🎬『方舟にのって イエスの方舟45年目の真実』佐井大紀監督/71分/センチュリーシネマにて
1980年、東京・国分寺市から10人の女性が突如姿を消したと報道される。彼女らを連れ去ったとされる謎の集団「イエスの方舟」、その主催者・千石剛賢は、美しく若い女性を次々と入信させハーレムを形成していると世間を騒然とさせた。
2年以上の逃避行の末、千石が不起訴となり事件には一応の終止符が打たれる。
しかし彼女たちの共同生活は45年たった今もなお続いていて「宗教ではない。聖書を道標に勉強している会」と女たちは言う。
当時の騒ぎは覚えている。のちに水商売で生活費を賄っていることも知っていた。でもそんなお店にお客さんが来るのだろうかと不思議に思った。でもこのドキュメンタリーを観て現実の生活のことがよくわかった。
あまりにも一致協力で仲良く、みんな真面目でしっかり自分の考えを持っているので、今も10人前後で「新しい人」はいない。男の人もいない。方舟に乗れるのは最初から女たちだったのか、希望者はいなかったのか、もう一歩踏み込んでほしい部分もあった。
もしミッキーの娘が入りたいと言って家出までしたら、どうするかと考えてしまった。
★日本のキリスト教徒の視点からも聞いて欲しかった。
★音楽の付け方が大仰だった。
2024年03月25日
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