2024年09月05日
あいち国際女性映画祭2024 『盛夏の聲』
詳しくは https://www.aiwff.com/2024/
🎬『盛夏の聲』チャン・ユーディ監督、脚本/中国/105分/日本初公開
戯曲学校で京劇を学ぶスン・シャオレイ(孫小品)、シー・ジアホイ(時佳慧)、シエ・ティエンシー(謝天賜)たちは、日々の厳しい訓練、演技、発声に励んでいた。
若い彼らが一番の関門である「致声期」はもう直ぐだ。特にシャオレイは不安を感じていた。女性である自身の性別に対して、どこか達和感を感じるジアホイ、京劇優の名家に育ったが、京劇に真に向き合おうとしないティエンツー。
それぞれに悩みを抱えながらも、3人の少年少女は15歳の盛夏を過ごしていた。
オープニング作品。中国語タイトルの 倒倉 は「変声期、声変わり」を意味する。そう言えばウィーン少年合唱団もこの声変わりで合唱団をやめたり、団に残って事務や世話係になる人がいると聞いたことがある。
男声は変化がわかりやすく、本人がいち早くわじゃるが、女声はわかりにくいので、そのじきに知らずにいると ずっと大人の声に成長できない恐れがある。
この 変声期 を人生の分岐点として扱ったこの青春映画。京劇の楽器、小道具、化粧、舞台裏など丁寧にみせてくれた。
★第26回ウディーネ・ファーイースト映画祭 コンペティション部門出品
★第26回上海国際映画祭「一帯一路」映画週間出品
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