2019年04月15日

シドニー娘から映画感想『ホテル・ムンバイ』

シドニーの娘から『ホテル・ムンバイ』を観たとラインが届いた。日本では今年9月公開の作品だ。

ストーリーは 
2008年ムンバイ同時多発テロを題材にしたオーストラリア人監督アンソニー・マラスの長編デビュー作で、五つ星のタージマハル・ホテルの従業員にデヴ、宿泊客にアーミーたちがイスラム過激派のテロリストに占拠されたホテルで遭遇した恐怖を生々しく再現した作品。

感想は

見応えあったよ。でも登場人物が多すぎで誰が助かって誰が死んだかがわかりにくかった。

最初から最後までドキドキひやひやしながらみた。2008年のインドでのテロがこんなにひどかったなんて。テロリストが四六時中打ちまくり、ホテル内に閉じ込められた人たちは見つからないように隠れたり逃げたり。

赤子を連れてる人がいるからギャーギャーなくたびにヒヤヒヤ。(土の中に隠れる硫黄島の戦争思い出した。)しかもその赤子抱いてる人は自分の子じゃなくてnanny子守の人。赤子なくたびに命の危険が迫るというのに...

このテロで170人くらい死んだらしい。これでインド、パキスタンの関係がより緊張。インドの鉄道のテロも200人程死者がでたらしい。

ホテルは崩壊してしまったから、たてなおし営業再開したらしいけれど、あれだけ血の海になったホテルに泊まろうとするのかな。

⭐️デヴ・パテルはホテルマンの役なんだけど、最初のシーンは、出勤前で鏡の前で頭のターバンを丁寧にまくの。きれいにまくには、なにやら太くて長い針?でやるんだけど、こうやってやるのかと初めて知ったよ その針でターバンを引っ張つたり、しわをのばしたり、巻き終わりを中に押し込んだりしていた。
posted by ミッキー at 09:06| Comment(0) | 感想をいただきました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月20日

この冬休みはSF映画などいかが?【後編】 by ねんねこ

【後編】は今や ゙古典″といって良い2本を選びました。

★『華氏451』('66.英・仏/フランソワ・トリュフォー監督作品)
『華氏911』('04)でも『華氏119』('18)でもありません。「マイケル・ムーアじゃねえよ!」(近藤春菜)
これはちょっと硬派な内容のSFです。これだけアメリカ映画ではないせいか、感覚的にも他の作品とは異なっていて、そこがまた良いです。
原作はSF小説界の巨人レイ・ブラッドベリ。タイトルとなっている ゙華氏451度″というのは、本に火がついて燃え出す温度とのこと。(誰が計ったんでしょうか?)活字の存在しない、近未来管理社会の恐ろしさが描かれています。
主人公モンターグは、禁止されている本の捜索や焼却処理を実行する有能な ゙消防士″でしたが、ある女性と知り合ったのをきっかけに、次第に本の虜となっていきます。管理する立場から法を犯す身となった彼の運命は…
ところで、マーク・レスターという子役〜少年俳優を覚えておいででしょうか?『小さな恋のメロディ』('71.ワリス・フセイン監督)の男の子といえばわかるかな?そのマーク・レスター君がちょこっと出ています。ちょこっとだけどハッキリわかります。生年と映画製作年から計算すると7、8歳でしょうか。ファンだった方、再会してあげてくださいね。
この『華氏451』は、ラミン・バーラニ監督(『ドリームホーム 99%を操る男たち』'14)によって、リメイク版が今年製作されているはずですが、もう公開されたのかな?(スマホもパソコンも持っていないねんねこのガラケーでは今やもう調べられないのです。)どんな仕上がりになっているのかな…?

★『遊星よりの物体X』('51.米/クリスチャン・ネイビー監督作品)
アラスカの氷下から発掘された ゙物体″の謎に取り組み、(おそらく皆さんお察しの通り?異星人だったので)危機に陥る学者や軍人たち。
現在まで数え切れないほど作られてきたいわゆる「地球外生命体もの」の元祖のような作品です。この異星人、人間よりちょっと大きいけどなんかすぐ倒せそうだし、内容も突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めるけど、まだたいした特撮技術もなかったこの時代に、演出面などに工夫をこらして撮られた ゙こういった映画があったからこそ、その礎のもとに今の映画たちが有るのだ″ということをどうかお忘れなく。全体になんだかユーモラスなところもこの作品の魅力ですね。
ジョン・W.キャンベル・Jrの『影が行く』を原作としたこの映画のリメイク作品が、現在リバイバル公開中の『遊星からの物体X』('82.ジョン・カーペンター監督、カート・ラッセルが主演をしとらっせる…)です。格段に進歩した映像技術によるこちらの ゙物体″はなかなか手強いです。さらに、これはねんねこ観てないんだけど『遊星からの物体X ファーストコンタクト』('11.マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・Jr監督)なる3度目の映画化作品も有り。いずれもレンタルDVDが出ています。順番に観比べてみるのもいいかも。

