2024年12月26日

センチュリーシネマ24周年記念イベントのお知らせ

センチュリーシネマで心に残る映画館の思い出を作りませんか?
サニーデイ・サービスの曽我部恵一さんと一緒に映画鑑賞! そして映画を鑑賞したその後はトークと生演奏で忘れられない1日になるはず

〜曽我部恵一さんのセレクト作品〜

『夏の娘たち ひめごと』
サニーデイ・サービスの曽我部恵一さんは大の映画好き。曽我部さんが厳選して選んだ映画上映と弾き語り演奏をご披露いただきます♪

本イベントを下記の通り行います。


【日 時】2025年1月12日(日) 13:00の回 上映後登壇・演奏
【登壇者】サニーデイ・サービス 曽我部恵一さん
【場 所】センチュリーシネマ
【料 金】一律 3,800円 ※各種割引不可・ムビチケ・無料招待券利用不可
【チケット】WEBにてチケット販売中
イベント詳細: https://eiga.starcat.co.jp/info/detail/?id=306

posted by ミッキー at 21:03| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月03日

センチュリーシネマ24周年記念イベントのお知らせ

センチュリーシネマ24周年記念して 12月14日(土)『大きな家』竹林亮監督&齊藤工さんトーク付きスペシャル上映を開催。

センチュリーシネマを代表する大ヒット作『14歳の栞』『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』そして最新作『大きな家』を手がけた竹林亮監督、企画・プロデュ−スを務めた齊藤工さんをお招きして、『大きな家』上映×トーク付きスペシャルイベントを実施!

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児童養護施設で暮らす子どもたちにとっての様々な“大切な日”が記録されている本作、観た後には自分にとっての“大切”に思いを馳せたくなります。

長い月日を密着した製作チームが語る ここだけの秘話と作品にかけた思いをセンチュリーシネマでご体感ください

本イベントを下記の通り行います。

【日 時】12月14日(土) 11:00の回 上映後ご登壇 / 14:15の回 上映前ご登壇
【登壇者】竹林亮監督&齊藤工さん
【場 所】センチュリーシネマ
【料 金】≪一般≫ 2,500円  ≪シネクラブ会員≫ 1,500円 ※各種割引不可・ムビチケ・無料招待券利用不可
【チケット販売】WEB先行 12月3日(火) 19:00より販売開始
イベント詳細: https://eiga.starcat.co.jp/info/detail/?id=307
posted by ミッキー at 10:39| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月05日

東京国際映画祭2024『港に灯がともる』『お父さん』

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映画祭はまだ終わっていないが、今日でやめて目休めをしている。残念ながら上京して来た甲斐のあった作品をチョイスできなかった。運が悪かったのか、良い作品が少なかったのか……まあ運が悪かったことにしておこう。

今日アップする2作品はそんな中でも上出来の部類で、賞を取って欲しいと願っている。

🎬『港に灯がともる』安達もじり監督、脚本/119分/Nippon Cinema Now/来年1月公開予定



1995年の震災で甚大な被害を受けた神戸の長田区で暮らしていた在日韓国人・金子家の娘として生まれた灯(あかり)は、両親から家族の歴史や震災当時の話を聞かされ続けていたが実感は持てず、その話を聞くたびに「孤独と苛立ち」にかられていた。

震災で仕事を失った父・一雄は家族と言い争いの日々。両親は離婚の話が進んでいて家にはギクシャクとした冷たい空気が流れていた。

そんな中、結婚を控えた姉・美悠が日本へ帰化しようととしたことで、家族の間が今まで以上に厳しさが増していって……。


灯(あかり)を演じた富田望生さんから目が離せなかった。

民族差別の中で生きて来た祖父母、両親。そし震災を知っている両親の家庭で、その話題や苦労の愚痴が出ても、黙って聞くしかなかった灯。

そんな疎外感が原因かは定かではないが「死にたい」とつぶやくようになる。精神科に通ったり、話をじっくり聞いてくれるグループに入ったりして、自分でどう生きていくかを模索している。

そんな彼女を、時間をかけて「見つめる」ように撮っていて、長いワンシーンがとっても慈愛に満ちていた。最後のシーンも見事だった。

🎬『お父さん』フィリップ・ユン監督、脚本/香港/131分/コンペティション部門

香港のツェンワンで母親と娘が惨殺される事件が発生。殺した犯人はなんと15歳の息子(ディラン・ソウ)。

被害者の夫で、も父であり、加害者の父でもあるユン(ラウ・チンワン)は、こんな悲劇を招いた原因は何だったのかを究明するかのように、裁判を傍聴し、収監中の息子との対話を試みる。


これは香港で実際に起こった事件で監督さんは実在の父親に何回も話を聞いて制作している。

加害者の父親、被害者の夫、父親という複雑な立場をラウ・チンワンが見事に「生身の人間」として演じていた。

こういう悲惨で救いようがない事件は、どこの国においても起こり得ること。

本当のところはもっともっと「人に言えない苦しみ」があったと思う。

どうして起きたか、何が原因だったかがわからないまま終わったが、「わからない」のも含めての事実だから、物足りなさは感じなかった。





posted by ミッキー at 17:45| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする