2026年01月15日

20 25年 アニメーション映画ベストテン

一位から3位まであり、その後は順位なし

1位『かたつむりのメモワール』アダム・エリオット監督、製作、脚本/オーストラリア/94分/作品賞

1970年代のオーストラリア。グレース(声:サラ・スヌーク)は双子の弟ギルバート(声:コディ・スミット=マクフィー)と父親の3人で慎ましくも幸せに暮らしていた。

母親は出産時に亡くなっていて、病気がちのグレースは学校でいじめられたが、いつもギルバートが守ってくれて、愛情深く父も常に側にいてくれた。

しかし、父も突然亡くなってグレースとギルバートは別々の里親のもとで暮らすことになった。

ギルバートとは手紙で励まし合うものの、寂しさのあまりカタツムリを集めることだけが心の拠り所となっていくグレース。

そんな彼女は、ピンキー(声:ジャッキー・ウィーバー)という陽気で変なことばかり言うお婆さんと出会う。

魅入ってしまった。『メアリー&マックス』の時もそうだったがクレイアニメの細やかな動きと独特な表情が、何年もたった今でも思い出す名作アニメだ。ストーリー展開も見事。最後もいい感じだ。

音楽も美しい声だけで(スキャット?)表現されていた。

オーストラリアのベジマイト(大嫌い!)や日本の金継ぎも出てきて嬉しかった。


2位『ひゃくえむ。』岩井澤健治監督/106分/松坂桃李に男声声優賞

生まれつき足が速く、友人も居場所も当たり前のように手に入れてきたトガシ(声: 松坂桃李)と、つらい現実を忘れるためがむしゃらに走り続けていた転校生の小宮(声: 将太)。

トガシは小宮に速く走る方法を教え、放課後に2人で練習を重ねていく。

打ち込めるものを見つけた小宮はどんどん上達していくが、突然家の事情で挨拶もなく転校していく。

数年後、天才ランナーとして名を馳せたトガシは、勝ち続けなければならない恐怖におびえていた。そんな彼の前に、トップランナーのひとりとなった小宮が現れる。

アニメ『音楽』の監督さん。

ミッキーは歩くのは好きだが走るのは大の苦手。100メートルを10秒で走るなど思うだけでも苦しくなる。でもこれをみたら誰でもが、走りたくなったり、何かに挑戦したくなったりするエネルギーに溢れていた。

3位『JUNK WORLD』堀貴秀監督、その他全部お一人で/105分/監督賞

昔々、人類は地上の生息域減少により地下開発を進め、その労働力として人工生命体マリガンを創造した。

しかしマリガンは自らのクローンを増やして人類に反乱。第3次停戦協定から230年後の世界では、人類は地上に留まり、地球規模に広がった地下世界をマリガンが支配していた。

そんな中、地下世界に異変が起こり、人間とマリガンによる調査チームが派遣される。女性隊長トリス率いる人間チームと、クローンのオリジナルであるダンテ率いるマリガンチームは、ともに地下都市カープバールを目指す途中で、マリガンのカルト教団「ギュラ教」に襲撃される。

彼らの標的は、希少種とされる人間の女性トリスだった。調査チームは激しい攻防のなかで次元の歪みを発見し、トリスの護衛を務めるロボットのロビンは彼女を守るため、次元を超えた作戦に乗りだすが……。


アニメ界でこれだけの個性のある監督さんはいない。手作り感満載❗️と言っても稚拙とは大違い。考え抜いて展開で時々クスッと笑えるセリフに魅了された。

独特な(舌っ足らずのような)言葉を発する声優さんもはまっていて、心地よささえ感じた。

最後に製作現場も映されていたので儲かったような気分になった。


🎬『映画「ペリリュー 楽園のゲルニカ』久慈悟郎監督/106分

太平洋戦争末期の昭和19年、21歳の日本兵・田丸均(声: 板垣李光人)は、南国の美しい島・ペリリュー島にいた。

漫画家志望の田丸はその才能を買われ、亡くなった仲間の最期の雄姿を遺族に向けて書き記す「功績係」という任務に就いていた。

やがて米軍の猛攻が始まり、日本軍は追い詰められていく。いつ死ぬかわからない恐怖、飢えや渇き、伝染病にも襲われ、極限状態に追い込まれていく中で、田丸は正しいことが何なのかも分からないまま、仲間の死を嘘を交えて美談に仕立て上げていく。

そんな田丸の支えとなったのは、同期でありながら頼れる上等兵・吉敷佳助(声: 中村倫也)の存在だった。

2人は互いに励まし合い、苦悩を分かち合いながら絆を深めていく。

アニメだから描ける状況や場面が圧倒的なリアリティで迫ってきた。

太平洋戦争末期に激戦が繰り広げられたペリリュー島を舞台に、死んだ仲間の最期を書き記す「功績係」の目から見た戦場の一部始終を極限状態の中で生き抜いた若い兵士の姿が、アニメキャラクターではなく「実像」として目に焼きついた。

★「ゲルニカ」とは、スペイン北部バスク地方の小都市の名前1937年4月26日、スペイン内戦中にこの街がドイツ軍の空爆を受け、多くの市民が犠牲になった所。

ピカソはこの出来事に強い衝撃を受け、わずか数週間でこの作品を描いた。今では「ゲルニカ」という言葉自体が「戦争の悲劇」や「反戦の象徴」という意味で使われている

🎬『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)ネクストシャイン!』内沼菜摘監督/110分


陰キャでダメだった過去を封印して、高校デビューを果たした少女・甘織れな子は、運よくスクールカーストの頂点にいる陽キャグループにどうにか入ることができた。

しかし、lグループのリーダーで学園のスーパースター・王塚真唯と、癒やし系で誰にでも優しい学園の天使・瀬名紫陽花の2人から告白されてしまう。

2人の愛を受け止めることなんてできないと返事に悩んでいたれな子。

そんな中、グループの妹的存在・香穂に誘われてコスプレイベントに参加することになる。コスプレを通じてれな子にも変化が起こり始めて……。。

みかみてれんによるライトノベルをアニメ化した青春ガールズラブコメディ。

愛知県ではここ109シネマズ名古屋だけで上映。いつも満員の×印。そうなると余計に見たくなって前日にチケットを買った。

まあ、もうすぐ80 歳になるおばあが見る作品じゃないのは確かだけど、人生経験を積んだ?ミッキーも「あ、そうか、そういう思いがあるのか」と、今の若ーい子たちのことがわかった気がした。

二人から交際を申し込まれて、さてどっちを選ぶ?と思いきや、結果は…‥是非劇場で。

★可愛すぎるキャンキャン声にはじめは驚いたが10分後には慣れてきた。

🎬『オリビアとゆれる心』イレネ・イボラ監督/ベルギー/スイス/スペイン/中国/フランス/72分/女性監督賞

12歳のオリビアは、弟のティムと母親の3人暮らし。だが生活は厳しく電気も止められるほどだった。売れない女優さんのお母さんの仕事もなくて、家賃も払えず住んでいたアパートを離れ、貧困層の街へ引っ越すことになる。

小学校も転校するので動揺する幼いティムを守るため、オリビアは「これはすべて、映画に出る為の練習だよ」と嘘をつくことにしたが……。

12歳のオリビアが元気がないお母さんの心配と無邪気な弟を思いやる様子に胸が締め付けられた。

引越し先は車も行かない貧困街。ほとんどが移民の人ばかりだが、その中にも他人を思う優しい人たちに巡り合って、いろんな困難に打ち勝って行くのだ。

オリビアが落胆や大きな問題に打ち勝てない場面は、地割れが起きて地下に引きずり込まれるシーンが数回あった。彼女の恐怖、弟についた嘘の間で起きるパニック状態を的確に描かれていた。


🎬『果てしなきスカーレット』細田守監督、製作、脚本/111分/芦田愛菜さんに女声声優界

父を殺して王位を奪った叔父クローディアス(声:役所広司)への復讐に失敗した王女スカーレット(声:芦田愛菜)は、「死者の国」で目を覚ました。

そこは、略奪と暴力がはびこり、力のつきた者や傷ついた者は「虚無」となって存在が消えてしまう世界だった。

ここにクローディアスもいることを知ったスカーレットは、改めて復讐を胸に誓う。

そんな中、彼女は現代日本からやってきた看護師・聖(声:岡田将生)と出会う。

戦いを望まず、敵味方の区別なく誰にでも優しく接する聖の人柄に触れたスカーレットの気持ちは和らいでいく。その一方で、クローディアスは死者の国で誰もが夢見る「見果てぬ場所」を見つけ出し、我がものにしようとたくらんでいた。


『竜とそばかすの姫』の細田守監督作品。時代を跨いで紡がれていく物語をアニメーションで描いている。展開がわかりやすく小学生高学年以上から、ミッキーおばぁの年代まで楽しめるようになっている。

現代の看護師が敵味方なく人々を助けていく姿にほっこりした。

声の出演はみんな○、特に芦田愛菜が良かった


🎬『トリツカレ男』高橋渉監督/;日本/97分/キャラクター賞/

何かに夢中になると他のことが目に入らなくなってしまうジュゼッペ(声: 佐野晶哉)
は、街の人々から「トリツカレ男」と呼ばれていた。

彼がとりつかれていたものは、三段跳び、探偵、歌などで誰も予想できないものばかりだった。

ジュゼッペは行き場のないネズミのシエロ(声:柿澤勇人)に話しかけるうちに、ネズミ語をマスターする。

ある日、昆虫採集に夢中になっていたジュゼッペは、公園で風船売りをしているペチカ(声:上白石萌歌)に一目ぼれ。次は彼女に夢中になる。

勇気を出してペチカに話しかけるジュゼッペだったが、彼女は心に悲しみを抱えていた。

ジュゼッペはペチカのため、相棒シエロとともに、これまでとりつかれてきた数々の技を使って彼女の心配事をこっそり解決していく。


キャラクターが独特。お顔も角張って見ようによっては「下手くそ」に見えてしまうが、これがとんでもなく愛おしくなってくるのだ。
時折 挟み込まれる歌の数々も○ 見終わってもしばらく幸せ気分にひたっていた。


🎬『『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』石原立也監督/105分

メイドと酒が生きがいの会社員・小林さん(声:田村睦心)と、彼女にひかれて集まってきたドラゴンたち。その中の幼いドラゴンのカンナ(声:長縄まりあ)のもとに、ドラゴンの軍勢を束ねる長にしてカンナの本当の父親であるキムンカムイ(声:立木文彦)が訪ねてくる。突然迎えにきた父親に対し、複雑な思いを抱くカンナだったが……。


評価がいいので公開3週間目の日曜に見に行った。意外やツボにハマった。人間とドラゴンの共同生活だ。

お客は男性ばかりで会場の6割は埋まっていた。

可愛い女の子ものとドラゴンとの戦いの二つがうまく融合されていたし、時々クスッと笑えるセリフもあって、ミッキーおばぁも楽しめた。

それにしてもカンナちゃんのお声がかわゆい


🎬『遠井さんは青春したい!「バカとスマホとロマンスと」』まんきゅう監督/90分

女子高生の遠井さんは普通の青春を送るつもりだったが、入学初日にハチャメチャ男子・ジェルに気に入られ、謎の「青春ロマンス部」に強制的に入部させられてしまう。

活動内容は「青春っぽいこと」「ロマンっぽいこと」を探すだけ。ところが、なぜか予想外の展開が相次ぎ、まさかの動画配信まで始まる事態になってしまう。そんな中、ある事件が発生し……。

2.5次元アイドルグループ「すとぷり」のメンバーのジェルが企画・脚本・キャラクターデザイン・音声や動画の収録・編集・キャラクターのアフレコなどをすべてひとりで手がけるオリジナルショートアニメ動画シリーズ「遠井さん」を映画化した学園コメディアニメ。

面白そうなので公開日に行ったが1600円と聞いてすごすごとやめてきたが、どうしても見たくなって行った。

予想通りの展開と少し子どもっぽいところがあるが、クスッと笑えるセリフが多くて十分楽しめた

posted by ミッキー at 21:41| Comment(0) | ベストテン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: