🎬『ファミリー・ディナー』ペーター・ヘングル監督、脚本/オーストリア/97分/ミッドランドスクエアシネマにて
ふくよか過ぎる体型で悩む10代の少女シミー(ニーナ・カトライン)は、かつて著名な料理研究家で栄養士だった叔母クラウディア(ピア・ヒアツェッガー)に、ダイエット指導をしてもらうため、山奥の一軒家にイースターの休暇を利用して訪ねて行く。
叔母の家には叔母の新しい夫シュテファン(ミヒャエル・ピンク)、従兄弟のフィリップ(アレクサンダー・スラデック)が暮らしていて、叔父は得体が知れなくて、従兄弟はジミーと同じ部屋ということもあって機嫌の悪い少年だった。
叔母の食事指導は過激で、途中で挫折しそうになるが……。
山の中の大きな家なのに青春期の男女を一部屋で寝かせるなんて……、この始まりで「この叔母さん、変」とわかってしまったミッキー。しかも強烈に信仰する宗教、溺愛する息子への異常な執着する叔母。昔はダイエット本が当たって有名になったが過激な性格で今では無職同然。
家庭では夫も息子も押し黙っていて(でも、いつ爆発するかヒヤヒヤした)不気味な雰囲気満載。ホラー度は中程度だが、結末にはぞっとした。
2023年12月09日
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