2019年03月01日

早すぎ 😱 2019年1月2月のミッキーのベストテン

ミッキーの2018年のベストテンは、すでに2019年1月1日から6日連続で載せたので、だいぶ気が早いがここ2ヶ月のベストテンを拾ってみた。試写室、劇場、映画祭で108本。

1位『THE GUILTY/ギルティ』グスタフ・モーラー監督・脚本/デンマーク
上映中。このまま年末までぶっちぎりでベスト3には入ると思う。是非是非劇場へ🏃

2位『パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)』ブライアン・ヘンソン監督/アメリカ/公開中
腹を抱えて笑ってしまった。パペットと女刑事(メリッサ・マッカーシー)の刑事もの。

3位『荒野にて』アンドリュー・ヘイ監督/イギリス/4月12日公開
「さざなみ」のアンドリュー・ヘイ監督が、孤独な少年と殺処分が決まった馬ピートと叔母さんの住むワイオミングまでの旅路を描いた作品。少年には『ゲティ家の身代金』で誘拐された孫をやったチャーリー・プラマー。確かに辛いストーリーだが、湿っぽくならない楽曲と風景と馬の姿、そして少年の瑞々しさが印象的で、辛さがさほど深刻にならなかった。チャーリー・プラマー少年は、第74回ベネチア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した。

4位『ROMA/ローマ』アルフォンソ・キュアロン監督/メキシコ、アメリカ/シドニーの映画館で2回観た。
政治的混乱期の1970年代のメキシコシティが舞台。経済的に恵まれた医師一家で働く家政婦クレオ(ヤリッツァ・アパリシオ)視点から描いた作品。月契約千円以内で見られる「ネットフィリックス」で見ることができるらしいが大画面で観たい。是非とも劇場公開してほしい。

5位『22年目の記憶』イ・ヘジュン監督/韓国
「初の南北首脳会談に向けて韓国では北朝鮮の最高指導者・金日成の代役オーディションが秘密裏に行われた」と書いてあったが、なぜに代役を使って練習しなければならなかったか今でもわからない。しかしソル・ギョングさんとパク・ヘイルさんの親子関係の微妙さを的確に描かれていた。監督さんは『ヨコヅナ・マドンナ』の方。これも良かったDVDで是非。

6位『アイ・ビロング』ダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督/ノルウェー/トーキョー ノーザンライツ 北欧映画祭上映作品
誠実に暮らしている中年女性3人。一人は看護婦。もう一人は小説家。そして母親に生活費の援助をしている娘。それぞれの人生がちょっとした接点で描かれている。公開を切に願うが……。

7位『けもの道 京都命の森』川原愛子監督/グリーンイメージ国際環境映像祭上映作品。
京都の市街地と山の境界で暮らす猟師・千松信也さんは、近隣の3つの山に入り、手製のワナをかけてシカやイノシシを捕獲。その一部始終、千松さんの生き方、考え方を知るために、ひと冬の猟に密着したドキュメンタリー。NHKで放映されたようだ。

8位『運び屋』クリント・イーストウッド監督・主演/アメリカ/3月8日公開
クリント・イーストウッド作品は裏切らない。全体的に静かだが、ハラハラ感は絶えずあった。終わり方も納得。

9位『バイス』アダム・マッケイ監督/アメリカ/4月5日公開
ジョージ・W・ブッシュ政権でアメリカ史上最も権力を持った副大統領と言われ、9・11後のアメリカをイラク戦争へと導いたとされるディック・チェイニーを描いた社会派エンタテインメント作品。アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。サム・ロックウェルさんのブッシュメイクアップには舌を巻いた。お二人ともご存命なのに……アメリカって懐が深い。

10位『翔んで埼玉』武内英樹監督/公開中
漫画家・魔夜峰央が1982年、当時住んでいた埼玉県を自虐的に描いたギャグ漫画。30年以上たった2015年に復刊され、今回の映画化。見るからに女の子・壇ノ浦百美、見るからに都会人の埼玉県人・麗がお互いに心惹かれていき、東京と埼玉の抗争が千葉、群馬、神奈川、栃木、茨城も巻き込んで行って……最後のオチも楽しめるのでこの先は劇場に是非。

次点
『洗骨』照屋年之監督/公開中
監督さんはガレッジセール・ゴリというお笑いの方で、構想も脚本もものにしているすごい才能の持ち主。洗骨のための水の重さや骨を洗う水の量、当主信綱のおでこの傷一つも見落としていない演出力に感服した。
posted by ミッキー at 12:14| Comment(0) | ベストテン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

愛知県在住・中川さんの「時には母とふたり」のベストテン

愛知県の中学校教師を定年退職したばかりの時にミッキーさんに映画館で偶然お話させていただき2年たちます。時々メールで「母と映画にいきますが、何がオススメですか」「『○○』はどうですか」など都合のよい時にメールで教えてもらっています。

