🎬『瞳をとして』ビクトル・エリセ 監督、原案、脚本/スペイン/169分/2月9日より TOHOシネマズシャンテ他にて全国順次公開
映画「別れのまなざし」の撮影中に、主演俳優フリオ・アレナス(ホセ・コロナド)が失踪した。
それから22年。その時の映画監督で、フリオの親友でもあったミゲル(マノロ・ソロ)は、かつての人気俳優失踪事件の謎を追うTV番組「未解決事件」から出演依頼を受ける。番組に協力するミゲルだったが、次第にフリオと過ごした青春時代や自らの半生を追想していく。
そして番組終了後、一通の思わぬ情報が寄せられた。「フリオによく似た男が海辺の施設にいる」と……。
『ミツバチのささやき』で知られるスペインの巨匠ビクトル・エリセの31年ぶりの長編映画。元映画監督と失踪した人気俳優をめぐって繰り広げられるヒューマンミステリードラマ。
「フリオによく似た男が海辺の施設にいる」とあらすじに書いてあったが、そこまでいくのに1時間35分もかかった。それまでじだい、場所、映画の中、私生活と多岐に渡るので混乱した。だがその後の40分ほどが、ビクトル・エリセ❗️と頭が下がった。
★『ミツバチのささやき』で当時5歳で主演したアナ・トレントがフリオの娘アナ役で出演。
★後半に出てくる黒い犬。飼い主と犬の自然な関係、きめ細やかな犬(名前はカリ?)への配慮、主を慕うちょっとした目の動きなど見事なワンちゃんだった。本当の飼い主かもしれない。そうじゃなかったら名優犬だ。
2024年02月02日
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