2017年07月30日

DVD 未公開映画 「ザ・シェフ 悪魔のレシピ」「消されたスキャダル」

DVD「ザ・シェフ 悪魔のレシピ」ダン・ブリングル監督/イギリス/(今年1月の未体験ゾーンの映画たちで上映された)

ロンドンの郊外でゲバブ屋を経営していた父息子。父は息子を大学に進学させ、今は卒業論文か博士課程の論文の締め切り目前で息子を「就職先は国連だ」と励ましている。

そんな病弱な父親がちょっとしたイザコザが元で街のゴロツキに殴り殺されてしまう。一人息子サラール(ジアド・アバザ)は包丁を手に悪魔のような殺人鬼に変化していく。

話の展開は読めるが、かなりじっくりみせる殺し場面。ゾクッとくる描写、ジアド・アバザの怪演にも満足した。暑気ばらいに是非。

☆これと似た展開の映画がマレーシア映画にあった。「趙夫人の地獄鍋」包丁をふるうのは母親と三姉妹。

DVD「消されたスキャダル」ジム・オハンロン監督/イギリス

大都会ロンドンのバタシー地区。元ラグビー英国代表の主将だったマックス(イドリス・エルバ)は、浮気が原因で妻のエミリー(ジェマ・アータートン)や子供たちと別居したが、今は心から後悔していた。

環境の悪い地域で育ったラップの得意な若者キングスリー(フランツ・ドラメー)は、老俳優のテレンス(ケン・ストット)との偶然の出会いで、麻薬組織から足を洗おうと決意する。

子ができないので養子縁組申請をしているタクシー運転手の中年の夫ジョージ(C・C=マイルズ)は、愛する妻にも打ち明けていない秘密があった。

余り交わりのない群像劇。でも最後の締め方にポロリとさせられた。特にラップする若者の才能に気づいてオーディションを受けさす老俳優の話がいい。タクシー運転手の話は接点はない(と、思うが)が夫婦が一番大切にしているものが「二人の愛」だったことを確認し合う、これもミッキーはいい話だと思った。

☆DVD屋さんに行くと、見るだけ〜が、絶対あれもこれもと借りてしまう。今から返しに行くが無事に空手で帰ってこられるか心配😟だ。







posted by ミッキー at 20:07| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月24日

DVD 未公開映画「ドント・ハングアップ」「殺人の才能」

昨日伊豆高原から青春切符で名古屋へ。一枚分の切符を目一杯有効に使おうと、名古屋を素通りして岐阜ロイヤルの『細雪』(1983)を観ようと予定したが、名古屋に着いたら今にも雨が降りそうだったので、そのまま自宅に帰った。

食事とシャワーを浴びて五時半から夕寝のつもりが11時に目が覚めた。携帯がピカピカ光るので見てみると、シネマジャーナルのMさんから

「ペルー映画の『悲しみのミルク』に天燈バルーンがあるシーンがあったとおもいますが、覚えていますか?」とあった。 💦いやいや、覚えていません……ということで近くのDVD屋に🏃。でもこの作品はなかった。

来たついでに「未公開映画」を5本も借りてしまった💦 見る暇があるのかと心配しながら……そして、真夜中に見たのが

🎥「ドント・ハングアップ」ダミエン・マセ監督/イギリス

大学生の男二人がイタズラ電話で人を騙して、その様子をネットにアップして楽しんでいた。2人はいつものように適当な番号に電話したところある男が出たが、こちらの思惑に乗ってこなかったので切ってしまった。

しかし相手は折り返し電話をかけてきた。驚くことに2人の名前も彼女の名前も知っていて両親が旅行ということも全部知っていた……。

内容は「仕返し」だが、その仕返しがあまりに凄惨なので、5倍、10倍返しじゃないか ? と見ていたが、最後には納得のいく「仕返し」分量とわかる。ミッキーは、こんな遊びは絶対真似しないようにと最後に注意を勧告した文字を入れたいくらいだった。

🎥「殺人の才能」チョン・ジェホン監督/韓国

8年間勤めていた保険会社からリストラされたミンス(キム・ボムジュン)は、恋人のスジン(ペ・ジョンファ)に言えないままでいた。彼女は今働いているカフェの主人は、店を売りに出すが安くするから買わないかと持ちかけられて、自分の貯金とミンスの会社から借りれないか相談する。

その時初めてリストラされたことを話す。もちろん別れる羽目になった。だが彼女を諦めきれないミンスは、昼は肉屋、夜は代行運転して一生懸命働いてヨリを戻そうと頑張っていた。

