アメリカ人のジョイ(タリア・ライダー)はボリショイ・バレエ団に入団を許されてス単身ロシアへ渡る。希望を胸にアカデミーに入学する。
そんな彼女を待ち受けていたのは、完璧さを求める教師ヴォルコワ(ダイアン・クルーガー)による厳しいレッスンだった。過激な減量や練習、ライバルたちからの嫌がらせなど、過酷な日々を過ごすうちに、ジョイの精神は追い詰められていく。

芸術の世界で第一人者になるには、口では言えないほど辛い苦しいことの連続だ。この作品に描かれていることはこの世界では「普通」のことだと思う。
彼女の人生よりも、この作品のバレーシーンが素晴らしいので、是非見ていただきたい。
★ ジョイ・ウーマックさんは、今はローザンヌバレーコンクールの審査員をなさっている。