🎬『逃げきれた夢』二ノ宮隆太郎監督、脚本/96分/伏見ミリオンにて
北九州の定時制高校で教頭を務める末永周平(光石研)は元教え子の平賀南(吉本実憂)が働く定食屋で昼食を食べるが支払いを忘れて出てしまう。後から追いかけて来た南に言われて驚いて財布から札を出すが、それも渡し忘れて財布と一緒にしまってしまう。
家庭では妻との仲は冷え切り、娘・由真とは必要最小限度の会話しかない。無理に会話しようとすると怪訝な顔をして「何かあったの?」と言われる始末。
さらに旧友・石田(松重豊)との時間も大切にしていなかったことに気づき、早速、飲み屋に誘い、酒を酌み交わすが……。
映画予告が面白かったので期待していたが、生っぽくて気持ち悪かった。光石研も松重豊も良くなかった。
ほぼ音楽なしで進んでいくが、「音」の救いが欲しいと思った「稀」な作品。
払い忘れた代金をもらおうと追っかけて来た南、先生が出したお札をまたしまってしまったら「先生、まだ貰ってないよ」と言えばいいのに、黙っていて、後から「あの時のこと、警察に言えば、懲戒免職だね」と言わせて、脅し紛いの嘘をついている。
映画の終わり方も唐突で、白いスクリーンに白っぽい文字で役者名が出てきてびっくりした。
★光石研と実の父親の共演もあまり意味がないように思えた。出番は一瞬だったが高校生のふしだらな?カップルの男子生徒の物言いや目力が気に入った。
★九州の方言も耳障りな時があった。
2023年06月10日
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