地元で長く親しまれてきた野球場「ソルジャーズ・フィールド」が、中学校建設のため取り壊されることになった。
地元の草野球チームの仲間たちは、週末ごとに通い続けた球場に別れを告げるために集まり、最後の試合を始める。
折りたたみ机と双眼鏡を持って一番いい場所に満足顔の記録係、ビールやピザを片手にヤジを飛ばす者など田舎のオヤジさんたちは個性豊かに野球を楽しんでいる。
野球のこと 何も知らないミッキーだが、これは面白かった。地元野球チームのほぼ全員が最後の1試合を思いっきり楽しく思いっきり長くやろうと、言葉がけはしないが気持ちが一致する。
まあ中には途中で帰る者、審判も4時までの約束だと言って帰ってしまうが、みんなその度にワイワイと相談する。
そんな中で、今後のこと、家族のことがチラチラとわかってくる。
場面は野球場のみ。夕暮れ、夜になっても工夫して……味わい深い面白みがあって幸せな気分になった。

