2019年03月19日

不用意な一言で心が離れていく 3月23日公開『エマの瞳』

🎬『エマの瞳』シルヴィオ・ソルディーニ監督/イタリア、スイス/115分/3月23日より新宿武蔵野館他にて全国ロードショー公開

広告業界人のテオ(アドリアーナ・ジャンニーニ)は恋人グレダ(アンナ・フエルツェッティ)や家族とも適度な距離をおいて仕事に没頭していた。

そんなある日、暗闇の中を白杖で進む「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」のワークショップに参加した彼は、そこで働いていた盲目の女性エマ(ヴァレリア・ゴリノ)の声に魅せられる。彼は彼女が営む整体マッサージを受けに行く。白い杖をつきながらも活動的な彼女に、テオは離れがたい気持ちになっていくが……。

盲目の整体師を演じるヴァレリア・ゴリーノの熱演によるところが大きい作品。エンマと親友の弱視の人も良かった。盲目と弱視の違いも丁寧に演出されていた。

演出力、カメラはとても良かったが、テオの心変わりする速度についていけなかった。これがイタリア男の本質とは思いたくないが、ミッキーには理解できない冷たい行動をする。

⭐️この監督さんの前作『多様な目』(未公開)は目の見えない方々の生活ぶりを追ったドキュメンタリーが、この『エマの瞳』の製作へつながった作品。

『多様な目』シルヴィオ・ソルディーニ監督

視覚障害を持つ10人の方の生活を追ったドキュメンタリー。出て来る人は、理学療法士、企業家、彫刻家、ミュージシャン、テレフォン・オペレーター、退職者、チェロ弾きの女子学生、作曲家…。

目が見えないことを克服した人、目が見えないことをあまり不自由に思ってない人がいて、皆、共通することは、お金に余裕があること、性格が前向きで明るいことだ。ヨットやアーチェリーなどのスポーツを音声認識しながら実行する。写真を趣味とする人は空気の流れや微かな光の変化でシャッターチャンスをものにしていた。経済的な裏打ちがあるとしても前向きな人生を歩んでいる姿に見とれてしまった。
今はどんどん新しい手助けする機械や介助用品が開発されているのに驚いた。

⭐️日本では公開されていないが『司令官とコウノトリ』も佳品だった。

posted by ミッキー at 04:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月18日

『えいがのおそ松さん』『Bの戦場』109シネマズにて

昨日は寒のもどりのような寒さだった。大阪で8日間ホテル住まいでたっぷり寝たつもりだったが、やはり自分の寝間で寝るのが一番。🏃歩いて10分の109シネマズに観たかった映画を観に行った。

2つの映画でこんな品をいただいた。Bの戦場 よしこのペタッと貼り付ける付箋、おそ松さんではコースター。

image.jpg

🎬『えいがのおそ松さん』藤田陽一監督

世にも珍しい男の子ばかりの6つ子ということで大きな話題となった松野家の子どもたちは、赤ちゃんの時から世間の目を集めてチヤホヤされていたが、20歳を超えたころからは全員がニート、女性とのお付き合いもなしという状態になっていた。

そんな彼らに高校の同窓会に彼女ができるかもしれないと意気込んで行くが、同級生と自分たちの違いにがっくりしてしまう。

しかし、そんな6人に不可思議なことが起こる。それはもうすぐ高校卒業という18歳の過去にタイムスリップしてしまって……。

気楽に楽しめる➕ホロリとするアニメだった。40人ほど入っていてお子さまはいなかった。

タイムスリップしたのは6つ子のうちの誰か一人がこの卒業時期に「強い後悔」を抱えていたからだ。たった2年しか経っていないが高校時代はうんと個性的で別行動が多かったが、20歳の彼らはパパ、ママと同居で2階の一部屋で6人一緒、思い思いの格好で雑魚寝する、そして朝をむかえて「今日は何しようか」と言い合っている。

そんなダラけている6人、アニメだから「笑って許して」楽しんだ。


🎬『Bの戦場』並木道子監督

誰もが認める「ブス」を自覚して、結婚をあきらめて一生懸命ウェディングプランナーとして働く香澄(よしこ)は、新しく赴任してきたイケメン課長・久世(速水もこみち)から突然プロポーズされる。

ブス好きの久世から正真正銘「ブス」呼ばわりされる香澄は、当然、久司を受け入れることができなかった。

さらに出入りのお花屋さんのフラワーコーディネーターの武内(大野拓朗)からも好意をよせられてしまい……。


ブス、不美人、暗くて目立たない設定の映画は多いが、それを演じる人は「元はいい」のがほとんどだ。だけど、だけど、よしこさんは「ホンモノ」だ。失礼な話でごめんなさい🙇

お笑いコンビ「ガンバレルーヤ」の人だが、ミッキーはこの映画を観るまで知らない方だった。

今は、美人か、可愛いか、個性的か、で分類される時代だが、ミッキーの小さい頃は子ども心に「このおばちゃん、よく結婚できたなぁ」「うわ、こわい…」と思う人がけっこういた。当時「はしかは命定め、ホウソウは器量定め」という諺があったくらいだから、きっとそういう方がいたのではないかと思う。

もこみちさんが「顔はブスだが、身だしなみが良くて、品がある、貴女こそ、僕の理想なブスだ!!」と言っていたが、反対にすっごい美人でも洋服センスが良くなくて下品なら、と考えるともこみちさんの言ってることに同感した。でも、こうもブスブスと言われたら凹んでしまう気持ちもわかるな。





posted by ミッキー at 07:17| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月08日

病室に入るときはノックしようぜ 3月15日公開 『君は月夜に光り輝く』

今日から大阪。大阪アジアン映画祭と中国電影映画祭に行く。全部で8泊で宿代は2万円以内。連日夜の11時過ぎになるが始まりがお昼なので、二度寝で体力温存して、外食続きにもなるのでいろいろ工夫して過ごすつもりだ。


🎬『君は月夜に光り輝く』月川翔監督/101分/3月15日より東宝系映画館で全国ロードショー公開

転校してきたばかりで顔も知らない入院中の女の子に寄せ書きに参加させられて、最後に書いたので、それを届ける役まで押し付けられた高校生・岡田卓也(北村匠海)は、仕方なく病院に訪ねて行く。

その女の子は、発光病で入院している渡良瀬まみず(永野芽郁)で、発光病にかかると細胞異常により皮膚が発光、死が近づくにつれその光は徐々に強くなって成人するまで生存した者はいないという不治の病だった。

会ってみるとそんな重病人とは思えないほど明るかった。そんな彼女にまた会いたくなって行った時に、まみずのお父さんからの思い出の品を壊してしまった卓也は、お詫びのしるしに「病院から出られないまみずの願いを代わりに実行して感想を伝える代行体験」をすることになって……。


まさかこんな病があるのか?と一瞬思ったが、ないに決まっている。まあ、現実にある病を題材にすれば現実にたたかって闘病中の人もいるので、それよりまさかの病の方が当たり障りはない。

ミッキーが演出的に驚いたのは5回以上まみずの病室を見舞うが、一回もノックしない……一番最初もだ。このことが気になって気になって(年寄りは一度引っかかるとそこだけが気になってしまう)。一人部屋でも大部屋でも異性なら特に絶対ノックはしないと😱。

永野芽郁&北村匠海は好感のもてる2人で、特に男の子は良かった。書いてしまうとネタバレになって興味半減するのでここまでだが、泣けるほどの悲しさは感じなかった。それよりお得意の居眠り💤も少ししてしまった💦
posted by ミッキー at 04:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする