2023年11月15日

ケース・モンマは日本贔屓 11月25日公開『マイ・ファミリー 自閉症の僕のひとり立ち』

今日は午後から3作品の試写があったが、みな告知日が先で今日は紹介できない。みな楽しめたので久しぶりの3作品には満足した。

🎬『マイ・ファミリー 自閉症の僕のひとり立ち』モニーク・ノルテ監督、脚本/オランダ/83分/11月25日より新宿K's cinema、シネマスコーレ(日にち未定)他にて全国順次公開予定。

自閉症である42歳のケース・モンマは、両親のサポートを受けながら実家の離れで「半分自立」して暮らしている。

彼の両親は80代。今まで頼り切っていた母に認知症の兆候が現れ始めて、安心を与えてくれるはずだった両親の変化を目の当たりにしてパニックに陥るケース。

自分たちの亡き後も息子に安心な暮らしをさせてあげたいと願う両親。モンマ家で起こる出来事を丁寧に描きながら、モンマも自立を目指す姿を、ユーモアを交えながら描かれている。

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EUフィルムデーズ2023で『ケースがはばたく日』という題名で初上映された時の評。監督、ケースさんも来日。

自閉症の息子が生まれてから、両親にとっては常にケースが生活の中 心であった。特に母とは二人三脚で暮らしてきた。ケースにとってもその存在なしで生きていけるだろうか。

監督さんとケース・モッマさんご登壇❗️大きな拍手で迎えられた。通訳を通じてお話するケースさんもお声の出し方に無理はなくて姿勢がとても良い。手は前に添えて(歌をうたうように)、まるで用意してきたように話してくれた。

前作の『ケースのためにできること』でも監督さんにむかって「うちにくる時はミニスカートはやめてほしい、気が散ってしかたない」「扉を閉める時は静かに」と伝えていたが、今作でも内装業者の相槌の打ちかたや父といるだけでイライラするなどハッキリと相手に伝えていた。

だが、ちょっと苦手なタイプの父親が数週間入院して退院した時の喜ぶ様子は凄まじく「あー、良かった、もと通りのパパだ、もっと萎んでいると思った」と大歓喜していた。

自分が1人になったらどうすればいいか という大きな不安に時々襲われて気弱になるが、実の兄夫婦、介護の方と上手く折り合っていけること祈りつつ見終えた。
posted by ミッキー at 08:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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