🎬『救急救命室』ウィリアム・グリーヴス監督/カナダ/30分/1959年
カナダの都市部にある大病院。そこには救急車によって運ばれて来た人でごった返している。
瀕死の状態ばかりとは限らない。孤独からくる不安から救急室にくる老人までいろいろだ。
時代が変わっても、どこの国でも同じだなぁと思った。
ベテランの看護師は「私たちは、毎日命に関わる仕事を手際よくやっているけど、ここに来る人は、一生に何回もない大変な日。これを忘れてはいけないと戒めている」と語ってくれた。
🎬『アメリカ合衆国ハーラン郡』バーバラ・コップル監督/103分/1976年
ケンタッキー州ハーラン郡の鉱山で賃金や労働環境の向上を求めストライキが起こる。会社側は銃を持った男たちを送り込んだり、家に火を放ったりして妨害。
闘争の真っただ中で、抵抗する労働者やその家族の姿を撮影している。
女性監督作品。米・ニューヨーク州出身の映画監督。1970年代からドキュメンタリー映画を数多く手掛けていて、この作品とAmerican Dream(1990)で2度オスカーを手にしている。
時折り流れる歌が労働者たちの気持ちを力強く表現していた。
女たちの行動も生き生きと描かれていた。
炭鉱に入る前は皮膚の色はそれぞれだが出てくる時はみんな黒人だと笑っていた。

