2024年10月29日
東京国際映画祭2024 『野生の島のロズ』『Underground アンダーグラウンド』
今日から東京国際映画祭。娘アパートからバスで新橋行きに早めに乗ってウキウキしていたが、このバスと東京都のゴミ収集車が接触(と言っても衝撃はなかった)事故で、降ろされて……一本目20分遅刻。初っ端から災難?だった。
🎬『野生の島のロズ』 クリス・サンダース監督、脚本/アメリカ/アニメーション部門(来年2月公開予定)
嵐の夜、人間をサポートするプログラムが搭載された<最新型アシスト・ロボット>が入った箱が、無人島に流れ着いた。
「私は ROZZUM(ロッザム)7134、ロズと呼んでください」「ご用件をどうぞ」と、誰もいない島で、起動したロズは命令を求め歩き出した。
島の動物たちから「怪物」呼ばわりされ、あてもなくさまようロズ。誰からも命令されない、過酷な野生の島では、ロズに組み込まれたプログラムは通用しない。
だが、そんなある日、ひとつの「出会い」でロズに思いもよらない変化が現れて……。
映画始まりは少し見逃したが、上出来のアニメ作品。機械的なロボット・ロズがある体験をすることで表情が出てきたり、野生する動物たちからの知恵や親切を受けて成長する過程が丁寧にユーモアを持って描かれていた。
中で歌われる歌も良く、吹き替えの歌手や声優さんは誰なのか今から楽しみにしている。
🎬『Underground アンダーグラウンド』小田香監督/83分/Nippon Cinema Now 部門/来年2月公開予定
『サタンタンゴ』『ニーチェの馬』の映画作家タル・ベーラ監督が後進の育成のために設立した映画学校「film.factory」で3年間学んだ後、卒業制作として作られた長編デビュー作『鉱 ARAGANE』『セノーテ』で世界を地下を題材に制作を続けている小田監督による新作。
暗闇の映画館で「暗闇」を凝視。音も時々聞こえるのはうめき声だけ。こんなのが20分ほど続く……「途中退場しようか」と思った次の瞬間、とつとつとした老人の声が響いた。
沖縄のガマで起こった惨事を語り出して「その時と同じ暗闇体験をしてほしい」とスクリーンをより一層暗くした。驚きと感動で鳥肌がたった。この数秒間の他は、沖縄の戦争体験の話、女の人のなんもない一人暮らし、地下鉄内部などが映し出されているが、その意味は理解できなかった。
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