でも月に2〜3本がいいところで去年は母親との3回を含めて31本みました。私としては最高の本数です。

こんなに少なくて肩身が狭いですが、ベストテンを書きました。母親の意見も取り入れました。86歳になる母ですが、ベストテンと聞いて非常に興味を示して「今年は月に1〜2本は見ないかん」と張り切っていました。

1位『かぞくへ』日本映画
それぞれが大切な人のこと考え抜いて行動しているのですが、こんなはずじゃなかったと空回りする様子が切なかったです。有名な俳優さんは出ていなかったけど、去年も今年になってからもよく思い出す作品でした。

2位『スリー・ビルボード』アメリカ映画
ミッキーさんからの強いオススメで見ました。ありがとうございました。深刻な内容ですが、最後の部分で救われました。しばらくぼーっとして名古屋駅までゆっくり歩きました。

3位『いぬやしき』日本映画
これは母と行きました。テレビによく出てる木梨さんや佐藤健さんが超人となって戦う。母は声をあげて驚いたり、笑ったりして10歳は若返ったようでした。

4位『フジコ・ヘミングの時間』日本映画
これも母と。母はヘミングさんのファンでコンサートにいったほどです。お洋服も素敵、ピアノの音も選ぶ曲もいい、と褒めちぎっていましたが、あんなにお金持ちとは思わなかった! と驚いていました。

5位『私は、マリア・カラス』フランス
声の魅力と容姿の美しさとそれに独特な個性を持つマリア・カラスさん。こんな歌姫は二度と出ないと思います。画面からは普通の女性・カラスが息づいていて大感動しました。

6位『タクシー運転手〜約束は海を越えて〜』韓国映画
『殺人の追憶』は2回みて、ソン・ガンホの庶民的な魅力にまいりました。公開の日に見に行って満員で入れなくて3時間まって見ました。すごい人気で驚きました。
この光州事件のことは聞いてはいましたがこんな内戦状態とは知りませんでした。勉強になりました。

7位『毎日がアルツハイマー ザファイナル 〜最期に死ぬ時。』日本映画
母と一緒に行きました。これも大笑いしていました。偶然に母の友人とばったり会って、後からお茶を飲みながら「最期の時」について話が弾み ?ました。映画を見てその映画の感想などを話すのもいいなと思いました。このシリーズは後2つあるそうなので、DVDでみようと言いながらはや半年です。

8位『マダムのおかしな晩餐会』フランス
個性的なマリア役を演じたロッシ・デ・パルマさんが大好きになりました。かなり下品な下ネタもあって楽しめました。人生にはこんなピリッとした思い出も必要ですね。

9位『ゲティ家の身代金』アメリカ
実際にあった誘拐事件で興味がわきました。1973年に起こったアメリカの大富豪ジャン・ポール・ゲティの孫が誘拐された事件のことは母がとてもしっかり覚えていて「誘わなくてごめんね」と言ったら「痛い場面があったはずだから、これは見たない」と言ってました。
ゲティさんはケチで邸内に公衆電話を設置したエピソードには母も驚いていました。

10位『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』 スウェーデン、デンマーク、フィンランド映画
テニス好きな友人たちと3人で観ました。私以外の2人はコンビを組んでテニスをするくらいの腕前で、俳優さんの身体のこなしに時々小さく声をあげていました。冷静なボルグ、やんちゃで気が短いマッケンローが最後には仲良くなるところに感動しました。
posted by ミッキー at 02:14| Comment(0) | ベストテン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

名古屋のミニシアターシネマスコーレのスタッフ。3D作品の特集上映企画担当の伊藤 新吾さんのベストテン

2018年はこの10本!

個性的で刺激的な作品が大好き!

※ネタバレを含む箇所がありますのでご注意ください。

第1位 ジオストーム 4DX 3D 版
『インディペンデンス・デイ』(96年)でローランド・エメリッヒ監督とタッグを組んでいた、ディーン・デブリン監督作品。サービス精神満点の本作はただのディザスター・パニックではなかった。なんとアメリカ大統領の座を狙う陰謀がそのさなか展開する。天候を制御する衛星が暴走し、地球全土で異常気象が発生。原因調査のため宇宙へ旅立つ主人公。地上で帰還を待つ愛娘。地上で陰謀に立ち向かうのは主人公と確執がある弟とシークレットサービスの彼女。そして滅亡寸前の地球。『ディープ・インパクト』『アルマゲドン』など90年代のハリウッド大作を連想させる作風がたまらない。主演は『エンド・オブ・〜』シリーズなど、筋肉で世界を救う男ジェラルド・バトラー!アンディ・ガルシアやエド・ハリスといった懐かしいベテランが脇を固めるナイスな配役。90年代風のハリウッド大作は3D+4DXで最新の上映システムにアップデートされ、スクリーンが見えなくなるほどの煙、光、過剰に揺れる座席など刺激的な演出はGOOD!!終盤、バンバン落雷する中で、爆走するカーチェイス!車中では「結婚しろ!」と場違いな最高のセリフも飛びだし、4DXによる相乗効果も手伝い面白さは最高潮に!

