2019年11月19日

こじれ夫婦のドロドロ離婚騒動 11月29日公開『マリッジ•ストーリー』

昨日試写で来年外国映画でベストテンに入るくらい面白い映画に出会った。公開は1月17日アメリカ映画『ジョジョ・ラビット』がそれ。

ドイツ映画では作れない(と思う)ヒトラーもので、別れ、悲しみをユーモアを持って描かれていた。もちろんほぼ全編英語。トロント映画祭で観客賞を受賞した作品。

主演は可愛い坊やちゃんだがお母様にはスカーレット・ヨハンソン!すっかり母親役が板についてきたヨハンソン。

今日はヨハンソン主演の『マリッジ・ストーリー』を紹介したい。

🎬『マリッジ•ストーリー』ノア•バームバック監督、脚本/アメリカ/136分/11月29日公開よりアップリンク渋谷他にて期限限定上映、その後Netflixで12月6日より配信

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女優のニコール(スカーレット•ヨハンソン)と夫で映画監督・脚本家のチャーリー(アダム・ドライバー)の結婚生活に陰りが出てきた。一人息子のためにも冷静に話し合って離婚に向けて円満に協議離婚しようと思っていた2人だったが、溜め込んでいた不満が爆発して双方弁護士をたてて争うことになって……。

『イカとクジラ』『ヤング・アダルト・ニューヨーク』のノア・バームバック監督だ。2作品とも大好きな作品。新作も期待を裏切らなかった。アメリカの離婚の凄まじさ、弁護士選びの難しさ、子どもの問題、夫婦以外の親族の思惑等々を赤裸々(それ以上だ)に描いている。

特にニコールについた女性弁護士のローラ・ダーン。やり手だがこの方が登場してから「揉めに揉めまくる」から旦那さまがかわいそうになってくる。

こんなに離婚でエネルギー、お金、時間を使って疲れ果てるなら……と、この作品を見て考え直す方もきっといらっしゃるはず。問題はお一人で観るかご夫婦で観るかだ。

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2019年11月17日

「全裸監督」のモデルとなった伝説の男の半生を追う!11月30日公開『M/村西とおる 狂熱の日々 完全版』

いつも夜中に一度目が覚める。ふとiPadを見ると「沢尻エリカ」の文字が目に飛び込んできて、次に「逮捕」と入ったので一気に目が覚めた。気に入ってた女優さんだったのに本当に悲しい。合成麻薬MDMAというのも初めて知ったが調べてみると相当強烈なもので、サプリメントの錠剤のような製品で売買されて値段もそう高くない、と書いてあった。

🎬『M/村西とおる 狂熱の日々 完全版』片嶋一貴監督/109分/11月30日よりテアトル新宿、丸の内TOEI他にて全国順次ロードショー公開

1996年夏、50億円の負債を追った村西とおるは挽回するために、北海道で世界初となる4時間超のDVD用Vシネマと35本のヘアヌードビデオの撮影を同時にスタートさせる。しかし、その撮影現場は苛烈を極めてアクシデントも多い。難行する撮影は人間関係をも崩壊させていき……。

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借金50億円、前科7犯という破天荒な人生で「AV界の帝王」の呼ばれ、武正晴監督、山田孝之主演のNetflixオリジナル作品「全裸監督」のモデルにもなった「村西とおる」のドキュメンタリー。

当時のメイキング映像は撮影時の様子そのままに人間性、時代性を赤裸々に見せてくれた。

始めにかの有名な黒木香さんが村西氏を褒めたたえるシーンだ。これだけで映画代はチャラになるので絶対に遅刻なしで劇場に。

その他、片岡鶴太郎、西原理恵子、高須克弥さんたちから村西という人間の本質をコメントしている。このコメントしている個性的な方々を束にしても村西氏の破天荒な個性にはかなわない。
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2019年11月16日

11月15日公開映画(2)『アンドレア・ポチェッリ 奇跡のテノール』『ベル・カント とらわれのアリア』

🎬『アンドレア・ポチェッリ 奇跡のテノール』マイケル・ラドフォード監督/イタリア/115分/ミッドランドスクエアシネマ2にて

イタリア、トスカーナ地方の小さな村。待望の男の子アモスの誕生を家族が大喜びしたが、眼球の異常で弱視とわかった。だが家族に愛され明るく過ごしていた。しかし12歳の時、授業中、サッカーボールが顔に当たって強い光だけどうにか感じることができるが全盲に近くなった。

そんなアモスは盲学校に入学する。だが高校は名門に入学。目の不自由な生活の中で叔父が歌が上手な彼をコンテストに連れて行き見事優勝を果たす。教会の集まりや結婚式で頼まれて歌っていたが、男声特有の変声期がきたのをきっかけに弁護士を目指す。

でもオペラ歌手を諦めきれないアモス(トビー・セバスチャン)は、幸運にも多くの有名オペラ歌手を育てたスペイン人の歌唱指導者マエストロ(アントニオ・バンデラス)と出会い彼の人生を一変させる。

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世界的に有名なテノール歌手アンドレア・ボチェッリの半生をつづった自伝的小説を映画化。監督は『イル・ポスティーノ』のマイケル・ラドフォード監督のメガホンで映画化。歌唱シーンは少年期以外は全てボチェッリ本人が吹き替えしている。

彼の歌声もたっぷり聴けて大満足だった。特に大きく頷いて納得したのはマエストロの声楽レッスンの様子。その前に朝は7時、寝るのは10時、タバコもお酒もダメ。歌う1週間前からは「沈黙」とすべて声楽家の教訓。腹式呼吸の教え方も納得。

一つ気になったのは日常会話が英語だったことだ。一応?イタリア映画になっているので、そこのところが不満だ。

🎬『ベル・カント とらわれのアリア』ポール・ワイツ監督/アメリカ/101分/名古屋センチュリーシネマにて

実業家のホソカワ(渡辺謙)と通訳のゲン(加瀬亮)は南米のとある国の副大統領邸でのパーティーを心待ちにしていた。ホソカワの会社の工場誘致を望む主催者は、彼が大ファンであるソプラノ歌手のロクサーヌ・コス(ジュリアン・ムーア)のサロンコンサートを企画した。

オペラ好きの現地の名士や各国の大使も集まり、女神のようなロクサーヌの歌声が流れたその時、突然テロリストたちがなだれ込んであっという間に邸内を占拠した。

彼らの目的は、刑務所に収監されている同志の解放を求めるもので、赤十字から派遣されたメスネル(セバスチャン・コッホ)を仲介人にして、政府と交渉をする。だが交渉は遅々として進まず……。


史実か?と思ったが「1996年に起こったペルー日本大使公邸占拠事件をヒントに作家・アン・パチェットが執筆したもの」を映画化。

どおりで芝居がかっているところがあった。本当のところはもっと厳しいものに違いないと思いながらもロクサーヌの歌声に魅了された。渡辺謙より加瀬亮の押さえた演技が好ましかった。

★ 吹き替えはルネ・フレミングさんだが、ジュリアン・ムーアの口のあけかたや舌の位置がオペラ歌手のものになっていた。これこそベル•カント唱法といえる。
posted by ミッキー at 10:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする