Netflix『ジェニファーのしたこと』ジェニー・ポップルウェル監督/イギリス/87分
カナダの平穏な住宅地に住むベトナム移民のジェニファーから、両親が侵入してきた男たちに撃たれたと泣き叫びながら通報が来た。母親は死亡、父親は重症で意識不明。
唯一の目撃者ジェニファーから事情を聞く警察。痛々しいジェニファーの姿に彼女を守る女警官もついて、事情を聞いていくが……。
題名からピンと来てしまうが、最初、ジェニファーが警察に助けを求める言葉に?と思った。「両手を縛られ、階段の手すりに体ごと縛られている」と言ったので「両手縛られて、どうやって電話しているのかな」と思い、自作自演の事件と確信した。
でも実際の取り調べやその時の彼女の表情、動作がドキュメントとして「そのまま」使われていること。ドキュメンタリーでも声だけとか、事件が解決してから(刑が決まってから)その時の気持ちを犯人が語るのはあるが、警察が保管するはずの、そのままズバリはなかった。
だから、そのことが気になって最後まで見た。
ジェニファーはピアノが上手くコンクールにも多数出ていた。ピアノ教師も褒めていた。どうして音大に進学の道を選ばなかったのかとやりきれない気持ちになった。
2024年06月04日
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