第2位 愛しのアイリーン
雪深い日本の山間部の村で。40歳をすぎても結婚もせず自堕落な男 岩男を安田顕が卑猥な発言連発!下半身をむきだしにして大熱演。彼を溺愛する過保護な母 ツルを木野花が怪演で見せつける。異国からきた花嫁アイリーンをナッツ・シトイが演じ、この3人のモンスターが本能で行動し本音で衝突していく。その様は観ていて痛快、劇場内では笑いも起きていた。だがこの分かり合えない人々の物語のクライマックスは衝撃的で感動した。

第3位 ウインド・リバー
雪深いアメリカの見捨てられた地で。吹雪の中、発見された女性の死体。登場人物たちは丁寧に描かれており、主演のジェレミー・レナーとエリザベス・オルセン、二人の演じた主人公たちの関係性は魅力的だった。シンプルながら力強い物語と雪の中での苦労したであろう撮影も美しく、俳優から脚本家へそして映画監督というキャリアのテイラー・シェリダン の初監督作品。次回作も楽しみ。

第4位 ミスミソウ
雪深い日本の過疎化してゆく町で。同級生の男女グループから凄惨ないじめを日々受ける少女 春花(山田杏奈)。次第にエスカレートするいじめは家族へと向う。父、母、を焼殺され、妹は重篤の状況に。
追い詰められた春花の壮絶な復讐劇。何がいじめのきっかけとなったのか?この結末はあまりに切なく、タテタカコの唄う『道程』がエンドロールを彩る。内藤瑛亮監督が得意としているテーマで、少年少女の心に巣を張る闇を鮮烈に視覚化。

第5位 寝ても覚めても
同じ顔をもつ2人の男を愛した女性のラブストーリー。記憶にガツンと残ったのは物語の後半、麦(東出昌大)が再び登場したあとからの朝子(唐田えりか)との衝撃の展開。亮平(東出昌大)を裏切ったのに再び彼の元に現れ許しを請うその姿、逃げた猫を探しに草むらを大捜索、猫の名を叫ぶ姿。彼の家に上がりこみ、薄暗い階段下から彼がいる二階を覗き込む姿など狂気的な画面が連続する。今作が映画初出演という女優、唐田えりかに注目。

第6位 V・I・P 修羅の獣たち
先の読めないストーリー。魅力的な登場人物たち。バシッ!とキマルかっこいいシーンの数々。容赦のない暴力描写。脚本家から監督となったパク・フンジョン監督の手腕が冴え渡る。冒頭の物語のきっかけとなる隣国の要人が行ったサイコパスっぷり鬼畜殺人描写と、物語後半の怒涛のアクションと衝撃的な展開が凄まじい。

第7位 リバーズ・エッジ
90年代の日本を舞台に展開する、ダークでほの暗い青春ミステリー。最近の邦画では珍しいスタンダードの画格で描かれている。行定勲監督作品。主人公ハルナ(二階堂ふみ)の熱演をはじめ若いキャストたちの大胆な演技と描写で見応えがあった。

第8位 スリー・ビルボード
実力派の役者たちのが作り上げた個性豊かな人物像と、サスペンスフルで奥深い物語は人々の感情、思いが積み重なっていき暴発するヘビー級重さ。そして映画の終わり方がとても素敵だ。すべてを語り描ききらない。その後に思いを馳せ、余韻を残してくれる。

第9位 孤 狼 の 血
冒頭の豚の糞のシーンからそのままのテンションで最後まで暴走している。邦画の暴力描写の限界値まで果敢にチャレンジしようする白石和彌監督に役者陣も呼応しているようで手に汗握る場面が連続する物語は壮絶な結末を向える。続編もあるようで期待したい。

第10位 レディ・プレイヤー1 3D 版
スティーブン・スピルバーグ監督作品。ヴァーチャル空間オアシスの世界観を見事に3D映画として表現!世界の人気キャラクターを全編に配し、圧倒的な映像体験を劇場で体感できた。普遍的なテーマを描き、過去から未来へ受け継がれていくドラマに涙。

※2018年に劇場で鑑賞した作品の中から選びました。
posted by ミッキー at 01:30| Comment(0) | ベストテン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする