順位なし
🎬『新幹線大爆破』樋口真嗣監督/137分
はやぶさ60号は新青森から東京へ向けて定刻どおり出発した。高市(草g剛)はいつもと同じように車掌としてお客さまを迎えた。
そんな中、一本の電話が入る。その内容は「はやぶさ60号に爆弾を仕掛けた」というものだった。
新幹線の速さが100kmを下回ればすぐ爆発すると言うものだった。半信半疑だったが違う場所で予告どおり爆発が起きたので、高市は乗客を守り、爆破を回避すべく奔走することになる。
犯人が爆弾の解除料として1000億円! を要求してきて……。
助かるはずと思っていてもハラハラさせてくれた。まあ「そんなことできるの?」と思ったシーンはあったが見て損はなかった。
1975年に高倉健主演で公開された『新幹線大爆破』から50年。主役は草g剛、運転手は現代風に女性になっていて、あんが最後まで頑張っていた。はやぶさ60号を救出する指示を出すのは総括指令長に斎藤工と配役も充実。
🎬 『火垂るの墓(1988)』高畑勲監督、脚本/88分
昭和20年、夏。父が出征中のため母と3人で暮らす14歳の清太と4歳の節子の兄妹は、空襲によって家を焼け出され、母も亡くしてしまう。
2人は遠縁の親戚の家に身を寄せるが、次第に邪魔者扱いされるようになり、ついに耐えきれなくなった清太は節子を連れて家を飛び出す。
防空壕に住み着いた彼らは、2人きりの貧しくも楽しい生活を送り始めるが……。
野坂昭如の短編小説をスタジオジブリの高畑勲監督が映画化し、終戦間近の神戸を舞台に戦災孤児の兄妹がたどる悲劇的な運命を描いた名作アニメーション。
久しぶりのNetflix。この作品はミッキーの母親と唯一一緒に見た映画。母は後半ずっと涙を流していた。後から節子の顔や声が孫に似ていたので悲しくなったといっていたのを思い出した。
亡き母の思い出とビショップ作曲の♪埴生の宿が原語で歌われていて、その美しいソプラノの声に自然と涙があふれた。
🎬『漁港の肉子ちゃん』渡辺歩監督/97分/2021年
漁港で暮らす食いしん坊で脳天気な肉子ちゃん(声:大竹しのぶ)は、情が厚く、惚れやすく、すぐ男に騙されてしまう。
しっかり者でクールな11歳の娘キクコ(声: Cocomi)は、そんな母のことが少し恥ずかしい。
そんな性格も体格も共通点なしの、漁港の船に住む訳あり母娘の秘密が明らかになり……。
明石家さんまさんが企画とプロデュースで、元妻とCocomiさんが声の出演をしている。
大竹しのぶさんの声は以前『借りぐらしのアリエッティ』で良い印象がなかったので期待せずに観たがこの作品はいろんな声の出し方をしていて良かった。
Cocomiさんが出ているとは後から知ったが「おそれいりました!」レベル。
エンドロール後に非常に面白い映像が流れる。
★これは公開時に見ているがNetflixでやってると知ってもう一度見た。賑やかでいつもアホなことばかり言い、男を見る目にない肉子ちゃんと冷静な娘・キクコの掛け合いが面白く満足した
🎬『ハウス・オブ・ダイナマイト』キャスリン・ビグロー監督/アメリカ/112分
いつもと変わらない一日になるはずだったその日、出所不明の一発のミサイルが突然アメリカに向けて発射された。
アメリカのシカゴ近辺に壊滅的な打撃を与える可能性を秘めたそのミサイルは、誰が仕組み、どこから放たれたのか……。
ホワイトハウスをはじめとした米国政府は混乱に陥り、タイムリミットが迫る中で、どう対処すべきか議論が巻き起こる。
女性監督として初めて『ハート・ロッカー』でアカデミー監督賞を受賞したキャスリン・ビグローの新作。
映画館では10月10日から上映しているがミッキーはNetflixは配信で見た。
ほとんどが司令室の中での危機状況だけで、これだけハラハラするのに驚くし、大画面(劇場)で見たくなった。
アメリカの強固な危機管理体制で万全の備えを持っていても、突発的な緊急事態に対処することがどれだけ難しいか、丁寧に描かれていた。
★主演のレベッカ・ファーガソンさんのアップシーンに、知的な魅力があって惚れ惚れした。
🎬『千の父より生まれし息子』ダニエル・レゼンデ監督、脚本/ブラジル/128分
40歳の貧しい漁師クリソストモ(ロドリゴ・サントロ)は1人孤独な生活を送っていた。巻き貝を耳に当てて小舟で魚をとるが、不思議と魚の群れに遭遇するので、生活費は細々だがどうにか生きていた。
彼はどうしても息子が欲しくて手書きのメモを市場に置いていた。誰もがすぐ捨ててしまうが、ある日1人の老婆が7歳ぐらいの少年カミロを育ててくれと連れて来た。
2人はささやかながらも愛に満ちた生活を始める。
疎外され、拒絶された人たちの人生を変えながら、常識にとらわれずにささやかな物事への愛で結ばれた家族を築いていく。
家族という血のつながりは全くない「家族」を自然の流れの中で作られていく物語。各章に格言のような言葉が添えられていた。
小さな漁村の人たちは、変人で、貧しく、1人暮らしのクリソストモを軽蔑の視線で見たり、陰口を言ったりするが、本人は悠然としている。
男の子の希望する学校に行かせ、教会(自分は外で待っている)にも連れて行っている。
と 言っても自己満足の親子関係を求めているのではない。
どんどん深くなってくる展開に「大人のおとぎ話」を追っているような気持ちになった。
★手作りの素朴な人形が印象に残った
🎬『過激育児は誰のため ジョディ・ヒルデブラントの素顔』スカイ・ボーグマン監督/アメリカ/100分
カウンセラーとして影響力を持つジョディ・ヒルデブラントと人気ファミリー系YouTuberで6人の子どもたちを厳しく育てる様子を発信していた母親ルビー・フランキー。
2人の異常な信念で子どもたちは逃げ場のない支配の中に置かれていたという実際に起きた事件の経緯とその背景をドキュメントしている。
つい三年前ぐらいに発覚した事件。モルモン教の教えが濃いユタ州で起きた事件だ。
何万人というファンを持つYouTuberの(6人の子持ち)が、育児カウンセラーの女性に預けられてしつけと称して虐待されていたという。
その子どもの1人が痩せ細った体、手足は傷だらけで、近隣に助けを求めてたのがきっかけで明るみに出た。
全米で大ニュースになった事件だが、このドキュメンタリーを見るまで知らなかった。
二人の女性の生い立ちなど細かくリポートしていて、事件の社会的、宗教的な背景もよくわかった。
🎬『マイ・シークレット・サンタ』マイク・ロール監督/アメリカ/90分
高級スキーリゾートのホテルで季節限定のサンタの仕事をゲットしようと男装して応募した失業中のシングルマザー・テイラー(アレクサンドラ・ブレッケンリッジ)。
ところが、そのホテルの総支配人に恋をしたばかりに、すべての計画が大ピンチに。
娘のスノーボード留学のためなんとかお金を稼ぐために、仕事を得たい母親が、男性サンタに変装してサンタになりきって働くコメディ。
ところが大金持ちの雇い主の後継と愛し合う仲になるまでを、コミカルに描いている。
日本と違ってサンタの役割が大きくて、子どもたちに物(プレゼント)だけ渡すのではなくて、優しい心を持つように穏やかに教えていた。
時にはドタバタ、時にはハラハラ、そして最後は…‥幸せ気分で終わっている。
🎬『大洪水』キム・ビョンウ監督/韓国/108分
シングルマザーのアンナ(キム・ダミ)は、6歳の息子ジャイン(クォン・ウンソン)と2人で暮らし。
ある朝、ジャインに起こされたアンナは床が水浸しになっていて驚くが、住んでいるマンションが洪水で沈み始めていることに気づく。
慌てて逃げようとする彼女のもとに、勤務先からヘリで救助に行くと電話あったので、アンナはジャインを連れてマンションの屋上を目指しますが、パニックになった人々が階段に殺到し、屋上にはたどりつけない。
そんななか、彼女たちを救助するためにセキュリティ要員のソン・ヒジョ(パク・ヘス)という男が現れ、彼の誘導でアンナたちは屋上に向かうが、ジャインがトイレに行きたいと言い出して彼女を困らせる。
大袈裟なパニック映画と思ってみていたが意外に大きな「わけ」があって最後まで目が離せなかった。
彼女の持っている立場と能力、幼い男の子のわがままに振り回される母親としての気持ちなど、あらゆる面で「試されている」作品でかなり深い内容だった。
2026年01月19日
この記事へのコメント
コメントを書く

