2018年04月10日

一日中DVDで (2)『3つの心 あのときもしも』『ビリー・リンの永遠の一日』

『3つの心 あのときもしも』ブノア・ジャコー監督/フランス/109分/2014/劇場未公開

税務署で働くマルコ(ブノワ・ポールヴ―ルド)は、出張の帰り、終電に乗り遅れてしまう。駅前の酒場でどうしょうかと思っていたら、1人の女性が現れた。酒場では会話はしなかったが、気になったので後を追って話しかけると意外と話がはずみ、二人して夜明けまで小さな町をぶらぶらとする。

彼女はこの街に住むシルヴィ(シャルロット・ゲンズブール)という名前で、一週間後にパリの公園で時間を決めて再会を約束して別れた。

しかし、約束の時にマルコは心臓発作を起こしてしまい、シルヴィに再会することができなかった。

その後、しばらくして 税務署で泣いていた古物商の女性ソフィ(キアラ・マストロヤンニ)と巡り会い、税務関係の相談に乗っている間に愛が芽生えて結婚することとなった。

だが、もうすぐ結婚式という時になってソフィの姉が、忘れられないシルヴィだと知って……。

こんなに俳優さんが揃っているのに劇場未公開とは。姉妹の母親役にはフランスの大女優カトリーヌ・ドヌーブさん。姉妹2人を愛しちゃったブノワ・ポールブールドさんは『ありふれた事件』の3人の監督さんの一人で主役もつとめている。

WOWOWで数回放映されただけらしいが、この作品の展開はあり得ると思った。姉妹では稀かもしれないが友だち同士だったらザラにある話。

普通ならシルヴィとはプラトニックだし、ソフィーとは子どもまで生まれているのだから、大人の判断で「僕たちは縁がなかったんだね……」と日本人なら丸く収めて墓場まで秘密にするが、フランス人は違う。どういうふうに違うかはDVDを見ていただきたい。

🎬『ビリー・リンの永遠の一日』アン・リー監督/アメリカ/113分/2016年/公開日2017年2月11日(土・祝)と決まっていたが延期。

2004年、イラク戦争。傷ついた味方を助けるために銃弾の中に身を投じたビリー・リン(ジョー・アルウィン)。その様子が死んだ兵士のカメラに映っていて、偶然にニュースにとりあげられたことで国の英雄になった19歳の彼とそのチームは、一時帰国の2週間の間に全米ツアーに同行することになった。

実家は名誉ある帰郷で大歓迎されるが、姉(クリステン・スチュワート)からは、2度と戦争に行ってはいけないと言われるが……。

『ブロークバック・マウンテン』と『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』で、2度のアカデミー監督賞を受賞している巨匠アン・リー監督の最新作。こんな素晴らしい作品なのに一般公開はまだされていない。

戦争の恐怖がトラウマになっていて、いろんな場面で出てくる。戦場にいた人間がどれだけ精神的に追い詰められているかまざまざと見せてもらった。



posted by ミッキー at 15:53| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月09日

一日中 DVDで (1)『セリーナ 炎の女』『人間人形の復讐』

日曜にDVDを借りた。それがまあまあ以上だった。まず目に入ったのが先週まで名古屋シネマスコーレで上映していた『セリーナ 炎の女』。これは今年の未体験ゾーンの映画たちの作品。上映時間が1日一回で夕方5時ぐらいと微妙だったので観られなくて残念に思っていた作品。こんなに早くDVDになってるなんて嬉しいし、評判もかなり良かったので飛び付いた。

🎬『セリーナ 炎の女』スザンネ・ビア監督/チェコ、フランス、アメリカ/109分/2014年

1929年、ジョージ・ペンバートン(ブラッドリー・クーパー)は、グレートスモーキー山脈の麓で製材所を経営していた。ある日、彼は火事で家族を亡くして身寄りのないセリーナ(ジェニファー・ローレンス)に一瞬で心を奪われた。

彼は下働きの女に手をつけていて、彼の子どもを宿していたが結婚相手とは思ってもいなくて、セリーナに求婚した。セリーナも「そんなことは気にしない。私だけを見ていてくれればいい」と女と子の存在を歯牙にもかけなかった。

そして、同業だった亡き父親の教えや経験もあって、ジョージと二人三脚で仕事を手伝うようになった。順風満帆の生活が続くと思っていたが……。


監督さんは「未来を生きる君たちへ」でアカデミー外国語映画賞に輝いたデンマークの女性監督スサンネ・ビア。一番最近に観た作品は『真夜中のゆりかご』というサスペンスドラマだった。時代は現代でいろんな問題が含まれていてミッキーはとても気に入った作品だった。

今日見た『セリーナ 炎の女』は今から90年前の設定。女性が男を指図する場面が結構あって、その態度に反感を持つ男もいた。

もう付き合っていないが下働きの女には可愛い男の子が生まれて、ジョージは密かに仕事と金を人を通じて渡していた。2人にも子ができたが流産して2度と妊娠できないとわかってから、夫より、セリーナの方が落ち込んで酒浸りになるのだ。

当時、女は子を産んでこそ一人前か……と、思うようにはならない女の人生をまざまざと見せてくれた。


🎬『人間人形の復讐』バート・I・ゴードン監督/アメリカ/79分/1958年/劇場未公開

人形製作から収集、修理、研究をするフランツ(ジョン・ホイト)は人形工房を経営していた。その工房の秘書募集の広告をみたサリー(ジューン・ケニー)が面接に行くと、前の秘書が急に来なくなって困っているので、すぐに働いてほしいと強引に押しきられてしまう。

仕事はすぐに覚えたがフランツが人形に接する様子があまりにも生身の人間に話しかけているように思えて不安になって、恋人のボブ(ジョン・エイガー)に「前の秘書も、郵便配達の男も忽然といなくなってしまったが人形にされたのでは」と、打ち明けるが笑って信じてくれない。

そんなボブも工房に来た直後、姿を見せなくなって、思い余って警察に相談に行くが……。

最高に面白かった❗️ マット・デイモン主演の『ダウンサイズ』よりう〜んと面白い「ダウンサイズストーリー」だった。

フランツは気に入った人間を人形にして特殊なカプセルに入れるが1日30分(?)ほどカプセルから出して小さくした食べ物を用意して音楽をかけて楽しませる時間を与えている。

なんでこんな小さくされて、閉じ込められてと、不満をいう犠牲者もいるが、何の悩みも消え去って今が幸せという人もいた。

最後のしまい方がさっぱりしていてオチはイマイチだったが、これは是非とも見ていただきたい作品。旧作なのできっと百円ぐらいで借りられると思う。
posted by ミッキー at 18:51| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月27日

見つけた❗️ 字幕版『空海 ーku-kaiー美しき王妃の謎』 DVD「スペイン一家監禁事件」

明後日から上京するので試写以外にも映画館で特集上映などを観たいと検索をしていたら、六本木ヒルズのTOHOシネマズだけ『空海 ーku-kaiー美しき王妃の謎』の字幕版で上映しているのを発見! 東京国際の時もここが初上映のシネコンだったから特別だと思う。

字幕なら染谷くんが一生懸命に中国語を頑張ったのが聞ける。シドニー娘の中国の友人もほめていたし、相手役のホワン・シュワンさんにもけっこう教えてもらって一層仲良しになったらしい。

染谷くんもきっと日本の方々に勉強した中国語を聞いてもらいたいに違いないのに……ミッキーの調べた範囲ではここ六本木だけみたいだ。他に字幕でやっているところがあったらコメントでお知らせいただきたい。

ミッキーはシドニーで一度と名古屋試写で吹き替えを観ているが、再度、染谷くんやホワン・シュワンの生声を聞きたいと思っている。

☆借りていたDVDを返しに行って、また一本題名に惚れて借りた。

DVD『スペイン一家監禁事件』ミゲル・アンヘラ・ヴィヴァス監督/スペイン

働き盛りの夫ハイメと妻のマルタ、年頃の娘イサの3人家族は、郊外の高級住宅地へ引っ越してきた。引越作業もほぼ終わり、広々とした素敵なプール付きのお屋敷で迎えた初めての夜に、突然、覆面を被った3人組の男たちが進入して来て、長く痛ましい過酷な夜が始まった。

犯人グループはなぜ、この家を襲ったか疑問だ。今日引っ越してきた家を狙うって、これは下調べなしで計画したこと?計画はなし?といろいろ疑問が出てきた。

家に人質(妻・娘)を置いて、親父だけ連れ出しキャッシュ・カードで現金引き出させるんだから3人暮らしとわかって押し入ったのだろう。

引越し屋が犯人?それとも「お湯が出ない、どうしてくれる!」と傲慢な感じで電話して恨みをかった水道工事人が犯人?などと考えながら見た。

計画もものすごく杜撰なところと綿密なところがあって、まあ、そこが現実的であり、人間のやることかなと思った。
posted by ミッキー at 16:25| Comment(0) | DVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする