1970年代のオーストラリア。グレース(声:サラ・スヌーク)は双子の弟ギルバート(声:コディ・スミット=マクフィー)と父親の3人で慎ましくも幸せに暮らしていた。
母親は出産時に亡くなっていて、病気がちのグレースは学校でいじめられたが、いつもギルバートが守ってくれて、愛情深く父も常に側にいてくれた。
しかし、父も突然亡くなってグレースとギルバートは別々の里親のもとで暮らすことになった。
ギルバートとは手紙で励まし合うものの、寂しさのあまりカタツムリを集めることだけが心の拠り所となっていくグレース。
そんな彼女は、ピンキー(声:ジャッキー・ウィーバー)という陽気で変なことばかり言うお婆さんと出会う。

魅入ってしまった。『メアリー&マックス』の時もそうだったがクレイアニメの細やかな動きと独特な表情が、何年もたった今でも思い出す名作アニメだ。ストーリー展開も見事。最後もいい感じだ。
音楽も美しい声だけで(スキャット?)表現されていた。
オーストラリアのベジマイト(大嫌い!)や日本の金継ぎも出てきて嬉しかった。