2020年04月24日

DVD『ラスト・エクソシズム』

DVD『ラスト・エクソシズム』ダニエル・スタム監督/アメリカ

ルイジアナ州バトンルージュで悪魔払いの真実を暴くという告白ドキュメンタリーの出演を依頼されたコットン・マーカス牧師(パトリック・ファビアン)は、悪魔払いの儀式をするため撮影隊と共に郊外のとある農場を訪れた。


「悪魔払いは嘘だよ。こんな細工もするんだ」と牧師が種明かししながら、「 じゃあ、悪魔払いを実況することにするか、どんなインチキするか、悪魔なんていないってとこお見せしないとな」と、撮影隊と共に行く。

行き先は「悪魔祓いをしてくれ」と、牧師のところに来た何通かの手紙のうち、無作為に選んだ一通の封筒。撮影隊が向かったのはアイバンヴィット村の農家。

キリスト教原理主義者の農場主の父・ルイスの手紙には「16歳の娘ネル(アシュリー・ベル)が夜な夜な不審な行動をして、たくさんの家畜が惨殺されている」と書かれていた。着いてすぐ撮影隊も一緒だということで揉めるが、なんとか承諾させて牧師はいつものように手品のトリックを使い儀式を行うと……。

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彼の体験では悪魔つきは大概は精神的なもので、儀式で暗示をかけるとほとんどが治ったらしい。案の定、ネルも儀式のあとはぐっすり寝てしまう。だが、その後、数々の異様な出来事が起こり、牧師は「こんなはずはない」と悪魔の存在に驚愕する。

題名から受ける印象で身構えてた。なかなか面白い種明かしもあったが、最後になるに従い、笑ってなどおれなくなる展開。

これは撮影隊カメラの位置から撮ったもののはずだが、カメラマンの目線だけでは説明がつかない箇所があった。

★ネル役アシュリー・ベル、清純と悪魔の両極面を演じていた。
posted by ミッキー at 20:38| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月21日

DVD『人生ごっこ⁉︎』

もう午前5時前には明るくなりかけている。なのに世の中は不安でいっぱい。特に昨夜は変な夢を見るし、自分の叫び声で目が覚めるし散々だ。
今は考えるとつい3月初旬までは目が腐るぐらい映画が観られた。今になって幸せだったことを身にしみて感じている。

DVD『人生ごっこ⁉︎』林弘樹監督/80分/2009年

保険会社に勤めるサラリーマンの飛賀渡(根本博成)は朝からどうも調子が悪かった。
大事な書類に水をこぼしたり、人にぶつかったり、はたまた靴底にチューインガムが張り付いていたり散々な一日の始まりだった。

だがこれだけですまなかった。会社の近くでサラリーマンたちが空を見上げていて不思議に思って上を見たら、そこに大型冷蔵庫が……でお亡くなりになったのだ。自分が死んだことも理解できなくて目覚めてみたらとある学校の校庭だった。

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これはシネマジャーナルのSさんから頂戴したDVD。全体的に見るとそうオススメという感じではない。でも映画の導入がとてもユニークで引き込まれた。

そこは「魂」の学校で死者が「死者として」生まれ変わる場所だった。講堂に集まっている人は皆ある事情で死んだ人だ。そこには会社の上司・谷崎部長もいた。

皆それぞれ校長(峰岸徹)の教えを素直に聞くが、飛賀だけは「自分の死」を受け入れられなくて反抗的になるのだ。その「もがき」も想定内ではあるが、彼が生きていた時には知り得なかった「真実」を知らされて、自分が幸せだったことを噛み締めるくだりにはホロッとさせられた。

★ 監督さんは黒沢清、和田誠、北野武のもとで助監督をされてい方。
posted by ミッキー at 19:03| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月20日

DVD『恋人たち』

朝から雨、それでも朝の散歩は欠かさない。まず1000歩ほど遠回りで喫茶店、30分だべったり、テレビみたり(この頃、家でテレビをみるとコロナニュースばかりで気が滅入るのでつけないが喫茶店ではあーだこーだとワイワイ言いながら見ると気が晴れる)してから、朝のマスク様子見徘徊だ。

まあ、ほとんどスカタンだが1週間に1袋は手に入る。家にもあるのにマスク飢餓心理状態だ。少し余分にたまると大阪の姉や映友さんたちに送りたくなってくる。

あ、映画の話しなくちゃ、先週は公開延期の新作をアップしたが今週はビデオやNetflixでがんばってみたい。再来週はまた公開延期の新作にする予定。

それもあってドキュメンタリー専門で「・dplay」というのを見つけた。無料ときいてすぐ登録した。が、無料だけあって面白そうなのをクリックすると「有料」と出てくる!Netflixだってドキュメンタリーはふんだんにあるので無料で通すつもりだ。


DVD『恋人たち』ルイ・マル監督/フランス/1958年

30歳になる奥様ジャンヌ(ジャンヌ・モロー)は、新聞社の社主である夫アンリ(アラン・キュニー)と結婚して八年になる。2人には可愛い娘もいる。

夫は仕事が忙しく妻ジャンヌは不満を抱えていた。夫のすすめもあって月に何度かパリに住む友人マギーを訪ねることが楽しみだった。そのパリで知り合ったポロの選手ラウル(ホセ・ルイ・ド・ビラロンガ)が彼女にとって忘れ得ぬ人となった。

夫は自分ですすめてパリに行かせたが、あまりの変わりように疑いを持つようになった。そんな夫に潔白を証明するために自分の屋敷に友人やラウルを招待した。バレないようにラウルは友人マギーの恋人としてパーティーに招いて……。

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近くのDVD屋さんで3作品千円ぐらいで買った中古DVD。ジャンヌ・モローさんを東京女性映画祭に来日なさった時に2メートルの近距離でトークをお聞きしたことを思い出したからだ。その時全身黒の衣装でその魅力に全身が痺れてしまった。だから迷わずDVDを買った。

この監督さんの前作は『死刑台のエレベーター』、この時のジャンヌ・モローさんがやる役も悪女。そしてジャンヌも悪女……だけど、可愛い娘も捨てて男(ポロの選手とは別人の若者)と逃げるなんて、いくらフランスでも驚く設定じゃなかったかなと思いながら、魅入ってしまった。

★モノクロだけど衣装に色彩が感じられたし、音楽も良かった。
posted by ミッキー at 09:35| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする