
🎬『首』北野武原作・監督・脚本・編集/131分/ガラ・コレクション部門/11月23日公開
時は戦乱の世。天下統一を目指す織田信長(加瀬亮)は、毛利軍、武田軍、上杉軍、京都の寺社仏閣と激しい戦いを繰り広げていた。そんな中、家臣・荒木村重(遠藤憲一)が謀反を起こし姿を消す。怒り狂った信長は、明智光秀(西島秀俊)や羽柴秀吉(ビートたけし)ら家臣を集め、自分の跡目をちらつかせ荒木一族の打首と村重の捜索命令を下す。
秀吉は弟・秀長(大森南朋)や黒田官兵衛(浅野忠信)と案をねり、元・忍の芸人で千利休(岸部一徳)の配下・曽呂利新左衛門(木村祐一)に村重を探すよう指示する。秀吉はこの騒動を利用して信長と光秀を陥れ、自ら天下取りを画策する。
『アウトレイジ 最終章』(2017)から6年ぶりに公開される北野武監督作品。今年5月、カンヌ国際映画祭の「カンヌ・プレミア」で上映され、スタンディングオベーションが沸き起こった話題作。
加瀬亮の三河弁・信長、せっかちでちょっと年寄りのビートたけし・秀吉、思慮深い浅野忠信・黒田官兵衛、芸人の木村・曽呂利新左衛門それぞれが個性的に描かれていた。当時の男色シーンも見もの。
まさに「本能寺異聞)公開を「首」を長くしてお待ちいただきたい。