2026年01月12日

2025年 ホラー映画ベストテン

1位から3位あり、その後は順位なし

1位『MaXXXine マキシーン』タイ・ウェスト監督、脚本、編集/アメリカ/作品賞

1985年、ハリウッド。ポルノ界で人気が出たマキシーン(ミア・ゴス)は、ようやく主演の座を射止めハリウッドスターの夢が現実になる時が近づいてきた。

そんな彼女の夢を邪魔するように、謎の連続殺人鬼や、彼女の過去を探る私立探偵(ケヴィン・ベーコン)、FBIがマキシーンの前に立ちはだかる……。

その頃LAは、連続殺人鬼「ナイト・ストーカー」の恐怖に包まれていて……。


『X エックス』『Pearl パール』に続く新作『MaXXXine マキシーン』。
これは『X エックス』での凄惨な猟奇的殺人事件の現場から、ただ一人逃げのびた主人公マキシーンの6年後からはじまる物語。

3部作で完結?と思うが、ストーリー展開の見事さと最後のシーンに、ゾクゾクっときた。

女性を襲うナイトストーカー連続殺人事件は実際にあった事件だが、それもうまく利用してホラー度を上げていた。


2位『異端者の家』スコット・ベック、ブライアン・ウッズ監督、製作、脚本/アメリカ、カナダ/111分/主演男優賞

若いシスターのパクストン(クロエ・イースト)とバーンズ(ソフィー・サッチャー)は、モルモン教の布教のため森の中の一軒家を訪れる。

出てきた優しげな初老の男性リード(ヒュー・グラント)は妻が在宅だと安心させて、2人を家に入れる。

シスターたちが布教を始めると、リードは「どの宗教も真実とは思えない」と持論を展開。

妻はなかなか現れず不思議に思っていると、人見知りするがパイを焼いているので待ってくれという。だが危険な雰囲気を感じた2人は密かに帰ろうとするが、玄関の鍵は閉ざされており、携帯の電波もつながらない。

教会から呼び戻されたと嘘をつく2人に、帰るには家の奥にある2つの扉のどちらかから出るしかないとリードは言う。実はその家には、数々の恐ろしい仕掛けがあって……。


ヒュー・グラントさん、不気味、怖ーい。つい2週間前に見た『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』の穏やかさが嘘みたいだ。

でも宗教論争になると話が止まらず(納得する部分もある)聞いていて「この親父、何者?」と思えてくる。

ホラー度はそう高くないが、思わぬ方向に展開するのでハラハラ度は高い。


3位『事故物件ゾク 恐い間取り』中田秀夫監督/113分/監督賞

タレントになる夢を叶えるために、福岡から上京した桑田ヤヒロ(渡辺翔太)は、ひょんなことから「事故物件住みますタレント」として活動することになった。

テレビ番組やSNSのネタを求めて「必ず取り憑かれる部屋」「いわくつきの古旅館」「降霊するシェアハウス」といった事故物件を寝泊まりしながら物件に隠された謎に迫っていくヤヒロだったが、優しい性格で取り憑かれやすい体質の彼に、怪奇現象が次々と襲いかかってきて……。

こうも暑いと映画館に行って、これ見てください!と呼びかけたいぐらい。ホラー度は「中程度の上の部」で音おどしはない。

現実で起こりそうな展開も盛り込んでいて「愛」も描けているので、さすが中田監督作品!



