2023年11月12日

題名の付け方、ピカイチ❗️11日17日公開『コーポ・ア・コーポ』

🎬『コーポ・ア・コーポ』仁同正明監督/97分/11月17日よりTOHOシネマズ日比谷、ミッドランドスクエアシネマ他にて全国ロードショー公開

昭和レトロな雰囲気を残す大阪の安アパート「コーポ」が舞台。年齢も性別も職業もバラバラだが、共通するのは住民たち全員が『訳あり」ってこと。


家族のしがらみから逃げてきた25歳のフリーター辰巳ユリ(馬場ふみか)、女性に貢がせて生計を立ている中条紘(東出昌大)、工事現場で働く日雇いの若者石田鉄平(倉悠貴)、「コーポ」の空き部屋で怪しげな商売をする老人宮地友三(笹野高史)、いつも人を見るとタバコの交換をねだる女(藤原しおり 別名・ブルゾンちえみ)らと共に日々暮らしている。

そんなある日、コーポで暮らす老人山口が首を吊って死んでいるのを宮地が見つける。住民たちはそれぞれの人生を思い返していく。

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(C)ジーオーティー/岩浪れんじ

イタリア語の音楽用語に「ポーコ・ア・ポーコ」があって、意味は少しずつ。今月17日に公開される題名を、もう小1年前から知っていて「しゃれた題の映画だけど、どんなのかな」と興味を持っていた。イタリア語の少しずつという意味も、この作品に通じていて題名の付け方で、うんとポイントが上がった。

住民各々の「訳あり」部分は書かないが、監督さんの演出力に驚いた。例えば、爪切りを貸すとき、爪が残っていないかトントンと払ってから渡したり、車のプレートナンバーが9766(苦難)だったりして、深読みミッキーには満足いくものだった。監督さんの過去作品は見ていないが機会があったら見てみたいと思った。

posted by ミッキー at 11:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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