イラクで暮らすクルド人の少年ラワンは、生まれつき耳が聞こえない。
ラワンが5歳の時、両親は国外への移住を決断。家族は数カ月を難民キャンプで過ごした後、支援者の協力を得て、ようやくイギリスの都市ダービーに安住する。
その後、ラワンはダービー王立ろう学校に通えることになり、少しずつイギリス手話と口話を学び始める。
難民としてイギリスに渡った、ろう者のクルド人少年の成長を追ったドキュメンタリー。
4年の歳月をかけてイギリス手話や周囲との友情がラワン少年を成長させていく姿をカメラが追っている。
このドキュメンタリーの始まりはラワンと同じように「聞こえない」状態で進んでいく。もどかしい気持ちになるが、これこそいつもラワンが感じていることなんだと、しばらくしてわかった。
家族の中で理解してくれているのはお兄さんだけ。お兄さんは手話を学んでくれて相談にのってくれたり、遊び相手になってくれたりするが、父親は手話を使うことを嫌う(優しい人だが)。
そんなラワンがイギリス手話で自身の考えを述べるまで成長する姿を丁寧に写しとっていた。

