東京で働いていた赤嶺美花(松田るか)は認知症の父・悟(浅野忠信)の余命がわずかだとの知らせを受け、7年ぶりに故郷・沖縄県伊江島に戻ってきた。
美花はかつて母・町子(堀内敬子)が亡くなる間際に助けを求めてかけた電話を取らなかった父のことが許せず、父に対して心を閉ざしていた。
帰郷しても父との関係を修復しようとしない美花だったが、島の自然に囲まれて両親と過ごした時間を思い返すなかで、母が遺した日記を見つける。そこには……。

お笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリさんこと照屋年之が監督・脚本を手がけている。監督デビュー作の『洗骨』に続いて沖縄を舞台に描いている。