
🎬『ディーヴァ・フトゥーラ』ジュリア・ルイーズ・スタイガーウォルト監督/130分
ポルノ専門の代理店「ディーヴァ・フトゥーラ」を運営するリッカルド・スキッキ(ピエトロ・カステッリット)は、ポルノを通じて大衆文化に革命をもたらそうとする。
そこに 大学を卒業しジャーナリストになることを夢みるデボラ(バルバラ・ロンキ)は、なかなか仕事が決まらず、なんとかありついた職がディーヴァ・フトゥーラの秘書だった。
「ポルノは芸術」と主張するリッカルド・スキッキは自己中心的だが、彼の周りにはいつも華やかなスター女優たちがいて、その中には伝説的女優のチッチョリーナ、モアナ・ポッツィ、そして後にスキッキと結婚するエヴア・ヘンゲルがいた。
リッカルド・スキッキの一代記。ディーヴァ・フトゥーラのポルノ女優さんの素敵な姿態に見惚れるばかり。しかし成功の影で世間の冷たい目や自分たちの悩み苦しみがあった。
チッチョリーナさんは子どもの親権争い、モアナさんは政界進出を試みるが相手にされない。スキッキとエヴアの結婚生活は金銭トラブルなど、問題が絶えなかった。
それらを女性監督の目から優しさを持って丁寧に描かれていた。