そこにあまり親しくなかったスジンの弟ヨヌ(チョン・ボムス)から車を盗んで海外に売り飛ばす仕事を組んでやらないかと持ちかけられる。

とんでもないと断ったが、弟にも代行運転の客にも、肉の臭いが体に染みついてくさいと言われたミンスは、肉屋をやめてその盗みの話にのることにした。

そんなある日、代行運転の時に自分を首にした元上司と偶然再会したミンスは横柄な態度と悪口に首を絞めて殺してしまう。

ミンスのキム・ボムジュン、あまり見かけない俳優さんだが気の小さい男から「才能」を発揮していく道のりで変化していく姿、表情がリアルだった。力のある俳優さんだ。最後にオチもあって一気に見てしまった。



posted by ミッキー at 10:13| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月22日

DVD「変態村」「変態島」

ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督の新作『地獄愛』が7月に出るので前作のこの2作品を観た。

はじめは「村」だけと思ったがブログを読んでくれている試写室お兄さまが「島」も持って来てくださった。評を読むと「島」は散々だったがミッキーはツボにはまった!

まず「村」から
🎬「変態村」ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督/フランス・ベルギー・ルクセンブルク/2004年

マルク(ローラン・リュカ)は女装して唄う旅回りの歌手。老人養護施設や小さな劇場で歌っている。今日も自分の車に衣装など積んで、とある老人施設で歌って拍手喝さいを受けていて、いつも彼の来るのを待っている老婆や施設の女が意味ありげにマルクに言い寄ってくるが、そんなのはいつものことと言うように冷たくあしらうマルク。

次の目的地、三日後のクリスマス・ショーの場所に行くために車を走らせていたが濃霧で道に迷ってしまう。車の調子も悪くなったのでそこに車を置いて、一軒のボロイ宿に泊めて貰うことにした。

案内してくれたのは、森の中で愛犬ベラを探している若い男ボリス(ジャン=リュック・クシャール)。宿の主の中年男性・バルテル(ジャッキー・ベロワイエ)は無口な男だが、部屋はきっちり掃除が行き届いていた。それに朝起きると宿の所まで車をレッカーで運んでくれていた。

「午前中に直しておいてやるから、散歩でもしていな。だが森の村には絶対近づくなよ」と念を押されたが、マルクは見てしまった。動物を相手に○ックスする男たちを…。

慌てて宿に戻って見るとバルテルに「見たな」と感づかれてしまう。「車はオレの手にはおえないから、明日修理工が来るようにいってあるから今日も泊まっていけ」とその夜もそこに泊まることにした。

変態の名に相応しい作品。公開時に観ていたが、見直したDVDにものめり込んで見入ってしまった。映画の冒頭の老人施設でマルクが歌っているが、そう上手いとは思わなかったが、宿の主人に無理矢理歌わされた時は、かすれ声だったが数段と上手くなっていた。

変態妄想のツボがきっちり描かれていて➕大袈裟かもしれないが「芸術的」でもあった。

近くのDVD屋には最初なかったが「変態村ありますか」と言うにはちょっと勇気がいったが……、是非この手のお好きな方はご覧いただきたい。

次は「島」
🎬「変態島」ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督/フランス、ベルギー、イギリス、オーストラリア/2008年

ポールとジャンヌ(ルーファス・シーウェルとエマニュエル・ベアール)は半年前に起きたスマトラ沖地震の津波で幼い一人息子・ジョシュアが行方不明になってしまった。

二人はプーケットでスマトラ沖地震で親を亡くした子供を助けるための慈善活動をしていて、その会合で見たビデオに息子のジョシュアを発見したジャンヌは狂喜するが、夫は後ろ姿だけで判断できないと否定的だった。

隠し撮りされたビデオに映っていた島は、密かに人身売買をしているところで人を寄せ付けない島だと言われたが、島に詳しいタクシンという人物に会って、その島を案内してもらうが……。

原題はVINYANで、意味はタイ語で「怒る魂」。変態島なんてとんでもない邦題だ。

エマニュエル・ベアールさん扮する息子を探し出すためならお金に糸目をつけない必死な母親と、事あるごとにお金を要求する土地の男たち。島に大勢いる子らは顔を白く塗って大人たちのやることをじっと見つめている。

子どもたちはこの世に未練を残し癒されていない魂を持った少年たちで(女の子はいなかった)子を売り買いする大人を警戒するが、ジャンヌには気を許しているようだ。

夫婦は無一文になってその島から帰れなくなってしまうが、あっちの世界とこっちの世界でどんだけの隔たりがあるのか誰にもわからないことだが、子どもらに囲まれたジャンヌは幸せそうだった。
posted by ミッキー at 00:58| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする