夫を亡くし寂しさの中だが、気楽なひとり暮らしをする93歳のテルマ(ジューン・スキッブ)。
ある日、よく尋ねてくる仲良しの孫ダニエル(フレッド・ヘッキンジャー)が事故を起こし刑務所にいると電話が入った。
愛する孫を助けようと保釈金1万ドルを送金するが、それは典型的な詐欺の手口だった。
犯人を突き止めてお金を取り返すことを決意したテルマは、施設に入っている旧友の老人ベン(リチャード・ラウンドトゥリー)を巻き込んで、施設にあった電動スクーターに乗って、リベンジ大追跡に出る。

『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたジューン・スキッブが、93歳にして初の主演。オレオレ詐欺に引っかかっても、泣き寝入りせず、立ち向かうおばあちゃんの奮闘を描いたコメディドラマ。
テルマ婆ちゃん❗️頑張った❗️
ついこの間(3月?)同じアメリカ映画で『ジェリーの災難』という詐欺に大金を取られた作品があった。定年まで真面目に慎ましく過ごしてきた男性が1本の電話で、スパイに仕立てあげられ、違法行為に加担させられた実在の事件を、被害者本人であるジェリー・シューが自ら脚本・主演を務めて映画化した作品。
内容が込み入っていて騙す方もお見事!と言いたいぐらいだったが、テルマのは本当に単純 オレオレ詐欺。だが自分のお金を取り戻そうと行動するエネルギーが半端ではなく、夢中になって応援した。