2020年07月07日

DVD『おじいさんの草原の小学校』

昨日、明け方の4時半に天気の様子をみたら「小雨で行けそう!」と思ったので大阪に行った。近鉄株主優待券が7月期限で1200円(いつもは1700以上)になっていたのでチャンスとばかりに。

もう一度観たいと思ってた『コリーニ事件』

初め観たときは大感動したが2度目は意外と?つまらなかった。なぜだろうと考えたが筋だけつらつらと見ていただけで2度目だからわかっている。

2度目みても「みてよかった」にはならない原因は、俳優陣の演技が2度目に「あそこの場面の絶妙な演技を見てみたい」がなかったことに気づいた。

コリーニの昔の友人で裁判の時に証言した年寄りの俳優さんが唯一印象に残った場面が2秒ほどあったが、それだけだった。


そして今日7日、一日中降ったりやんだりでも散歩🚶‍♀️はしないといけないので7000歩ほど近隣を歩いた。途中でDVD屋に寄ったら旧作は100円で2週間借りられるので2作品選んだ。これとビリー・ボブ・ソーントンの『バーバー』

DVD『おじいさんの草原の小学校』ジャスティン・チャドウィック監督/イギリス

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ケニア独立から約40年がたった2003年、政府はようやく無償教育制度をスタートさせた。誰でも学校で勉強ができるようになったと聞いた84歳のマルゲ(オリバー・リトンド)は学校の受付へと向かうが門前払いにあう。マルゲはあきらめずに毎日学校へ行き、自分も学びたいのだと訴える。

その姿に若い女性校長のジェーン(ナオミ・ハリス)は周囲の反対を押し切って彼を入学させる。長い間独立運動の活動のため読み書きのできなかったマルゲはジェーンのおかげで晴れて「小学1年生」になったが……。
 
 
2011年の公開当時に観たもの。

84歳のマルゲの人生がどんなに過酷で残虐なものだったかが途中で回想 シーンで出てくる。

そんな厳しい状況の中、生き抜いた男が、84歳になってはじめて鉛筆の持ち方を教えてもらい、数字に1から丁寧に書き、A、B、Cと震える手で書く姿にうたれた。

「将来は獣医になりたい」と笑いながら言うと、若い校長は「勉強は、土の中で眠るまで続けるもの」と応援していた。

だが、きれい事ばかりではなく、恨み、ねたみで学校に石がなげこまれたり、校長がそのために僻地に転任になったりして、ハラハラさせられた。

★最年長の小学生としてギネスブックにものったマルゲ。エンドロールにご本人が登場。笑顔が素敵な知性のあるお顔だった。
posted by ミッキー at 17:33| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月10日

DVD『悪の法則』

DVD『悪の法則』リドリー・スコット監督/アメリカ 

 若くてハンサムな弁護士が、欲張り心から裏社会のビジネスもやっていた。少し儲けて美しいフィアンセともっと豊かに暮らしたいがためにやったのだ。手を引くのは簡単だろうと軽く考えていた。だが、彼の周囲の友人たちを巻き込み、それまで平穏だった生活を揺るがしていく。

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10年ほど前に見ているはずだがほとんど忘れて?いたようだ。

恐い!気持ちの休まる暇がない流れにほとほと疲れた。でも嫌いじゃない!

最後の音楽が意外にもかる〜〜い♪ので「恐がらないで、心配しないで、映画だからね、現実じゃないよ」と言うように気分を明るくさせてくれた。

超豪華メンバーだけどキャメロン・ディアスが不気味!ブラッド・ピット、ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、マイケル・ファスベンダーらは悪者に徹せられない弱さがちらりと見えた。
posted by ミッキー at 07:18| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月07日

DVD『母の身終い』

DVD 『母の身終い』ステファヌ・ブリゼ監督/フランス/108分

出来心から麻薬の密売に手を出した48歳のトラック運転手アラン(ヴァンサン・ランドン)が、刑務所から出所してきた。出所後は年老いた母親イヴェット(エレーヌ・ヴァンサン)の家で暮らすことにした。


だが昔から仲の悪かった母親とは口喧嘩ばかりで、就職もゴミ分別のアルバイト的なものだったが、それもすぐにやめてしまう。


そんなある日、アランは母親が末期の脳腫瘍で死期が近く、スイスで尊厳死を実行しようとしていることを知る。

2回目をDVDで。

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自分に置き換えたら「とんでもない!」だ。日本では考えられないが、映画の方法で「死」ねる国はある。オランダ、ベルギーとアメリカの州で2、3ある。

イヴェットは夫が死ぬとき非情に苦しむ姿を見ていた。息子は母のやることを傍観者としての存在だ。最期の際に「愛」を口走っていたが、それまで何も言わないのが、納得できない。

ホスピスに入り、無意味な延命治療をしないで自然な死を迎え、痛みはとってもらばいいのではないかと思う。こんなのを消極的安楽死というが、その間に息子が母を世話すればいいのに・・・。なんだか哀しみだけが残った作品だった。
posted by ミッキー at 10:19| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする