういう普遍的な状況を時には生々しく、時には1人孤立する女性をきめ細やかに演じていた。
posted by ミッキー at 08:13| Comment(0) | DVD Netflix | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする