2023年06月19日

EUフィルムデーズ2023(7)『アイスマイヤー曹長の選択』『恋するアナイス』

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🎬『アイスマイヤー曹長の選択』ダーヴィト・ワーグナー監督/オーストリア、ドイツ/87分/日本初上映

規律と秩序が信条の妻子持ちのアイスマイヤー曹長(ゲアハート・リーブマン)は厳しい訓練将校。しかし、自らゲイであることを皆にカミングアウトする新兵・ファラク(ユリア・コーシッツ)に惹かれ、性的指向を隠してきた 彼は激しく動揺する。

訓練将校として尊敬されている今の姿を守るのか、それとも自分の心と欲望に従うのか……。


🎬『恋するアナイス』シャルリーヌ・ブルジョワ=タケ/フランス/98分

「16世紀における情熱」についての博士論文が思うように進まず、将来も恋 愛も見通しが立たないでいる 30歳のアナイス(アナイス・ドゥ ムスティエ)は、ダニエ ルという年配の男性とつき合い始めるが、その妻である小説家・エミリー(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)に魅了されていく。


上記2作品はLG映画。このところ多くの作品でLGBTが取り上げている。全編に表れているより一部分で描かれている作品を合わせると10本中、3本はあるように感じる。

地元愛知県で「あいち国際女性映画祭」が毎年開催されているので自然と「女性監督作品」に気が向いてしまうが、その割合は10本中、2本もない。それが「LGBT」はここ2年ぐらいで目を見張る勢い。

で、上記の2作品だが『アイスマイヤー〜』は事実が基になっていて、最後にはご本人たちが軍服で結婚式の様子が映し出される。そういう事実は素晴らしいが、悩みに悩んで苦しんでやっと告白したという時間が描かれていないし、曹長の幼い息子との対話が気に障った。

『恋するアナイス』は多動性で落ち着きのない30歳の女性の物語。支離滅裂な行動で、正直、フランスがこんな作品を出して来て❗️と思った。オンラインで監督トークがあったが20人ぐらいの方がサッと帰られた。


posted by ミッキー at 21:59| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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