2020年02月25日

グリーンイメージ国際環境映像祭(4)受賞結果と『蟹の惑星』(今月28日よりキネカ大森で『東京干潟』と上映)

★グリーンイメージ大賞
レッドライン−ハンバッハの森の中の抵抗

★審査委員特別賞
シカの角が赤く染まる季節
ミンガ 抵抗の声

★グリーンイメージ賞
アポカリプス航空−終末へのフライト 
オオカミの群れ 
風はどこから吹くのか 
蟹の惑星 
スモーク テ
ティッピングポイント−迫りくる食糧危機 
東京干潟 
溶けゆく氷河の下で 
なめとこ山 
はるかなる山の子どもたち 
武蔵野−江戸の循環農業が息づく

🎬『蟹の惑星』村上浩康監督/68分

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多摩川河口の干潟でカニの観察を続ける吉田唯義さんを追い、大都会に生息する蟹たち世界をドキュメントしている。

『東京干潟』は観ていたがこれはまだだった。監督さんは山形ドキュメンタリーの時と同じようにトークが面白くて面白くて司会者さんは不用なほど。

小さい蟹さんを誰しも上からしか見ていないが、真正面から見た顔はとっても愛嬌があった。吉田さんは定年後、約20年あると考えて何かその余生を過ごそうかと考え、多摩川河口の干潟の蟹に巡り合った話や、お部屋にうず高く積まれた自筆の研究資料、写真を見せてくれた。

蟹さんもユニーク、吉田さんもユニーク、監督さんもユニーク……ユニーク三昧させてもらった。
posted by ミッキー at 00:30| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月24日

グリーンイメージ国際環境映像祭(3)『溶けゆく氷河の下で』

🎬『溶けゆく氷河の下で』デニス・ブラキエール監督/カナダ/88分

北極圏の薄い氷が張る海で、野生生物たちは地球環境の変動にどんな適応をしているのか調査するのは、カナダ人のダイバーで写真家でもあるジルとマリア。

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二人は氷の上のシロクマ、アザラシ、セイウチの生態を調べるだけではなく、氷の下に潜って調べていた。これは襲ってくると逃げ場がなく非常に危険なことらしく、いつも逃げる方向を確認しながら撮影していた。

セイウチの獰猛さ、シロクマの達者な泳ぎなど水中での行動が知ることができた。

シロクマはいつもアザラシを食べていたが、今では鳥を追い食料にするほど追い詰められていると聞き、シロクマの親子3頭がエサを探し回る姿に哀れみを感じた。
posted by ミッキー at 11:13| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月23日

グリーンイメージ国際環境映像祭(2)『風はどこから吹くのか』『シカの角が赤く染まる季節』『ミンガ 抵抗の声』

🎬『風はどこから吹くのか』シー・フーファン監督/台湾/60分

台湾のある郊外の人々の暮らしは、町が雇用促進の名のもとで石油プラントを誘致したことで環境が一変した。

一日中、プラントの煙突からは黒い煙がモウモウと吐き出している。


監督さんが育った台湾・雲林県の小さな町で働く場所を得るために、その代償はとでも大きい。大気汚染のもたらす被害は、身体を蝕み、漁が出来なくなったりいている。

毎日400本のエントツから出る汚染物質を耐え忍んで生活するしか手立てのない生活に思考が停止してしまった。


🎬『シカの角が赤く染まる季節』ガリーナ・レオンチェワ監督/ロシア/63分

ロシアのアルタイ山脈の辺境の地で暮らす男たちは鹿の角を生産して生活の糧を得ている。野生の鹿を捕らえて成長させて、角が大きく立派になれば大の男が4、5人で押さえつけてチェーンソーで角の根元から切り落とす……切り口からは血がにじみ出し、その生血が一番強壮剤になると飲む男がいた。

角を切り落とされた鹿はどうなったか、死んでしまうのか、また生えてくるまで飼われるのかわからないが、見終わっても血生臭いシーンがまとわりついて困った。


🎬『ミンガ 抵抗の声』ポリーヌ・デュトロン&ダミアン・シャルル監督/ベルギー/76分

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パタゴニアからメキシコの山々に住む原住民である少数民族たちのコミュニティが蜂起しはじめている。彼らは土地の破壊、命の破壊、独自の言語や風習の破壊を糾弾している。

パタゴニアの土地を守ろうとするマプチェ族、メキシコ南部で新しいコミュニティを作ろうとするサパティスタ民族解放軍、ホンジュラスでより良い社会を目指すレンカ族等々を訪ねる監督カップル。

30以上のコミュニティを訪問している。一つひとつが早く終わってしまうので混乱してしまったが、移動は飛行機をつかわなかったと最後に字幕に書かれていたのが印象に残った。『アポカリプス航空〜』の3分アニメとリンクする貴重な一言だった。
posted by ミッキー at 07:48| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする