経済自由化と教育制度の改革で、インドは多くの私立教育機関や予備校が設立された。高い授業料に応じた質の高い授業が提供されるが、その一方、公立学校は有能な教員が私立校に引き抜かれ、低階層の生徒は家計を助けるために学校に来なくなった。
チョーラワラム村の公立校に赴任してきた若き数学教師バーラ(ダヌーシュ)は、お菓子目当て入学式に生徒は来たが、翌日は1人も来ないなど、そんなさまざまな困難に立ち向かいながら、生徒たちが登校するように説得したり、共通試験で良い成績を取らせたりして頑張るが……。

久しぶりにインド映画らしい作品に出会った。物語の始まり部分がとっても面白くワクワクした。
インド特有の賑やかな音楽、良い人、悪い人(?)がはっきりわかるのも、どっぷりと映画に入り込めた。
貧乏、お金持ち、カーストの低い高いによって人生が決まってしまう時代の物語と思いきや、実在した先生だったと後から知った次第。