2023年12月03日

それは、1955年アメリカ・ミシシッピー州で起きた 12月15日公開『ティル』

🎬『ティル』シノニエ・チュクウ監督、脚本/アメリカ/130分/12月15日よりTOHOシネマズ シャンテ、伏見ミリオン座他にて全国ロードショー公開

メイミー・ティル(ダニエル・デッドワイラー)は黒人のシングルマザー。14歳の一人息子エメットと実母アルマ(ウーピー・ゴールドバーグ)とシカゴの一軒家で穏やかに暮らしていた。

エメットは夏休みをミシシッピの伯父さんのところに行くことでウキウキしていた。南部の黒人差別を知っているメイミーは不安でたまらなかったが、アルマから「もう14歳だよ。過保護にしないで」と言われて、本人に注意を促して旅出させた。

ところが、心配は的中……白人の経営するコンビニのレジ係の女性(ヘイリー・ベネット)に話しかけたり、口笛を鳴らしたりしたので、その晩に白人の男たちから連れ出されて、拷問のうえ、殺された。

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メイミーはエメットの拷問された後で川に流された遺体を棺桶の蓋をしないで皆に見せ公表した。その後、人種差別の残酷さを訴えて公民権活動家になる実話。

製作にも加わったウーピー・ゴールドバーグさんはあまり出番はなかったが自然体で老婆を演じていた。映画を見慣れていない人も(酷い場面も工夫されていた)、こんな時代があったということがよくわかるように作られていた。

ちょっと気になるのは衣装が頑張りすぎ。7、8回メイミーは着替えていたが、どれもちゃんと色合わせなども完璧で上流階級風のもの。精神的に打ちひしがれた人にしてはおしゃれを心得ている装いには違和感があった。
posted by ミッキー at 09:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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