近未来に起こる太陽系消滅に備えて、地球連合政府は1万基に及ぶロケットエンジンを使い、地球を太陽系から離脱させる巨大プロジェクト「移山計画」が始動！
人類の危機を目前にして、各国の思惑や、内紛、争いが続く中で、危険を恐れず立ち向かった人々がいた。
亡き妻への想いを胸に、宇宙へと旅立つ飛行士・リウ（ウー・ジン）、禁断のデジタル技術によって、事故死した娘を蘇らせようとする量子科学研究者・トゥー（アンディ・ラウ）、そして、大きな決断を迫られる連合政府の中国代表・ジョウ（リー・シュエチェン）。
多くの犠牲を払いながら、地球と人類の希望を懸けた最終作戦が始まるが……。
中国の経済状況にかげりが出てきたというニュースを昨日聞いたばかり。中間層の人たちに中国脱出が続出しているとも言っていた。だが、この超大作を観るとそんなニュースが嘘のようである。
錚々たる大スター、惜しみなく使われていそうな制作費（65億円）。原作は超ベストセラーになって、SF界のノーベル文学賞と呼ばれるヒューゴー賞をアジア人として初受賞している。SF小説「三体」のリウ・ツーシン。
映像技術、人情味ある人間関係、国々の政治事情などバランスよく作られている。
