2018年02月15日

第13回大阪アジアン映画祭と中国映画祭「電影2018」のお知らせ

★今年最初の大きな映画祭、アジアの国々から春を運んでくれる「大阪アジアン映画祭」が来月3月9日〜18日まで開催される。http://www.oaff.jp/2018/ja/index.html

オープニング作品は『朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト』イ・ジュンイク監督/2017年/韓国/128分

イ・ジュンイク監督は『建築学概論』の方でイ・ジェフンが朴烈(パクヨル)を、彼が愛する女性・文子をチェ・ヒソが演じる。

1923年、関東大震災直後に広がった噂により、関東近郊に住む多くの朝鮮人が殺害された。事態の沈静化を計った日本政府は、社会主義活動をしていた朝鮮人青年・朴烈に目をつけ、彼の同志で恋人の金子文子とともに逮捕する。

クロージング作品は『名前』戸田彬弘監督

直木賞作家・道尾秀介氏が映画のために書き下ろしたオリジナル原案を『ねこにみかん』の戸田彬弘監督が映画化したミステリアスな人間ドラマ。

経営していた会社が倒産したため、茨城にやってきた中村正男(津田寛治)。他人の名前を偽って使い、体裁だけ保って自堕落な暮らしを送っていたが、ある日、彼を「お父さん」と呼ぶ女子高生・葉山笑子(駒井蓮)が現れる。

上記2作品を読んでいるだけで待ち遠しいミッキー。大阪へは7泊予定で行くよてい。今年もどんな映画い巡り会えるか楽しみにしている。

★国際交流基金(ジャパンファウンデーション)が、2017年に日中両国の国交正常化から45周年を迎えたことを記念して、東京・大阪・名古屋の3都市で中国映画祭「電影2018」が開催される。
http://www.jpfbj.cn/FilmFestival/denei2018/

ここで上映される作品でミッキーがシドニーで観ている『芳華ファンホァ-Youth-(中国語タイトル:『芳華』)』を再度、紹介したい。

🎬『《芳华》YOUTH 』フォン・シャオガン監督/イベント・シネマにて

会場にはミッキー年配の人ばかり30人ほど。若い人は2、3回見回してもいなかった。映画を観た後、なるほどと思った。

軍隊文工団の青年たち青春群像劇。

英語字幕は早く消えてしまい、ほとんどわからずじまいで観たが、1970年代の国の政策下で訓練された「文工団」の様子、そこでのプラトニックな男女の出会い、その方たちの現代の様子まで描かれていた。

オーケストラあり、歌あり、ダンスありの素晴らしいもので、厳しい練習の様子も映し出されていた。

お名前はわからないが(ホアン・シュアンだった)覚えのあるお顔だったし、今年の大阪アジアンで上映してくださるかもしれないのでラインナップ発表(まさかのバッテイング!!)が楽しみだ。

☆「文工団」は歌舞や演劇等々を通じて国家の宣伝を行う部隊。軍人の身分が与えられている。

2月24日公開の日中合作映画『−KU-KAI−』白楽天役で主演を務める俳優・黄軒(ホアン・シュアン)は日本語吹き替え。この『芳華』では生声が聴ける。ミッキーも日本語字幕で観たいがアジアンとかさなっているので、今、すごく悩んでいる……。
posted by ミッキー at 17:54| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月14日

トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2018 (5)『オンネリとアンネリのおうち』

ノーザンライツ映画祭では、8作品観たがマッツ・ミケルセンの出る『プラハ』はアクシデントが起きて💦残念ながらチケットを買っていたが観られなかった。

さて最後に書くのをのけておいた可愛い可愛いオンネリとアンネリという女の子2人の映画を紹介する。これは一回だけの上映で立ち見も出たが、6月にYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開予定。

🎬『オンネリとアンネリのおうち』サーラ・カンテル監督/フィンランド/80分/2014年/6月公開予定

オンネリとアンネリは大の仲良し。今日も2人でバラ通りを散歩していると、ある家の前で「正直者にあげます」と書かれた封筒を拾う。大金が入っていたのですぐに警察に届けたら、警察のおじさんが「これは君たちのものだよ」とお金を受け取ってくれなかった。

2人はお金より結んであったリボンをお互いの髪につけて楽しんでいたら、バラの木夫人というおばあさんから2人にぴったりのお家を買うことになって……。

年金満額・前期高齢者のミッキーも童にかえって魅入った。

原作はフィンランドで長く愛されているマリヤッタ・クレンニエミの児童文学作品。

2人の女の子のかわゆい表情、周りの大人たちのユーモア溢れるふるまいが、日頃の生活に疲れたり、ひょっとしたら気がついていない「汚れ」を、さらさら流れる春の小川で洗われたような気分になった。

素直で正直な人に「ぴったりのお家」をプレゼントする魔法使い。 映画の中とは言え「こころにくい」設定。

2人のおうちは……書くと止まらなくなりそうだから、ここは我慢しよう。公開したらもう一度、おうちプレゼントのバラの木夫人にあって、ミッキーにちょうどいいおいえを頼んでみよう。
posted by ミッキー at 08:32| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月12日

トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2018(3)『グッド・ハート』『ストロベリー・デイズ』

今回の東京は娘がインフルエンザに罹っていたために 7日から4日間、南千住の常宿に泊まった。1泊3300円で、ここ「福千」を常宿にした理由は非常に清潔だからだ。門限11時、朝のお風呂はなしなど条件はあるが、受付の親切さ清潔さにひかれた。

昨日からは東中野の娘のところ。「お母さん、お金、使わせてしまってごめんなさい」と優しいこと言ってくれる。

🎬『グッド・ハート』ダーグル・カウリ監督/アイスランド、デンマーク、アメリカ、フランス、ドイツ/95分/2009年/日本初上映

ニューヨークでバーを経営しているジャックじいさん(ブライアン・コックス)は、入院先の病院で偶然隣のベッドになった自殺未遂したホームレスの若者ルーカス(ポール・ダノ〕と知り合い、自分の店で働いてもらうことにした。

孤独だったルーカスはじいさんの店の屋根裏に住まわせてもらい、真面目に働き、少しずつ明るくなって来た。

そんなある日、失職(キャビンアテンダント)したばかりの美しい女性が現れて……。

ダーグル・カウリ監督作品『氷の国のノイ』『ダーク・ホース』『好きにならずにいられない』は観ていたが『グッド・ハート』は未公開作品で、この映画祭で初上映されると知ってとても嬉しかった。

いままでの3作品はアイスランドが中心だが、今作は舞台がニューヨーク(摩天楼のニューヨークではなくてブルックリンの下町という雰囲気)というのも気になっていた。

それにハリウッドスターのポール・ダノ(『スイス・アーミー・マン』)、ブライアン・コックス(『ジェーン・ドウの解剖』でアメリカ・バージニア州の田舎町に住む経験豊かな検死官)いう面々だから、ひょっとしたら公開も想定内だ。

しかし、前3作品と比べるとミッキーの好みからちょっと外れた。世界の大都会ニューヨークの「毒」のようなものが、監督独自のカラーとは違うのではないかと感じた。


🎬『ストロベリー・デイズ』ヴィクトル・エーリクソン監督/スウェーデン、ポーランド/93分/日本初上映

収穫期を向かえたスウェーデンのいちご農園に、ポーランドから両親と共に出稼ぎにやって来た15 歳のヴォイテク。そこでは彼ら労働者は差別され、不当な賃金の元で雇われていた。

しばらくして、ヴォイテクといちご農園経営者の娘アンネリは愛し合うようになるが……。

日本にも収穫の時期に沖縄に行ったり、青森に行ったりして人生を満喫している方がいるが、このいちご農園は甘いいちごとは裏腹に厳しい現状が映し出されていた。

エーリクソン監督は、きっと真正面からこの実態の厳しさをティーン世代の恋愛を絡めて描きたかったのだと思う。

いろんな国々における差別以上に、人間とも思っていない扱いをする人、受ける人の両方が「あなたたちのすぐそばにいて、起こっている」とでもいうように、真夏の太陽に照らされてメラメラと燃え上がる、怒り、悲しみ、そして身分違いの恋を描いていた。

あまり知られていない俳優さんばかりで、内容に「遊び」がないので面白みに欠けるという点もあるが、監督さんの情熱はうんと伝わってきた。


posted by ミッキー at 10:36| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする