🎬『夏目アラタの結婚』堤幸彦監督/120分/9月6日より新宿バルト9、109シネマズ名古屋他にて全国ロードショー公開
日本中を震撼させた連続バラバラ殺人事件の犯人で、逮捕時にピエロのメイクをしていたことから「品川ピエロ」と呼ばれてでいる死刑囚・品川真珠(黒島結菜)。児童相談所職員の夏目アラタ(柳楽優弥)は、その事件の被害者の子どもに頼まれ、まだ発見されていない被害者の首を探すため、いろいろ手を尽くして、真珠に会うことにした。
だがアラタの前に現れた真珠は、残虐な事件を起こした凶悪犯とは思えない風貌だった。アラタは真珠から情報を引き出すため、大胆にも彼女に結婚を申し込む。毎日1回20分だけ許される面会の中で、会うたびに変わる真珠の言動に翻弄されるアラタ。やがて真珠はアラタに対し、自分は誰も殺していないと告白した。
主演は柳楽優弥。原作は乃木坂太郎の同名ベストセラーコミック。監督はを堤幸彦監督。
奇異な縁で死刑囚の女と獄中結婚かする柳楽優弥。死刑囚の女に黒島結菜。脇には佐藤二朗、中川大志、丸山礼、立川志らく、市村正親が共演。
サスペンス度は上々❗️最後まで席をお立ちにならないで。
2024年09月04日
2024年09月03日
『ソウルの春』ミッドランドスクエアシネマにて
🎬『ソウルの春』キム・ソンス監督、脚本/韓国/142分
1979年10月26日、独裁者と言われた韓国の朴正煕大統領が側近に暗殺された。
民主化を期待する国民の声が高まる中、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官(ファン・ジョンミン)は、新たな独裁者の座を狙い、陸軍内の秘密組織「ハナ会」の将校たちを率いて、同年12月12日にクーデターを決行。
一方、高潔で正義感の強い軍人として知られている首都警備司令官イ・テシン(チョン・ウソン)は、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況にの中で、軍人としての信念に基づいてチョン・ドゥグァンの暴走を阻止するために立ち上がる。
もう随分前に公開された『ユゴ 大統領有故』を思い出した。ハン・ソッキュ(ミッキーは大ファン)主演。その後の出来事が今作では克明に描かれている。
劇場は公開されて2週間だが、50人以上の入りだった。男の方が圧倒的に多かった。
ファン・ジョンミンとチョン・ウソンを並べて見ると、どうしいてもいい男に目がいってしまうが、反乱を起こすファン・ジョンミンの悪顔がなんとも憎々しくて、うまい役者さんと再認識した。
久しぶりに骨太の韓国映画をみせてもらった。
1979年10月26日、独裁者と言われた韓国の朴正煕大統領が側近に暗殺された。
民主化を期待する国民の声が高まる中、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官(ファン・ジョンミン)は、新たな独裁者の座を狙い、陸軍内の秘密組織「ハナ会」の将校たちを率いて、同年12月12日にクーデターを決行。
一方、高潔で正義感の強い軍人として知られている首都警備司令官イ・テシン(チョン・ウソン)は、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況にの中で、軍人としての信念に基づいてチョン・ドゥグァンの暴走を阻止するために立ち上がる。
もう随分前に公開された『ユゴ 大統領有故』を思い出した。ハン・ソッキュ(ミッキーは大ファン)主演。その後の出来事が今作では克明に描かれている。
劇場は公開されて2週間だが、50人以上の入りだった。男の方が圧倒的に多かった。
ファン・ジョンミンとチョン・ウソンを並べて見ると、どうしいてもいい男に目がいってしまうが、反乱を起こすファン・ジョンミンの悪顔がなんとも憎々しくて、うまい役者さんと再認識した。
久しぶりに骨太の韓国映画をみせてもらった。
2024年09月01日
8月30日公開映画『マンガ家、堀マモル』
🎬『マンガ家、堀マモル』榊原有佑、武桜子、野田麗未監督/111分/ミッドランドスクエアシネマにて
新人賞をとって以来、描きたいものがなくなってしまった漫画家・堀マモル(山下幸輝)。悩んでいる彼の部屋の天井裏から、突然、海、樹、愛と名乗る幽霊たちが現れて「漫画を描かせてあげる」と言う。
小学生の海は母にさみしいと言い出せなかった思いを、中学生の樹は周りにうまくなじめず孤独を抱えた自分を救ってくれた教師への思いを、そして高校生の愛は一緒に夢をかなえようと誓った友への思いを語り始めた。
彼らの話をマモルは3編の漫画に描き上げていくが……。
原作は、音楽、絵、物語の創作を手がけるシンガーソングライターのsetaさん。
漫画家さんの過去の作品の登場した人、実際に過去にあった出来事など入り乱れていて、わかりにくい部分はあった。でも最後に「なるほど」と納得した。山下幸輝の濁りのない目、瑞々しい表情、小声でも日本語がはっきりわかった。
良い俳優さんに育ってほしい。
新人賞をとって以来、描きたいものがなくなってしまった漫画家・堀マモル(山下幸輝)。悩んでいる彼の部屋の天井裏から、突然、海、樹、愛と名乗る幽霊たちが現れて「漫画を描かせてあげる」と言う。
小学生の海は母にさみしいと言い出せなかった思いを、中学生の樹は周りにうまくなじめず孤独を抱えた自分を救ってくれた教師への思いを、そして高校生の愛は一緒に夢をかなえようと誓った友への思いを語り始めた。
彼らの話をマモルは3編の漫画に描き上げていくが……。
原作は、音楽、絵、物語の創作を手がけるシンガーソングライターのsetaさん。
漫画家さんの過去の作品の登場した人、実際に過去にあった出来事など入り乱れていて、わかりにくい部分はあった。でも最後に「なるほど」と納得した。山下幸輝の濁りのない目、瑞々しい表情、小声でも日本語がはっきりわかった。
良い俳優さんに育ってほしい。