昨日・今日とご紹介した作品のうち『スター・トレック』は現在も代替わりしながら続いている人気シリーズですし、『ファイナル・カウント・ダウン』を含めた他の3作品はいずれもリメイク版が存在します。「再映画化したくなる=それだけ面白いということの証拠」だと思っていただいてよいのでは?

さて、ねんねこがオススメ作品を紹介するにあたっては、家主のミッキーさんから ゙どこのレンタル店にも置いてあるもの″との条件を与えられています。
とは言っても、なにしろねんねこの得意分野は旧い映画だし、゙本当にどこにでも有るもの″となると近年の映画ばかりになってしまい、だったらわざわざねんねこが紹介する意味もありません。ですから、なるべくその条件に当てはまるよう何件ものレンタル店を見て廻って、最低でも2件には置いてあったもの、かつ例の最大手レンタルショップのお取り寄せシステムで取り寄せレンタルの出来るものをセレクトすることにしています。なので、もしかしたら今回紹介した作品がお近くのレンタル店の棚には並んでいないかもしれません。そしたらごめんなさい。

そこで、邦画SF映画代表のオススメとして、金子修介監督と樋口真嗣特技監督による『平成ガメラ三部作』を挙げておきます。いくらなんでもこれはどこにでもあるでしょう!?
★第一作『大怪獣空中決戦』('95)は、キネ旬ベストテンで第6位に入選した傑作。
★第二作『レギオン襲来』('96)は、第17回日本SF大賞受賞作。(キネ旬13位)
★第三作『邪神<イリス>覚醒』('99)もキネ旬22位と健闘。そしてこれは3人の女性キャストに注目してください。
第一作に続いて勇敢な鳥類学者を好演した中山忍さん。なにを隠そう、ねんねこは彼女がアイドルだった頃から大ファンでコンサートにも行きました!
ガメラを親の敵(かたき)と憎むキーパーソンの少女役の前田愛さん。『あっぱれさんま大先生』から女優としてこの映画などを経て、今では来年の大河ドラマにも主演する六代目 中村勘九郎さんの奥方であり、その子らの立派な母親であります。
そして!仲間由紀恵さんです。ワンシーンの出演ながら、今ではもう絶対にぜぇーったいに!やらないような役で出てくれています。
金子修介監督と樋口真嗣特技監督は、この『ガメラ』シリーズで日本の怪獣映画のレベルを一気に押し上げたと言えるでしょう。2001年の金子監督作『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』では迫力がありすぎて、映画館で子供たちが恐くて泣き叫んだという逸話もあるほど。一方、樋口特技監督の仕事は『シン・ゴジラ』に結実するわけですね。
時間と興味のある方は上記のゴジラ映画も併せて、是非とも金子版『ガメラ』を堪能してみてください。

今年のねんねこの出番はこれで終わりです。ここでご紹介した映画に限らず、皆さんがもっともっと面白い映画と出逢えますことを願いつつ…
やや早いですが、Merry X'mas!そして、良いお年を
posted by ミッキー at 23:58| Comment(0) | 感想をいただきました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月19日

この冬休みはSF映画などいかが?【前編】 by ねんねこ

こんばんは(^-^*)/
゙週単位お小遣い制″のため、5000円以上のDVDは買えない哀しいねんねこです。(12/1付【映画三昧】参照)

この冬休みも「なにかオススメの映画を」とのことでおじゃましました。皆さんに観てもらいたい映画は沢山ありますが、「さて、今年はどんなテーマにしようかなぁ?」と考えていたところ…
キネマ旬報誌が先日発表した ゙'80年代のベストテン 洋画編″に於いて、『ブレードランナー』('82.リドリー・スコット監督)が第一位に選出されていました。そこで(無理矢理な理由ですが)SFで行ってみよう!ということにしました。まずは…

