2023年03月21日

『長ぐつをはいたネコと9つの命』ミッドランドスクエアシネマにて

🎬『長ぐつをはいたネコと9つの命』ジョエル・クロフォード監督/アメリカ/104分/ミッドランドスクエアにて


帽子に羽根飾り、マントと長ぐつがトレードマークのお尋ね者の賞金首ネコ「プス」。剣を片手に。冒険をして恋もした。気が付けば9つあった命は残り1つになっていた。

急に怖くなって、賞金首でいることをやめて「家ネコ」になることにしたが、プスを狙う敵の襲来を受け、平和な生活はすぐに壊されてしまう。

そんな時、どんな願い事もかなうという「願い星」の存在を知ったプスは、再び命のストックを得るため旅に出るが……。

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猫は9回生き返るという謂れが日本にもある。まあ、執念深い性質からきたと思うが、プスネコは最後の9生目手前で残り一生と気づくのだ。

やりたいことやり尽くして愉快な人生、いや猫生なら良いじゃないかと言ってやりたいが、どんな願いも叶う「願い星」を知って旅に出るのだ。

ミッキーは吹き替えで見たが、かなりテンポが早いので字幕より良かったのではと感じた。

映像の色目は原色はあまりなくて目は楽だったし、最後に歌った曲もよかった。

★ 第95回アカデミー長編アニメーション賞は逃したが、「歌曲賞」にノミネートされてもよかったのに。
posted by ミッキー at 21:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月09日

『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』シネマスコーレにて

🎬『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』寺田和弘監督/112分


2011年3月11日に発生した東日本大震災で、津波にのまれて全校児童74人の児童(うち4人は行方不明)と10人の教職員の命が奪われた大川小学校。地震発生から津波到達までは約51分間。ラジオや行政の防災無線で情報は学校側に伝わり、スクールバスも待機していたが悲劇は起きた。

その事実や理由について行政からの説明に疑問を抱いた一部の親たちは、真実を求めて提訴に踏み切った。

わずか2人の弁護団で、誹謗中傷も浴びせられる中、親たちは我が子の代理人になって証拠集めに奔走する。

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親たちが延べ10年にわたって記録した膨大な映像をもとに、寺田和弘監督が追加撮影などを行い、ドキュメンタリー映画として完成させた。

原稿がなかなか思うように進まないが、これだけは観ておかないと思ってスコーレさんまで行った。お客さんは25名ほど。

小学校の裏手の山に登るのに1分ぐらいしか掛からなかったのに、沢山の学童が亡くなったことは、時々ニュースで裁判の状況などは知っていたが、こんなに近いのに逃げられなかったとは残念で堪らない気持ちになった。

生き残った教務主任の先生、出張で学校にいなかった校長先生は悔やんでも悔やみきれない思いだろうが、日頃の危機意識欠如は否めない。

posted by ミッキー at 21:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月08日

『フェイブルマンズ』ミッドランドスクエアシネマにて

🎬『フェイブルマンズ』スティーヴン・スピルバーグ監督、脚本/アメリカ/151分/ミッドランドスクエアシネマにて

初めて映画館に行って観た映画に夢中になったサミー・フェイブルマン少年(ガブリエル・ラベル)が、両親や周りの人たちとの葛藤や絆、そして学生時代の出会いなどで成長していく姿を追うと同時に、人生の夢を追い求めるスピルバーグ監督の半生を描いている。

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まだアカデミー賞は発表されていないが、この作品で作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞、作曲賞、美術賞の主要含む7部門でノミネートされている。半分とは言わないが3割以上はヨイショ!していないかな。

超有名映画監督で生きているうちに自分で自分の映画を撮る事例はあるのかないのかわからないが、子ども時代の経験や出来事は多かれ少なかれ映画に反映されているはず。まあ、前半はよくても後半は退屈した作品で、アカデミー賞に値するのは父親役のポール・ダノさんだけ。この方が助演男優賞ノミネートと思ったが違っていた。残念!

★自分が撮ったフィルムに母とボリス伯父さん(ジャド・ハーシュ/この方が助演男優賞ノミネート)との秘めた「愛」を見つけた件はさすがと思った。
posted by ミッキー at 19:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする