2024年11月01日
東京国際映画祭2024『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』『わが友アンドレ』
東京国際映画祭も4日目。毎日有楽町、銀座方面に通っている。一食分はサンドウィッチやサラダを作って持参しているが、今日は鹿児島県のアンテナショップの2階で「黒豚カツ定食ランチ」1500円を食べた。美味しかったーー。銀座で1500円とは。
昨日は牛丼屋さんに入ってスキヤキを食べたが、これも美味しかった。体のことを考えて外食は控えめにしていたが、銀座で外食癖が復活しそうだ。
🎬『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』近藤亮太監督/104分/アジアの未来部門/来年1月公開予定
一緒に山中で遊んでい弟の日向が失踪するという過去を持ち、現在は行方不明となった人間を捜すボランティア活動を続けている兒玉敬太(杉田雷麟)のもとに、母親から古いビデオテープが送られて来た、
そのビデオテープには日向がいなくなる瞬間が映されており、霊感を持つ敬太の同居人・天野司(平井亜門)は、そのテープに不吉なものを感じた。
もう一度この事件と向き合いたいと敬太は存在するはずのないある山の廃墟に向かう……。
日本で唯一のホラー映画の一般公募フィルムコンペティション「日本ホラー映画大賞」第2回大賞を受賞した近藤亮太監督の長編映画デビュー作。
久しぶりにゾクっとさせてもらった日本のホラー映画。忌まわしい過去「負」に引き寄せられるように進んでいく展開に、真の恐怖を感じた。
同居人で霊感の強い男性、週刊誌の女性記者など登場するが、それぞれが常識的に行動しているのも好感が持てた。
🎬『わが友アンドレ』ドン・ズージェン監督、脚本、出演/中国/111分/コンペティション部門
父親の訃報を聞いて慌てて飛行機に乗ったリー・モーは、同じ飛行機で中学時代の親友・アンドレを見つけた。すぐに声をかけたがアンドレは「人違いだ」とそっけない返事だった。それでも見間違いはないと思った彼は横に席に移動して話かけ続けていた。同じ故郷に行くらしいこともわかった。。
飛行機は大雪で違う空港に着陸したので二人は車で故郷に向かった。
途中でアンドレと話しているうちに、リー・モーは少しずつ過去の記憶を思い出していく。
時代を前後しなが進んでいくがわかりにくいところはなかった。この二人の性格、生活環境の違いが時代背景をバックに描かれていた
特に中学時代を演じるアンドレの子役が際立っていた。アンドレは貧しい父子家庭で父親からひどい暴力を受けている。だが学校では頭がよく自分の意思を曲げない反骨精神の持ち主。
リー・モーは彼にいろんなことを教えてもらって「今の自分」の一部分は彼のおかげとも感じている。
この偶然に会ったような不思議な出会いは……ここからは書けないが、切ない青春映画としみじみさせてもらった。
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