2020年12月01日

DVD『ジョイ』

今日から師走。急に寒くなってきたが換気と湿度に気をつけている。加湿器も安いのを買った。

先日、映画配給の方にお聞きしたら観客も減少ぎみだとか、映画館は3密ではないという考え方が浸透してちょっと人数が増えてきただけに残念だ。

ここ数日試写もないので近くのDVD屋で、一般上映されていない作品を選んだ。

🎬『ジョイ』デビッド・O・ラッセル監督、脚本/アメリカ/124分/2015年/劇場未公開

別れた亭主トニー(エドガー・ラミレス)は地下に居候、という微妙な立場のシングルマザーのジョイ(ジェニファー・ローレンス)は航空会社で働きながら2人の子どもや家族の世話に追われ、冴えない日々を送っていた。

ある日、父(ロバート・デ・ニーロ)の何度目かの恋のお相手(大金持ち未亡人)の豪華クルーザーに同行したときに、ジョイはグラスを割ってしまい、掃除したモップを絞って手を怪我してしまった。そんな経験から「触らずに絞れるモップ」のアイデアを思いつく。

その父の恋人に出資してもらい、父の工場でモップを生産したものの、誰も関心を示さなくて……。

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『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』のデビッド・O・ラッセル監督とジェニファー・ローレンス、ブラッドリー・クーパーが再結集。アイデア商品の発明で人生の大逆転した主婦の実話を映画化。

半同居?半別居?のトニーが意外や骨を折ってくれて、ショッピングチャンネルで働くニール(ブラッドリー・クーパー)と知り合った彼女は、モップを番組で紹介してもらえることになるが……。それからも一波乱、二波乱。

ジョイの家族もお子たち以外は一癖、二癖ある御仁ばかりで……、実話だけれど苦労満載でちょっぴり辛めの人生だから現実味が十分に感じられた。

★ジェニファー・ローレンスがゴールデングローブ賞で最優秀主演女優賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされた。



posted by ミッキー at 09:45| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月12日

DVD『ヤバい経済学』

DVD『ヤバい経済学』アレックス・ギブニー、モーガン・スパーロック、レイチェル・グレイディ&ハイディ・ユーイング、セス・ゴードン、ユージーン・ジャレキ監督/アメリカ/96分/2010年

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・5つの題目に分かれている。

1「イントロダクション」

自宅を30万ドルで売りに出し、29万ドルの買い手が現われたら、仲介の不動産業者はすぐ売るように勧めるが、
業者が自分の家を売る場合は、高値がつくまで根気よく待つ。


そうか、よく詐欺まがいのセールスに「そんなに儲かって安全ならあんたが全部買えば?」といってみたくなるが、売るほうの本音が聞けたって感じ。仲介の不動産業者は早く売って次の物件に移りたいのだ。


2「ロシャンダが別名なら」

幼い子供はデータ上皆無に等しい。そこで、親が行う最初の決断である名づけで親のレベルがわかり、子供の人生に及ぼす影響を分析する。

これ、わかる。いま本当に馬鹿親がつける名前ってそれ自体で家庭環境わかる・・・。
 
3「純粋さの崩壊」

全国共通テストの採点に置いて、自分の生徒たちに高得点を取らせたい教職者が、解答用紙に手を加える不正を長年に渡り働いていた。一例として、なんと日本の相撲界もあばかれている。

神聖だと思われているところほど裏が汚いってことは重々承知。
 
4「『素晴らしき哉、人生!』とは限らない」

1990年代のアメリカ全土で、犯罪発生率が劇的に下がった。中絶と犯罪の相関関係とは?

揉め事の原因を始末してしまうのだから、それはわかりきったこと……
 
5「高校1年生を買収して成功に導けるか」

シカゴ大学が高校1年生の生徒たちに、金銭的インセンティブと成績の関係を探る実験を行った。成績が上がった生徒は毎月50ドルのご褒美がもらえ、さらに抽選で500ドルが当たるチャンスを得られる。

これは効果てきめん!だが意外な落とし穴もあった。この章が一番面白かった。
posted by ミッキー at 19:03| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月08日

DVD『バーバー』

『バーバー』ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督、脚本/アメリカ

妻の弟フランク(マイケル・バダルコ)が経営する床屋で働くエド(ビリー・ボブ・ソーントン)は無口な男(だが常にタバコを吸いながら…)で腕のよい理髪師。店主の義理の弟はひっきりなしに誰彼かまわずしゃべっている男だ。

エドの妻ドリス(フランシス・マクドーマンド!)はデパートの経理をしていて身綺麗にしている。弟とは違っておしゃべりではない。
子はいないが静かで平穏な生活が続くと思ったが、妻が上役デイヴ(ジェームズ・ガンドルフィーニ)と浮気をしていることに気づいたエドは……。

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これも2002年の公開時に見ていて、その後もう一度観た作品。3回目だが見終わってから「あ〜、そういえば白黒だったな」と気づいた。

偶然の出会いでクリーニング店オーナー募集の口車に乗って、その資金を妻の浮気相手に脅迫文を送って金をせしめたことから思いがけない方向に進むのだが、これはずっとミッキーのそばに置いて時々楽しみたい作品だ。

★コーエン兄弟の作品で2018年製作の『バスターのバラード』が見ていないのでNetflixで、早速視聴中。
posted by ミッキー at 11:27| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする