🎬『イノセンツ』エスキル・フォクト監督、脚本/ノルウェー、デンマーク、フィンランド、スウェーデン/117分/ミッドランドスクエアシネマにて
『イノセンツ』エスキル・フォクト監督、脚本/ノルウェー、デンマーク、フィンランド、スウェーデン/117分/ミッドランドスクエアシネマにて
夏休みにノルウェー郊外の住宅団地に、両親と共に引っ越してきた9歳の少女イーダ(ラーケル・レノーラ・フレットゥム)と、自閉症で口のきけない姉のアナ(アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ)は、同じ団地に暮らす少年ベン(サム・アシュラフ)や、女の子アイシャ(ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム)と親しくなる。
ベンは強く念じれば、手で触れなくても小さな物体を動かせる不思議な力があり、アイシャは自閉症のアナと離れていても思っていることがわかる能力を秘めていた。
北欧発の子どもたち4人のサイキックスリラー。
ほぼ宣伝や予告編もない作品だったが、4人の子どもたちが凄すぎる❗️それぞれがノルウェーのアカデミー賞と呼ばれている「アマンダ賞の最優秀主演女優賞や最優秀主演男優賞」にノミネート。
大規模な団地という場所には、地下、階段など、人が来ない、見えないところがたくさんあって、そこが大方の舞台。
そこでベンが中心となって危険な遊びをする。時には目を背けたくなる場面もある。
子がやることが人間の命まで脅かすものになってくるストーリーにホラー的な要素もたっぷりあって、ミッキーにとってちょうど良い暑気払いとなった。
★全編を通して『音響」「整音」が素晴らしく音の重なり合いも意味ありげに聴こえた。
★
4年ほど前まで2月の寒ーい時に渋谷ユーロスペースで「北欧映画祭」をやっていた。日本初上映で質の良い作品ばかりで「年のはじめの一番最初のお楽しみ映画祭」でもあった。再開してほしい映画祭だ。
2023年07月28日
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