意思に反して声が出たり、体が動いてしまうチックの症状が重い「トゥレット症」はフランスの神経科医によって138年前に報告されたが、今も治療法はない。
取材の始まりは2022年2月。仕事終わりの記者の自宅に出前を運んでくれたのが番組主人公でウーバー配達員の男性患者で、アプリに送られてきたメッセージには「声が出てしまうが許してほしい」と記されていた。
取材を進めるとトゥレット症患者は全国に多くいることがわかった。 体が動いてしまい面接を突破できない就活生。 治療のために海を渡った女性など、その多くが人の目が気になって家に閉じこもっている実態も見えてきた。
治す手立てのない病と闘いながら自立を目指す若者たちを追ったドキュメンタリー。

ミッキーのまわりの子にもチックの人がいたが、成長とともに治っていた。このドキュメンタリーを見るまで奇声
や体がチックになるのや、それをトゥレット症と言うなどは知らなかった。
子ども時代からいじめを受けたり、奇異な目で見られたりして成長した彼らも、就職、いやバイトさえもなかなか就くことができないでいる。
そんな中でも、ウーバーイーツで働く男性、ネットで自分自身を紹介したり、得意なパソコンでやっと就職が決まった方を映し出していた。