2020年08月25日

あいち国際女性映画祭上映作品から(2)『ラ・カチャダ 』『37セカンズ』

C8340946-DD43-44A9-846C-AA0FA427FCA5.jpeg

🎬『ラ・カチャダ』マレン・ビニャヨ監督、脚本、撮影、録音/エルサルバドル/81分

エルサルバドルの露店で物売りをして生計をたてているシングルマザー5人が演劇のワークショップに参加。それが終わってからも、講師と共に「ラ・カチャダ」を立ち上げた。露店の売り子の合間にリハーサルを重ねていくうちに自分たちの生活や悩みに向き合うことになる。

監督さんはちょうどこのドキュメンタリーに出てくる5人のと同年代だ。ずっと暗い事件や見につまされるドキュメンタリーの中にあってこの作品は苦労もその苦労を思い出して泣く場面はあるが、みんな元気で今を生きている。

そんな中で「売り子が女優をやってると言われるより、女優が売り子をしている!」と言っていた言葉が印象的だった。


🎬『37セカンズ』 HIKARI監督/日本、アメリカ/115分

東京の郊外に住んでいる23歳の貴田ユマ(佳山明)は、シングルマザーの恭子(神野三鈴)と2人で暮らし。過保護な母親のもとで車椅子生活を送っているが口うるさく世話をしてくれることが、少し疎ましく思っているユマだった。

彼女は親友で少女コミックの漫画家SAYAKA(萩原みのり)のゴーストライターをしているが、それは2人だけの秘密だった。SAYAKAは今時のアイドル風で可愛くて人気があった。ユマはそんな親友の姿を見て羨ましく感じていた。

題名の37秒は、出生時に37秒間呼吸が止まったことによる脳性麻痺になってしまったことからつけられた。ユマを演じた佳山明さんも同じ脳性麻痺を抱えながら、社会福祉士として活動している方。

詳しくは https://www.aiwff.com/2020/
posted by ミッキー at 09:31| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月24日

あいち国際女性映画祭上映作品から(1)『チャンシルは福も多いね』『ネヴィア』

もうすぐ地元あいちの映画祭が始まる上映作品から観たものを少しだけ紹介する。

1EB6C008-6739-4952-9C17-4D3B97E448BD.jpeg

🎬『チャンシルは福も多いね』キム・チョヒ監督、脚本/韓国/95分

映画プロデューサーのチャンシル(カン・マルグム)は、長年、一緒に組んでいた有名監督が突然死したことで仕事を失ってしまう。生活レベルを下げるために間借りすることにした。大家の老婦人(ユン・ヨジョン)は風変わりで始めは戸惑いがあった。仕事もないので生活のために親しい女優ソフィの家で家政婦をすることにした。そこで教養があって温和なフランス語の家庭教師が気になり始めたチャンシル。

ホン・サンス作品のプロデューサーを務めたキム・チョヒ監督が自らの体験をもとにした長編デビュー作。第24回釜山国際映画祭で韓国映画監督組合賞などを受賞。

40歳のチャンシルさんはフランス語の家庭教師に心乱されるが、そんな気持ちの微妙さを独特な雰囲気を持って演じていた。彼女は美人ではないがだんだんと愛おしくなってくる。


🎬『ネヴィア』ヌンツィア・デ・ステファノ監督、脚本/イタリア/87分

ナポリの近郊の下町に住むネヴィア(ヴィルジニア・アピチェラ)は、売春宿をひそかにやっている祖母ナナとネヴィアの妹エンツァと暮らしていた。すぐ近所には一人暮らしで独身の叔母ルチアもいる。

ネヴィアはまだ17、8歳ぐらいだが学校にも行かず、古着売り、年寄りの買い物やゴミ出しを手伝って小銭を稼いでいる。そんな彼女は地元ヤクザの息子に惚れられているが、相手にもしなかった。こんな惨めな生活から妹と2人でいつか飛び立とうと希望を持ち続けていた。そんなある日、町にサーカス団がきて……。

少女のネヴィアは素顔であったが、いろんな場面で化粧や顔に色をつけるところがあった。そのシーンが本当にうまくいかされていて、最後の幕切れも見事だった。

詳しくは https://www.aiwff.com/2020/
posted by ミッキー at 00:09| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月23日

アジアフォーカス・福岡国際映画祭2020(第30回)開催❗️

おはようございます。
昨日、スーパーでゴーヤの腐りかけが二本50円だったので、いいところだけ刻んでゴーヤとチキン、玉ねぎと残り野菜を入れてカレーを作った。ほろ苦さがあって暑さに勝てそうな気分になった。

5DF47168-218E-4BC7-A97C-9CFF2E77E72A.jpeg

横にあるのはミッキーがつけているぬか漬けきゅうりと生トマト。

アジアフォーカス・福岡国際映画祭2020(第30回)開催される。もう半分以上開催はないと諦めていた。今年は福岡の映友さんたちにお会いできないとしょげていたが、開催と聞いて嬉しさで飛び上がった。

福岡の映友さんやいつも行くメンバーに早速、「絶対行くし、宿も4泊とったよ」とメールした。がよくよく考えたら今までみたいに上映がみんなすんでから美味しいもの食べ巡りは自粛しないと……と思った。だから全員集合は広いロビーで食事は個別か数人でかなと一人で気を揉んでいる。

あ、肝心の映画祭情報は http://www.focus-on-asia.com/

ラインナップの中で1つだけ観た作品があったので添付する。

🎬『プロメア』今石洋之監督/111分

30年前、突然変異で誕生した炎をあやつる人種<バーニッシュ>が出現。世界が大炎上して半分が焼失した。そして、今、攻撃的な一部分の人が<マッドバーニッシュ>と名乗り、再び世界に襲いかかってきた。

高機動救命消防隊バーニングレスキューの新人隊員・ガロ・ティモス(声:松山ケンイチ)は、昔ながらの火消しのマトイをかついで、マッドバーニッシュのリーダーのリオ・フォーティア(声:早乙女太一)に立ち向かっていく。

6123D410-6C98-4477-8AAC-7D712C7E2DA4.jpeg

テレビ『天元突破グレンラガン』の監督今石洋之、脚本には原作者である中島かずきも参加のオリジナルアニメ。

脚本がとても分かりやすいので最後まで付いて行けた。炎=怒りの表現方法も理にかなっていて、人間の生活や社会に潜む「怒り」の内面も表しているように思えた。

映像と音のバランスも良かった。特に音の重なりがある部分の一つひとつの音がクリアになっていて音の整音技術に特別なものを感じた。

まあ、始めから「声の出演」のキャストに目がいってしまって観てみようかと試写に行ったが、技術面に見るものがあった。





posted by ミッキー at 09:01| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする