2023年07月26日

オンラインでSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023(5)『エフラートゥン』短編『A nu / ア・ニュ ありのままに』

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🎬『エフラートゥン』ジュネイト・カラクシュ監督、脚本/トルコ/103分/日本初上映

亡き父の時計修理の店を引き継いだエフラートゥン(イレム・ヘルヴァジュオウル)は美しい女性だが幼い時から目が見えない。時計の修理は手の感覚や音で的確な修理を行っていた。

彼女はかつて黄色の傘を貸してくれた男性の声に恋をしていたが、わかるのは「声」だけが頼りだ。

そんなある日、店にその男オフラズ(ケレム・バーシン)が父の形見の時計を持って来店した。男は傘工場を営んでいて趣味は写真。2人はだんだんと痛しくなっていく。

男には妻がいるがエフラートゥンに会う前から別れる話をしていたが、目の見えないエフラートゥンと結ばれることは男の母親が承知しなかった。

正統的な恋愛映画。美しいエフラートゥンは一人暮らしで使用人もいない。お掃除も料理も生まれ育った家だからなんとか暮らしていってる。でもあの美しい目の化粧、形よく整った眉、センスの良い洋服などどうやって「美しさ」を保っていたのか疑問。その疑問がどんどん膨らんでいくばかり……。


🎬『A nu / ア・ニュ ありのままに』古賀啓靖監督/18分/世界初上映

お菓子作りが得意な高校男子の千晴は、周りの女の子からホワイトデーに手作りのお菓子のお返しを期待されている。

たくさん作ったお菓子を配っていたが、本命の一番渡したい相手・祐加にあげようと思っていたお菓子を、他の女の子に取られてしまう。

渡すことを諦めた千晴は今日中に渡せば良いと夜遅くに作り始めて……。

短編アニメ。なんでもない青春の一コマ。絵柄は一見、どこにでもありそうなキャラクターだが、よく見ると、目の瞬き、口元に特徴があって不思議な魅力があった。短編では、これが一番心に残っている。

★古賀啓靖監督は立命館大学映像学部在学中に2年間、ほぼひとりでこの作品を完成させた。 









posted by ミッキー at 21:06| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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