🎬『IMMACULATE 聖なる胎動』マイケル・モーハン監督/アメリカ、イタリア/89分/撮影賞

イタリアの美しい田園地帯。自ら希望して修道院に入った敬虔な修道女セシリア(シドニー・スウィーニー)は、処女であるにも関わらず妊娠していることが判明する。

ショックを受けるセシリアだが、周囲の人々は彼女を次世代の聖母マリアとして崇め、妊娠を祝福する。

やがて、セシリアの周囲で修道女の自殺や拷問など奇妙な出来事を目撃する。

危険を感じた彼女は、外出を禁じる神父たちの目を盗んで修道院から抜け出そうとするが……。

音脅しホラー。ホラー度は中程度だけれど、音楽、カメラが超一流。最後も凄まじい映像だが納得度は満点。

難を言えばチラシがよくない。チラシをよく見れば「怖い」とわからせる(例えば瞳の中に何かが映っているとか)ように作ってほしい。


🎬『ブラックフォン 2』スコット・デリクソン監督、製作、脚本/アメリカ/114分/主演女優賞

子どもたちの失踪事件が多発するコロラド州の町で、連続殺人鬼グラバーに誘拐され地下室に監禁された少年フィニーは、断線した黒電話に届く「死者からのメッセージ」と、妹グウェンの不思議な力に助けられ生還を果たした。

4年後、フィニー(メイソン・テムズ)は17歳になった現在も事件のトラウマに苦しんでいた。グウェン(マデリーン・マックグロウ)は意志の強い15歳の少女へと成長していた。

3人の子どもが殺される悪夢を見るようになったグウェンは兄を説得し、現場となったウィンターキャンプの地へ向かう。

そこで彼らが突き止めたのは、殺人鬼グラバー(イーサン・ホーク)と自分たちの家族を結びつけるおぞましい真実だった。

前作で殺人鬼に監禁されながらも生き延びた少年とその妹が、死者となって再び現れた殺人鬼に立ち向かう姿を描いている。

今どき黒電話という言葉自体死語になっているし、呼び出し音もまず聞かなくなった。

それも野原にポツンとある公衆電話から鳴っているから、設定だけで恐怖倍増。

殺人鬼のイーサン・ホークさんのお顔は残念ながらメイキャップであまり拝めないがお声はバッチリ。


🎬『ミュート・ウィットネス デジタルリマスター版』アンソニー・ウォラー 監督/98分/1994年

特殊メイクアップアーティストとして働くビリー(マリナ・スディナ)は、姉の恋人が監督するホラー映画の撮影のためにモスクワのスタジオに訪れていた。

撮影後、忘れ物を取りに一人でスタジオへ戻るが、守衛に施錠され閉じ込められてしまう。生まれつき声がでないビリーは助けを求めてられず、スタジオ内を歩き回るが、そこでは密かにポルノ映画の撮影が行われていた。と、思った瞬間、目の前で女優の胸にナイフが突き立てられて……。


きっと30年前に見れば「ぎゃー」っとなるだろうが、今では先も読めてホ ラーの初級レベル。

だが主演のマリナ・スディナさんの理知的な美しさ、恐怖に慄く表情などが見もの。

🎬『THE MONKEY ザ・モンキー』オズグッド・パーキンス監督、脚本/アメリカ/98分/音楽賞

双子の少年ハルとビル(子ども時代・クリスチャン・コンベリー 成長して・テオ・ジェームズ 一人二役)は、タバコを買いに行くと言ってそのまま帰って来ない父の持ち物から、ぜんまい仕立てのドラムを叩く猿のおもちゃを見つける。

その頃から双子の周囲では不慮の事故死が相次ぐ。

最初はシッターのアニーが、次いで母が亡くなってしまう。いずれも死の直前に、猿のおもちゃがドラムを叩いていたことから、猿が2人の死に関係しているのではないかと考えたハルは、猿を切り刻んで捨てるが、いつの間にか元通りの姿で戻ってくる。

その後、双子を引き取った伯父も狩りの事故で異様な死を遂げ、双子は猿を枯れ井戸へと葬った。

25年後。一度は結婚し息子をもうけたハルだったが、また猿が戻った時のことを考え、家族と距離を置き、ビルとも疎遠になっていた。しかし今度は伯母が事故死し、ハルは猿が戻ってきたことを確信する。

スティーブン・キングの短編ホラー小説「猿とシンバル」を長編映画にした作品。

評はイマイチだったがミッキーは意外?にツボだった。

映像は首がポロリなどとウッとなるが、全編に流れる乾いた音楽、サルの不気味+可愛いがきいていて、何人も(町中の人全部?)殺されたのにホラー度は高くなくて、昨日今日の涼しさにちょうどマッチしていた。


🎬『アフリカン・カンフー・ナチス2 逆襲のロボトラー』セバスチャン・スタイン監督、脚本、編集、出演(ヒトラー役)/ガーナ、ドイツ、日本/99分

2次世界大戦後、実は生きていたヒトラー(セバスチャン・スタイン監督)はガーナに亡命して世界征服を狙うが、現地の青年アデー(ジョージ・アバイエ)によって阻止される。

ヒトラーはついに死亡し、世界に再び平和が訪れるが、数年後、なぜかヒトラーが復活。ガーナの次期大統領に立候補する。宣伝大臣ゲッベルス(ベネット・ドゥオモー)や在ガーナ日本大使・雷電(ごっちゃんこ)の後押しでヒトラーは瞬く間に国民の心をつかんでしまう。

今は亡きアデーの弟アドーは、祖国ガーナを救うべく兄譲りのカンフーで戦いに身を投じる。

そんな彼の前に、巨大ロボット「ロボトラー」へと驚異の変貌を遂げたヒトラーが立ちはだかる。

ひそかに生き延びていたヒトラーと東條英機が亡命先のガーナで武道家たちと激闘を繰り広げるという奇想天外な設定で話題となったカンフーアクション「アフリカン・カンフー・ナチス」の続編。

題名にそそられて見に行ったが、稀に見る「おバカ映画」(褒め言葉)。一番面白がってるのは監督と出演者たち❗️

でも最後に出てくる「ロボトラー」は必見中の必見❗️


🎬『WEAPONS ウェポンズ』ザック・クレッガー監督、製作、脚本、音楽/アメリカ/128分

アメリカの郊外のとある町。深夜2時17分に子どもたち17人が突然ベッドを抜け出し、暗闇の中へ走り出したまま姿を消した。

消息を絶ったのは、近くの小学校のジャスティン先生(ジュリア・ガーナー)のクラスの生徒たちだった。

その中で一人だけ無事だったのはアレックス(ケイリー・クリストファーだけだった。

子がいなくなった親たちは担任のジャスティンに疑いの目が向け、魔女呼ばわりされる。学校から疑いが晴れるまで休暇を取らされてしまう。


ドキュメンタリー調で幕開けだが、子らが一斉にいなくなる内容なのでモキュメンタリーだ。しかし、きっちり納得させる展開で引き込まれて、ホラー映画の醍醐味を久しぶりに味わった。


🎬『見える子ちゃん』中村義洋監督、脚本/98分/脚本賞

ある日突然、普通の人には見えない霊が見えるようになった女子高生・四谷みこ(原菜乃華)。霊に囲まれた彼女がとった選択肢は、まさかの「見えていないふり」だった。

霊たちに見えていることを悟られては、何が起こるかわからない。そんな恐怖におびえながらも、ひたすら平静を装って無視を決め込むみこ。

親友のハナ(久間田琳加)に霊が取り憑いていることがわかっても、同級生のユリア(なえなの)に霊が見えていることがばれそうになっても、ひたすらに無視するみこだったが、霊に憑かれた親友ハナはどんどん様子がおかしくなっていって……。


さすが中村義洋監督作品❗️

映評が意外といいにで陽が落ちてから散歩がてら行ってみた。ホラー度はさして高くないが展開に無理がなくて、おばぁでもけっこう楽しめた。

出てくる主要メンバーはみんな嫌味がない個性に溢れていて、声にも個性があった。

とりついた霊や幽霊が見えるのは「特種」才能?だけど、人に知れると嫌でそれを隠すのだが、同じ「お仲間」がいて驚いたり困ったりしながら、同級生たちを協力して救っていく。
posted by ミッキー at 18:24| Comment(0) | ベストテン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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