★『ファイナル・カウント・ダウン』('80.米/ドン・テイラー監督作品)
現代(といっても'80年代)、米軍空母ニミッツが1941年にタイムスリップしてしまいます。それはまさに日本軍による真珠湾攻撃の直前だったのです!果たして悲惨な戦争の歴史は変えられるのか?そして彼らは元の時代に戻れるのか?
艦長役=カーク・ダグラスと、視察のため乗艦したタイドマン重工社員ラスキー役=マーティン・シーンのダブル主演。この7年後の『ウォール街』('87.オリヴァー・ストーン監督)が、そのそれぞれの二世=マイケル・ダグラスとチャーリー・シーンによるダブル主演だったなぁと、ふと思い出してそれも感慨深いけど、それは全く別の話。(ちなみに『ウォール街』にはマーティン・シーンも出ています。)もうひとつ、この映画に出てくる犬の名前がチャーリー。その犬をあやすマーティン。あ、これはホンットにどーでもいいことですね…
当時お気に入りだった勇壮なテーマ曲がラジオでオンエアされた際に録音してよく聴いていたので、それはもう頭の中で演奏出来るほどですが、今回これを書くにあたってビデオ(中古VHS!)で観直して気づいたことが。随所で流れるBGMのひとつが岩崎宏美さんの『聖母たちのララバイ』にそっくりだったので、「『聖母〜』は何年の曲だっけ?」と思って調べてみたらビックリ!
『聖母〜』発表後に『ファイナル〜』の音楽担当ジョン・スコット氏から抗議があって、実際に盗用というか借用というのか、それが事実だったそうで、だから『聖母〜』の作曲者名にはジョン・スコット氏の名も併記されているとのこと。結構知られているハナシだそうです。ねんねこが公開当時に映画館で『ファイナル・カウントダウン』を観てから38年…その間にそんな騒動があったんですねぇ…
まぁそんなところも頭に留めてお楽しみください。
続いて…

★『故郷への長い道/スター・トレック4』('86.米/レナード・ニモイ監督作品)
地球に謎の探査船が接近。それの発する電波によってあらゆるシステムに支障を来すばかりか、ついには地球滅亡の危機にまで陥ります。その電波が、その時代にはもう無い ゙あるもの″とコンタクトを取るためのものだと突き止めたカーク提督らは、゙それ″を手に入れるべく20世紀後半の地球へと決死のタイムワープをするのでした。
前作に続いてミスター・スポックことレナード・ニモイ氏による監督で、異色作にして最高傑作!
ねんねこは ゙トレッキー″と言うほど熱烈な『スター・トレック』ファンではないですが、子供の頃『宇宙大作戦』はよく観ていたし、劇場版もほぼ観ています。そんな多くのエピソードの中でも一番好きな話です。
『スタトレ』劇場版の2→3→4と、繋がりのあるストーリーなので、続けて観ていただけるとより判りやすいのですが、この『4』だけ観てもじゅうぶん楽しめます。
オールドファンにはお馴染みのオリジナルメンバーのあの7人が現代(といっても1986年。彼らにとっては過去…あぁややこしい!)のサンフランシスコに降り立ちます。タイムトラベルものに付き物のタイムパラドックスみたいな事態こそ出てきませんが、なにかとギャップに戸惑う様も愉快だし、一刻を争う状況のはずなのに、なんだか修学旅行でも見ているような気がして、何度観ても面白いです!
゙異色″というのは、タイムトラベルものという点ばかりではありません。今回彼らの乗っている艦は、あのエンタープライズではなく、前作で宿敵クリンゴンから奪った敵艦(゙バウンティ″と命名)なのです。この映画の本編前に、前作までのストーリーがざっと語られているので何故そうなったのか?はすぐに判ります。そして、この敵艦ならではの機能ゆえにこの任務が可能だったとも言えるのですね。ウマイです!
それから、本編前にもうひとつ、ある方々への哀悼の辞が捧げられますので、皆さんも思い出してあげてください。
そういえば『スタトレ』音楽のシンフォニー版のCDを買って、むかし通勤時にCDウォークマン(!)でよく聴いてました。やたら大音量で、他のCDを聴くときよりもボリュームをかなり下げていたのを覚えています。
あのCD、どこに埋もれてるのかな…?


今宵はここらでよかろかい。【後編】をお楽しみに。
posted by ミッキー at 23:50| Comment(0) | 感想をいただきました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする