郊外の住宅地にある清兵衛荘は近代的なアパートだが、大家である質屋の伊勢屋清兵衛(榎本健一)は昔気質の変り者だ。大の落語好きで、落語の中に出て来る人物と同じ名前の人でなければ部屋を貸さない。
清兵衛の楽しみは、住人たちを一月に一度、集めてお説教をすることだった。アパートの人たちの心配は、細川さん(益田喜頓)が事業に失敗して借金に苦しんでいることや、九州まで古物をあさりに出かけて音沙汰のない源兵衛(柳家金語楼)が残して行った一人娘のツル子(柳川慶子)がキャバレーで、歌って自活していることである。
ツル子にせめていい婿さんでもと、アパートでただ一人独身の島田先生(逗子とんぼ)を世話することになったが……。
これぞ お正月映画❗️
当時の喜劇人が勢揃い。特に清川虹子、伴淳三郎、由利徹、古川緑波、三木のり平、ミッキー・カーチス、江戸屋猫八、若水やエ子、トニー谷……
ストーリーより出てくる喜劇人の物言い、表情だけでも岐阜まで行った甲斐があった。
現在ご存命はミッキー・カーチスさんぐらい。

