2020年05月14日

公開延期の新作映画『死霊魂』

🎬『死霊魂』ワン・ビン監督、撮影/中国/495分/公開は8月の予定

1950年代後半に起きた中国共産党の反右派闘争で静粛されて、ゴビ砂漠にある再教育収容所に送られた中で生き残った人々の壮絶な体験談の証言を集めたドキュメンタリー。

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2019 年に開催された山形国際ドキュメンタリー映画祭で観た。ロバート&フランシス・フラハティ賞(大賞)受賞作品だ。

8時間以上かかるドキュメンタリーで、休憩が2回入った。これを観ると他の作品が観られなくなるが、ワン・ビン・ドキュメンタリーを観ずして山形に行ったとは言えまいと一日がかりで臨んだ。

ワン・ビン作品は545分の超長編の『鉄西区』(2003年の山形ドキュメンタリーで大賞受賞)も、同じゴビ砂漠の収容所を題材にしたドキュメンタリー『鳳鳴ー中国の記憶(これも2007年に山形ドキュメンタリーで大賞受賞)』も観ている。この『死霊魂』で3度目のグランプリだ。

長さとしては『鉄西区』が長いが居眠りをした。だが『死霊魂』は、一人ひとりの証言の語りかけが真に迫っていて、観ているこちらが話相手の状態になって知らぬ間に休憩が入る3時間が経っていた。

もう一度観る覚悟は(体力的に)ないが「これこそ、ドキュメンタリー映画の本髄」と感じた作品だった。
posted by ミッキー at 21:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月13日

公開延期の新作映画『薬の神じゃない!』

🎬『薬の神じゃない!』ウェン・ムーイエ監督、脚本/中国/117分

上海で回春の薬を売る店主チョン・ヨン(シュー・ジェン)は店の家賃さえ払えない状態で妻からも見放されていた。
そんなある日、「血液のがん」である慢性の骨髄性白血病患者リュ・ショウイー(ワン・チュエンジュン)が店にきて、国内で売っている治療薬は非常に高く、安価で成分が同じインドのジェネリック薬を購入してくれないと依頼して来た。

初めは断ったもののお金に困っていたチョンは、ジェネリック薬の密輸と販売に踏み切った。儲けは多くなって秘密裏ながら需要が増えたので購入グループを結成した。

最初に頼んできたリュ、白血病の娘を持つダンサーのリウ・スーフェイ(タン・ジュオ)リウ牧師(ヤン・シンミン)、力仕事が得意な不良少年のボン・ハオ(チャン・ユー)が加わり大きく拡大していくが……。

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週に2日続けてマッサージに通っている(続けてやるのがミッキーの流儀)。そのマッサージ店で中国出身の先生がおられて吸い玉や針をしている方が、この『薬の神じゃない!』を知っていて去年里帰りした時に話題になっていたと教えてくれた。ご自身は観ていないらしい。いただいた資料には500億円の大ヒットと書いてあるが、映画に興味のない人も知っていたから納得できた。

これを観て2014年に公開されたマシュー・マコノヒー主演の映画『ダラス・バイヤーズクラブ』を思い出した。マコノヒーが体重を20キロ落としてエイズ患者を演じ、第86回アカデミー賞で主演男優賞を受賞したことで有名な映画。エイズも白血病も薬が命。今はわからないが、当時は金の切れ目が命の切れ目と言われていた。

困っている人の中で、噂が噂を呼んで隠しきれなくなって、しまいには当局に目をつけられてしまう。が、そこでチョンの取った行動は……男気のあるチョンの活躍が眩しい実話物だ。
posted by ミッキー at 14:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月12日

公開延期の新作映画『ライブリポート』

カーテンが少し開いていて朝6時前に日差しで目が覚めた。昨日は夜中に起きなかった。太陽の陽で目覚めるなんて素敵だが、これからの天候しだいでは夏の蒸し暑さや極暑に耐えていかれるか心配だ。

6月中旬から東京では試写が始まるそうだ。名古屋はまだ連絡がないがそのうち来るかと待っている。東京の配給さんからロシアの作曲家ハチャトリアンの自伝的な作品がパソコンで見られるようにして送られてきた。

7/31公開ユスク・ラジコフ監督『剣の舞 我が心の旋律』早速開いてみた。

ハチャトリアン、ヴァイオリンニストのオイストラフ、作曲家のショスタコーヴィチの3人が揃う場面があった。ごった返す市場のようなところで国の批判的なことを小声で話していたが、ここで演奏しようとなってオイストラフたちが ヴァイオリン、チェロなどで民族性たっぷりの演奏をしていた。オイストラフさんはヴァイオリン、ビオラの世界で五本指に入る名手。俳優さんも上手く聴き惚れた。

これ、小さな画面でも心打ったが、絶対に大画面で観たい作品。気が急くがここで慌てても仕方ないと気持ちを落ち着かせた。


🎬『ライブリポート』スティーブン・C・ミラー監督/イギリス、アメリカ/99分

警察に透明のガラス箱のような物に閉じ込められて、泣き叫ぶ少女の映像が届いた。水が箱に注がれていて満タンになって溺れてしまう。それまでの時間は64分。犯人は金を要求して来たが張り込みがバレて逃してしまった。

ちょうどその頃街をパトロールしていた警察官ペニー(アーロン・エッカート)は犯人と遭遇、追跡するが撃ち合いになった末に殺してしまう。

大失態を犯したペニーは警官を即座に首になるが、それでも少女を助けようと男が持っていた携帯の動画で、少女の命があと64分しかないことを知って一人で捜査する。

一方、地元のニュース配信サイトの新米リポーター・エイヴァ(コートニー・イートン)は、街中でニュースネタを探していたところ、この誘拐事件を知り、協力するので生配信させてくれと頼み込んで……。

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生配信によって捜査状況がリアルタイムで公開されるという誘拐事件を描いたサスペンス。

始めの数分はペニーの1日のはじまりを描いている。規律正しい性格でちょっと古くさいタイプの警官だ。一方、新人リポーターのエイヴァは若々しくて前向きな性格だ。そんな歳の離れた2人が捜査する時間が、観ているこちらと同じ時間でライブ中継される。

きょうび、テレビをつければ「ネット中継」や「動画配信」が多いので、新鮮味は薄れるが最後の最後で……、楽しみに公開をお待ちいただきたい。
posted by ミッキー at 10:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする