先日、映画配給の方にお聞きしたら観客も減少ぎみだとか、映画館は3密ではないという考え方が浸透してちょっと人数が増えてきただけに残念だ。
ここ数日試写もないので近くのDVD屋で、一般上映されていない作品を選んだ。
🎬『ジョイ』デビッド・O・ラッセル監督、脚本/アメリカ/124分/2015年/劇場未公開
別れた亭主トニー(エドガー・ラミレス)は地下に居候、という微妙な立場のシングルマザーのジョイ(ジェニファー・ローレンス)は航空会社で働きながら2人の子どもや家族の世話に追われ、冴えない日々を送っていた。
ある日、父(ロバート・デ・ニーロ)の何度目かの恋のお相手(大金持ち未亡人)の豪華クルーザーに同行したときに、ジョイはグラスを割ってしまい、掃除したモップを絞って手を怪我してしまった。そんな経験から「触らずに絞れるモップ」のアイデアを思いつく。
その父の恋人に出資してもらい、父の工場でモップを生産したものの、誰も関心を示さなくて……。

『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』のデビッド・O・ラッセル監督とジェニファー・ローレンス、ブラッドリー・クーパーが再結集。アイデア商品の発明で人生の大逆転した主婦の実話を映画化。
半同居?半別居?のトニーが意外や骨を折ってくれて、ショッピングチャンネルで働くニール(ブラッドリー・クーパー)と知り合った彼女は、モップを番組で紹介してもらえることになるが……。それからも一波乱、二波乱。
ジョイの家族もお子たち以外は一癖、二癖ある御仁ばかりで……、実話だけれど苦労満載でちょっぴり辛めの人生だから現実味が十分に感じられた。
★ジェニファー・ローレンスがゴールデングローブ賞で最優秀主演女優賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされた。